オジロトウネン ~ シックで控え目だけど、ちょこっとだけ珍鳥 ~
英名は「Temminck’s Stint」
「Stint」とは「Sandpiper」と同じく、小型のシギのことを表します。
英名の由来は、学名の「Calidris temminckii」すなわちテムミンクのシギ。
「temminckii」はオランダの分類学者の名前をとったものです。
日本で見られるスズメほどの大きさのシギ類で、トウネンの名前がつくのは3種類だけ。
「トウネン」ほどの数がいるわけでなく、ちょこっとだけ珍鳥。
「トウネン」は旅鳥で春と秋にしか見れませんが、こちらは越冬する個体もいるので冬でも見ることができます。
ただし、ほとんど目立たず、控えめに目立たぬように暮らしています。・・・まるで我が身を見ているよう!
探す時には、端っこで固まっている場合もあるので見逃すことのなきように要注意ですぞ!
幼鳥の雨覆の白い羽縁の内側には、「黒くて逆Eの字型」の模様があります。
もっとわかりやすく覚えるなら「イカリ模様」。そう、船の「錨」です。似てるでしょ?
これを「サブターミナルバンド」と呼びます。今回はこの呼び名を覚えておきましょう。
数種類のシギに出ます。
ちなみに、一番外側の白い羽縁(外縁)のことは「ターミナルバンド」といいます。
参考までに、コオバシギの幼鳥にも「サブターミナルバンド」がくっきりと出ています。
羽伸ばしをしてストレッチ う~ん気持ちよか~~!!
尾羽に注目!! 左右の外側の2枚は白です。
これが和名の「尾白当年」の名前の由来。
「オジロトウネン」・・・これを略して「ジロネン」と呼ぶ人も。
「当年」というのは「この年の生まれ」という意味で、「1歳児のように小さい鳥」ということから名づけられました。
ピンぼけでも「直接頭かき」の証拠写真としては何とか使えそう!
次回のチャンスにはハッキリ&クッキリを撮ることに!
最後に一言! 地味な鳥のことを「地味~!」と言ってはいけませぬ! あなたに語彙力があり、なおかつ鳥のことを愛しているなら、ここは是非「シックな色合い」だとか「ハイセンスな配色」と言い換えましょう。
今でこそ「ファッションセンター しまむら」は、けっこう粋なファッションを売っていますが、かつてはジジババが通う安価で地味な服ばっかし!
でも現在では、デザインにパリやロンドンのトレンドを取り入れているということで、ピチピチの若い娘がそんな服を着ると、ハイセンスな乙女に変身!・・・ということで、若者にも人気の店になっているのです。
ちなみに、「しまむら」で購入したもので全身のコーディネートを整える人を「しまラー」と呼ぶんだそうな!! そう言えば、かつて一世を風靡したプロゴルファーの横峯さくらちゃんもしまむらの大ファンだとか言ってたな~
さてさて、そんな「しまむらファッション」をあなたが着ると、周りからの評価は「げげ~っ、じみ~、じみすぎじゃん! それじゃ、オバンみたいじゃん!」と言われるか「わお~、すっごくシックでいいね~」と褒められるか、どっちかな?
ジジババよ、もっと自信をもって着こなそうぜいっ!! ヒトは中味で勝負じゃっ!!
[サブターミナルバンド]は幼鳥だけにみられるんですね。
返信削除黒い逆Eの字型がハッキリ分かります\(^_^)/
スズメ大の小さなオジロトウネン。
シックで控え目🎶可愛いです🎶
でも見つけるのは大変ですね。
珍鳥はヒトから教えてもらったのを見るよりも、自分で見つけた方がものすご~くうれしくなります。
返信削除普通種をいつもしっかりと見ていれば「あれ?この鳥って何かちがう~~」と気づくはず!