学力テスト Vol.323-4 その解答 イスカ

 イスカ

タカの渡りを観察している10月下旬の頃から2週間ほど、ほぼ毎日200羽、多い日には400羽ほどが西へ通過しました。どうやら今年はイスカの当たり年のようです。

冬になると「赤い鳥」としてオオマシコと人気を二分するモテモテ鳥なので、今季が楽しみ~!!


正面から飛んで来るし、いろいろな種類(他にはイカル、アトリ、ヒヨ、メジロ えとせとら)が飛んでくるので、近くに来て「ピヨピヨ」と声が聞こえるまで、ほとんどイスカがどれなのかがわかりません。その声が聞こえて上空を見上げると真っ赤な小鳥が!! 「うわわわ~~、イスカじゃ~!!」と、カメラを向けた時にはすでに頭上に! それに早い!!


何とか撮った写真を見ると、バシッと、気になる部位が撮れました。
上嘴が左に下がっているのが確認できます。

こちらの個体は上嘴が右下がり

♀が松ぼっくりに噛りついています。こちらは左下がり

漢字では「交喙」、地方名は「くちまがり」や「くいちがい」。
英名の「Crossbill」も交差した嘴のことで、やっぱりここが一番のチャームポイント!

まだビギナーの頃に図鑑を見て、まっ先に「何じゃこりゃ?!」と不思議に思った鳥!!
この嘴は松かさをこじ開けて実を取り出すのに適応しているのですが、どうやらヒナの頃はまだ嘴が交差していなくて、成長するにつれて左右どちらかに食い違ってくるようです。

『交喙の嘴の食い違い』という諺を知ってるかな? 知らなかったら調べてみてネ!
我が家ではアイコンタクトで以心伝心しているので、この諺とは無縁なのでありまする。

ビギナーの頃から、見たい見たい~、どうしても見たい~~・・・との思い入れが強かったけど、なかなか遭遇できなくて、初見には6年ほどかかりました。当時イスカのメッカと言われた戸隠の一の鳥居で5/4にようやく巡り合えた時は、思わずウルウルと涙が!!

♂♀で20羽ほどいましたが、感激している暇はありません! ずっと気になっていたことを確認です・・・すぐさまスコープでくちばしが左右どちらに食い違っているかをチェック!
ほぼ1:1の比率だったことを覚えています・・・ということは、どちらに食い違うかは気まぐれで、どちらかへという決まった法則はないような気がします。

そろそろ念願のナキイスカに逢いたいな~!! 今冬あたり期待していいかな~!!!

大橋弘一著:「鳥の名前」には下記のように書いてありました。イスカは益鳥なのです。
西洋ではキリストが磔にされた十字架の釘を抜こうとして、このようなくちばしになったと言われ、人を病害から守る鳥とされている。


3 件のコメント:

  1. 『交喙の嘴の食い違い』fuutenhideさんちは全く無縁ですね♬
    我が家もアイコンタクトで以心伝心(^^ゞ両家は安泰ですね~!(^^)!

    念願のナキイスカに会えるといいですね!

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  2. 我が家は物忘れがひどくて、会話には「あれ」とか「それ」ばっかし! 
    でも、それで通じちゃうんだから、これはやっぱり以心伝心なのであ~る!!

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  3. 同感~(*^-^*)

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