マガン ~ 白いおでこ ~ その2
漢字では「真雁」まさにガンの中のガン、代表種ということです。
学名は「Anser albifrons 」で白い額のガン。英名では「Greater White-fronted Goose」といい、おでこの白いガン。中国名でも「白額雁」。ロシア語も「гусь белоловый」で、これも白い額のガンという意味なのだそうな。
元々の名前は鳴き声に由来して「かり」という名前でしたが、鎌倉時代の軍記物語で、語調を強めるために「がん」になったという、いきさつがあります。
マガンの成鳥は「直接頭かき」
幼鳥だって、そのDNAを受け継いで「直接頭かき」
いつも家族で仲良く行動しています。
左のおでこが白くないのが幼鳥。
右が幼鳥で、左の2羽が成鳥です。
2022年の全国ガンカモ調査の結果では、渡ってきたマガンの総数は195,005羽で
そのうち181,510羽・・・何と93%が宮城県でのカウントなのだそうな!!
宮城県の資料で見ると、2022年(R4年)1月の調査では、伊豆沼:52130、蕪栗沼:112573羽、毛女沼:15751羽とのこと。今年は蕪栗沼が多いなあ・・・という感覚だったけど、やはりその数値どおりだったようです。
この編隊飛行の様子を「雁の琴柱(がんのことじ)」とも言うそうな。
さおになって飛翔
かつては狩猟鳥だったために1950年代に一時は3000羽にまで激減!その後1971年に国の天然記念物に指定されています。
警戒心が異常に強いのは、この頃のことが子供たちに伝わっているのかな? ガンたちが安心して冬越しできるように見守りたいものです。
マガンはいつも家族一緒に行動。仲良しが微笑ましい🎶😊
返信削除幼鳥はおでこが白くないんですね~
[ガンの琴柱]初めて知りました(^^)
何時までも安心して冬越し出来る場所であって欲しいです。
これだけ集結すると、このご時世は「鳥インフルエンザ」が心配になります。いつまでもこの景色が続きますように!
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