オカヨシガモ
水面採餌型のカモの中で地味な♂と言えば、双璧はカルガモと、このオカヨシガモ。 カモはその声でどの種類が鳴いているのか、慣れてくると結構わかってくるのですが、このオカヨシガモって言うのはあまり声を出さないんじゃないのか?って思うくらいにおとなしく、小声しか出さないようなのです。しかも聞いても忘れちゃうような印象の薄い声。
できるだけ目立たないように、ひっそりと生きるのが私の願望。声もあまり出さないという物静かな夫婦の理想像! これは決して相手のことが眼中にないのではなく、すべてがアイコンタクトで通じるという究極の行動なのです・・・なんちゃって。デヘッ
彼女のあとから、いつもピッタリとついて行きます。
混みあった所なら、さらに寄り添ってしっかりとガード!
彼女が飛べば、そのあとをしっかりと追いかけます。
これぞ、婦唱夫随の典型!
そんなに始終くっついていたら「ぬれ落ち葉」なんて言われない?・・・という心配はアンタ! そりゃ自分のことでしょうが!
自分で水草が獲れないような水深が深い場所では、ちゃっかりとオオバン君の獲って来たのを横取り! 地味で控えめなくせにやることは、結構えげつないのです。
そんな時でも♂はしっかりとタッグを組んで、♀を支えます。
こんな行動は「中間搾取」、いやいや、もっとタチの悪い「ごまのはえ」如きの行動です。
「ごまのはえ」って何だっ? ん?、んん?、知らない?? さては時代劇を見てないな?
ゴマにたかったハエのように、その外見からは善悪の見分けが付きにくく、旅人から金品を盗んだりする小悪党のこと。
ただし、これは俗説でホントは「護摩の灰」がホントらしいので、そこんところは自分で調べてくださいませ。
こちらは換羽中の♂ 今季になってようやく初撮りできました。
♂♀の地味同士の羽根が重なると、まるで雑種のような印象!
うわわ~、換羽中ってこうなっちゃうのか~!と、ビックリ!
それが換羽を完了して、こんなふうに見事な「生殖羽」に変身すると 「地味でしょぼ~いアンチャン」が『シックで、華麗かつエレガントなダンディ』に変身するから・・・あ~ら不思議!!
エレガントって女性に向かって使う言葉じゃないの?って? そんな細かいことはどうでもいいのっ!! そんな細かいことに気が付くなら、もっと同居人のことに気を遣いなさいってば~。
fuutenhideさんの楽しい文章♬いつも笑わされてます♬
返信削除オカヨシガモは婦唱夫随なんですね(*^-^*)
そうです! 夫は妻に従うのが家庭円満の・・・これホント!!!
返信削除それを忘れて、亭主関白ぶっている旦那は間違いなく不幸に・・・というよりもひどい目にあうのです!
フムフム・・なるほど~(^^♪
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