ハイイロガンというのは、かなりの珍鳥! 今日現在で国内で見られるのは、もしかしたらこの個体だけではないか?と思われます。
珍鳥というのは普通に考えると、そう長期間は見られない鳥!・・・の筈なのに、浜松のハイイロ君は1年が経過してもまだ滞在しているのです! ホントです!!
昨年の浜松市は異常高温の日が多く、最も暑かったのは 8月30日でした。4月に気象庁が新しく設定した「酷暑日」という予報用語よりも「激暑日」という方がピッタリの、何と何との40.2 ℃ !! もう、やってられませ~ん! こんな日に鳥見なんてオバカの極み!!
大型のハイイロガンは寒さにはめっぽう強いのですが、暑さには弱いというのが定説です。なのに、この子はそんなクソ暑い浜松を離れることなく、とうとう1年が経ってしまったのです。何故? 理由はわかりません。まだ彼女に興味がないのかな?
一度だけ渡るチャンスがありました! それは昨年10月下旬のことでした。何と1羽のマガンが迷行してきたのです。そして写真のように一週間ほどハイイロ君と昼も夜も仲良く一緒に行動していたのです。
よし!これなら絶対に近いうちに一緒に渡っていくぞ~! 誰しもが、そのように思ったのですが・・・何と何と、マガンだけが飛んで行ってしまったのです!!!
えっ、ええ~~っ! そんなことってあり? どちらがお断りしたのかは本人たちに聞いてみないと判りませんが、首をひねるばかりです。もちろん、そんなだから3月になってカモや冬鳥たちが渡って行ってもハイイロ君は一切お構いなし! 一人悠然と孤独を楽しんで現在に至っているのです。
冬に宮城県の伊豆沼に行くとマガンがごっそりいるけど、彼らはヒトや捕食動物の動きに敏感で、ものすごく警戒をしています。100mで警戒注意報を発令! それ以上近づくとすぐに飛んで逃げてしまいます。当然のことながら、彼らはヒトを全く信用していません。過去に狩猟対象とされてひどい目に合っているからです。
集団で採餌する時には必ず見張り役がいて周囲に注意を払っています。ファミリーだけの少人数の場合も同じです。そして少しでも危険と判ったらすぐに仲間に発令!! これは視界の広いところで食事をするという彼らの食生活の中で、生き残るための欠かせない行動なのです。
マガンは「まずは逃げて安全を確保する慎重型」なのに対して、ハイイロ君は「とりあえずは様子を見てから行動するおっとり型」、のようにみえます。

ハイイロくん
返信削除浜松の住民になるかもしれませんね。
ギネスに挑戦!!(*^^)v
このように長期間い続けた珍鳥というのは、多分 前例がありません。いつまでいるのか楽しみでもあり、心配でもあります。
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