コノシメトンボ ~ ノシメって? ~
コノシメトンボの♂
こちらが♀
♂♀どちらにも翅の先端に、こげ茶色の斑があり、これを「ノシメ斑」とも呼びます。
漢字では「小熨斗目蜻蛉(このしめとんぼ)」と書きますが「熨斗目」とは、一言で言えば「2トーンの着物」・・・これじゃ略しすぎかな?
江戸時代に流行した着物の模様なんだって! よく時代劇で、老中の皆さんが正装で登城した時、裃(かみしも)の下に着ているのをTVで見かけるけど、思い出した?
じゃあ「遠山の金さん」が、よくお裁きの時に着ていた着物と言えばわかるかな?
熨斗目模様の着物を右半分脱いで「おうおうっ!この桜吹雪がすべてをお見通しでい! よもや覚えがねえとは言わせねえぜい!!散らせるもんなら散らしてみやがれ~~!!」の決め台詞!! ※ちなみに遠山の金さんは実在の人物です。
腰のあたりや袖の先に太い横のラインを配置した大胆なデザインで、それがノシメトンボの翅の先のこげ茶の斑紋と似ていることから、こんな名前が付いたんです。命名者の感性がキラリと光る素敵な名前です。
別に「ノシメトンボ」というのがいて、それよりも小型だから「コノシメトンボ」。
連結飛翔で仲良くお散歩
左から♂がやってきました。
どうやら仲良しペアに焼きもちを焼いて、冷やかしに来たようです。
「ヒューヒュー、かわいいネエチャンを連れちゃって、ええやんけ~!!」
彼は先ほどまでペアでいたのに、♀に振られてしまって自棄になっているようです。
邪魔者がいなくなったので産卵開始
コノシメ君たちは「打水産卵」という方法をとります。
ノシメ模様がものすご~く魅力的!!
今年もたくさん子孫を残してね~~!!
熨斗目って着物の模様なんですね。
返信削除[2トーンの着物] (^^)
コノシメ君は綺麗な赤とんぼ♬
ワンポイントのアクセントが、ものすご~く魅力を引き出してます!
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