チュウヒ ~ Mr. Harrier ~
「チュウヒ」という言葉自体が聞き慣れないのに、漢字で書くと「沢鵟」。う~んさらに意味不明に!
「鵟」は「ノスリ」と読みます。よって「沢に棲むノスリ」。この場合の「沢」とは水が浅く溜まった所、または草木が生えている湿地・・・という意味です。
虹彩が茶色なので幼鳥。
チュウヒはアシ原のある河川敷、沼沢地、湖沼、干拓地などで、主としてネズミ類や小鳥などを捕食します。
こちらも幼鳥
成鳥 足はうらやましいほど長いです。
何と何と、この個体の右足には足環がついていました。
チュウヒは個体の色変化がものすご~く多い鳥。
私の友人に「チュウヒ大好き」・・・というよりも「チュウヒ・フリーク」がいるのですが、干支に関係なく毎年「チュウヒ」の年賀状を送ってくるのです。そりゃもう徹底しているので、かえって好感が持てます。やはり色変化に惹かれるのだそうな!
今まで見た中で、もっとも美しいチュウヒがこちら!
翼下面が真っ白です!
このような個体は、以前は一般的には「大陸型」と呼ばれていました。
ヒトは飛行機などによく鳥の名前を付けました。特に戦闘機には Eagle(イヌワシ)、Falcon(ハヤブサ)、Goshawk(オオタカ)など猛禽類の名前が多く付けられています。
「チュウヒ」は英名では「Eastern Marsh Harrier」と言います。
動詞の「harry」には「敵や獲物を執拗に攻撃する」という意味があります。
この「Harrier」で思い当たるのは、英国の戦闘機で「垂直離着陸戦闘機 ハリヤー」。
アシ原すれすれを浅いV字型で飛んで、獲物を見つけるとスッと舞い落ちる・・・そんな行動からこの戦闘機も命名されたとのことです。
チュウヒの色変化には驚きます!!
返信削除別の鳥を見ているようです!!
チュウヒの写真を集めると、驚くほどの個体差があります。
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