学力テスト Vol.390-4 その解答 マガン ~ 白いおでこ ~ その1

 マガン ~ 白いおでこ ~ その1

 宮城県の伊豆沼は浜松からは約700kmと、遥か彼方のマガンたちの越冬地。それでも毎年、11月頃になると胸がドキドキ高鳴ってきて、どうしても行きたくなってしまいます。

 今回は夕方のガンたちのねぐら入りからご紹介。この日の日の入りは16:32 ねぐら入りを見るなら「伊豆沼」よりはこちらをおススメ。ここ「蕪栗沼には余裕をもって、その20分ほど前には到着することに。

茜色の夕焼け空の中をガンたちがねぐらの蕪栗沼に帰ってきました。
蕪栗沼の上空までは「雁行」で隊列を組んで飛んできます。これはまだまだ序章。

蕪栗沼を目指して東西南北から、続々と飛んできます。
そのあまりの数の多さに圧倒されてしまいます。

 ホントは写真なんて撮っている場合じゃないんです。そんなのはあと回し!!
見ているだけで胸がジーンと熱くなってきます!

蕪栗沼の上空につくと、それぞれがバラバラになって降りてきます。

その様子はまるで落ちてくるような飛び方なので「落雁」と呼ばれます。

東の空にはうす雲にかかった月が出ています。

 これが先日の皆既月食のように赤かったら言うことなし!・・・ですが、ぜいたくを言ってはキリがありません。さて、すでに日没を過ぎました。

日没の10分後、月をバックに。
イメージとしては映画「ET」のようなのを撮りたい!!

なかなか月の前を通ってくれませんが、何とか撮れたようです。

日没20分後、ほぼ90%ほどのガンたちが沼に降りたようです。
暗くなってもガンたちの鳴き声がおさまる様子はありません。

 この中にはマガン以外にヒシクイやシジュウカラガンも混じっているはず!! 明日は誰と会えるかな?

 翌朝の日の出は6:06 その1時間前には到着していたいので、宿の出発は4時半!!
よって、今夜はあまり遅くまで飲んだり騒いだりしてはいられませぬ!

ここは「伊豆沼」の獅子ヶ鼻
マガンたちの朝の飛び立ちを見るのにはNo.1のおすすめスポット!!
まだ日の出前ですが、チラホラと気の早いマガンたちが飛び出していきます。

太陽がチラッと頭を出しました! 
マガンたちのざわつく声が少々大きくなってきました。

一瞬 静かになったと思ったら、突然 奥の方で大群が一斉に飛び立ちました!

その数は約5万と言われます。

その多くがこちらの方へ向かってきます!

あわわ~~ 頭上を通過!! ただただ、その迫力に唖然!! 

 隣で友人が感動のあまり、写真も撮るのも忘れて泣いています!! 
そりゃそうだよねっ! 無理もありません! 初めてここに来て、こんなシーンに遭遇したら心を揺さぶられるに決まってるんだから!! 写真なんか撮るより、心にしっかりと焼き付けるのが先なんだから!! 友人の目に光る涙は、ごくごく自然の成り行きなのです!!!

 泣けちゃうほどに感動!?!? うんうん、わかるわかるよ、その気持ち! すっごくよくわかる!! オイラも初めてこの光景を見た時は感動で激涙したもん!! 

※「残したい日本の音風景100選 伊豆沼」で検索してみてください。
現場の臨場感とは比べ物にならないけど、多少なりとも伝わるかも?!
























2 件のコメント:

  1. 蕪栗沼のねぐら入りの光景、伊豆沼の飛び立つ光景、
    どの写真もとっても感動します\(^_^)/
    [月と雁]ばっちり!ブラボー(^_^)V
    検索して見ました!
    凄い数の羽音鳴き声荘厳な感じ受けます。
    現地で見たら想像絶する感動でしょうね!

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  2. 是非とも訪問してください。行かなきゃそんそん!!

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