ケアシノスリ ~ 魅惑のすね毛 ~
ノスリ君の足の様子はこんな具合です。
拡大すると、跗蹠(ふしょ) すなわちヒトでいうとカカトから足指までの部分・・・には毛がありません。
こちらが今回主役の「ケアシノスリ」君
これじゃ分かりにくいかな?
趾(足指)まで、カッコイイ縞々模様のレッグウォマーを履いてます。
今どきの若者はすね毛や腕毛を抜いてしまうようですが、どうして? ケアシ君にとっては、この部位にはどんな意味があるんだろう?
どこを調べても出てこないと、知りたくなるのが人情ってもんです。通常の想像だったら、例えばこの羽毛で獲物から逆襲された時にケガをしないように守る役目!
いやいや、そんな説じゃ当たり前すぎて面白くありません。もしかしたらセックス・アピールとして競っているのかも?! 縞々模様をより太く!とか、すね毛をもっと長くしてカッコよく! とか、ちょっと羽毛をカールさせちゃう・・・とかネ!?!?
すね毛が邪魔をして、せっかくの頭かきが見えないぞ~!
ちらっと左の指先が見えてるけど、これじゃダメ~!!!
その数時間後に、ようやく正面を向きながら「直接頭かき」を見せてくれました。
これなら、我が「頭かき」のリストに充分に記録できます! やったね~!!
こちらは虹彩が薄黄色なので幼鳥です。
幼鳥といっても堂々とした風格があって、ノスリ君とは一味も二味も違います!!
成鳥になると、虹彩は暗褐色に変化します。
ヒトの眼球は約2.4㎝ですが、大型のワシの眼球もほぼ同じ大きさ。
ヒトと彼らの頭のサイズを比べたら、鳥がいかに巨大な目を持っているのかがわかるでしょう。
視力は、眼球の奥にあって光や色を感じる「錐体細胞」の密度が影響します。その密度が高いほど視力がいいのです。
ヒトは網膜の中心あたりに、1平方メートルあたり約20万個の錐体細胞を持っているのに対して、ノスリでは100万個もの細胞を持っているのです。
だからノスリの視力はヒトの4~5倍、これをわかりやすく言うと、ヒトが5m先の100円玉を見つけるとしたら、ケアシ君なら25m先からでも見つけてしまうのです。
こんなスゴイ視力でジ~ッと見つめられたら、あなたのハートもズッキュ~~ン!!
私はアラを見つけられるんじゃないかとヒヤヒヤ・・・。
冬鳥として、少数が大陸から渡ってきます。
また近いうちに会おうね~~!!
人の4~5倍の視力!
返信削除ケアシノスリ君に見つめられたいですね~(^^)
幼鳥の目より成鳥の目の方が可愛く見えますね。
縞々模様のレッグウォーマーがお洒落に見えます♬
猛禽類のなかで暗褐色の虹彩と言えばフクロウやチョウゲンボウなどですが、どれもものすご~く可愛い顔に見えますよね!
返信削除ケアシノスリと言えばメッカは石川県の河北潟などが有名ですが、このように魅力的な鳥は毎年とは言わないまでも、近隣でも出てほしいものです。