アカヒゲ ~ わんや、かなさんど~ ~
アカヒゲ オス
今回紹介するのはこのように腹部に黒斑のあるタイプで、奄美群島や男女群島に生息しています。
※沖縄本島には「ホントウアカヒゲ」というよく似た別種がいますが、これは腹部に黒斑がありません。
「奄美自然観察の森」に行くと、アカヒゲの密度が濃くて、駐車場に着いた途端にアカヒゲの声が聞こえてくるので「おおっ!」と。ワクワク!
・・・が、そう簡単に見られるほど甘くはありません。森がかなり深くて、なおかつ薄暗く、アカヒゲもコマドリ同様に暗いところを好むために、このような美しい色をしていてもなかなか見つけられません。
まあ、だから見つけるまでいっそうワクワクドキドキ・・・ワクドキの鳥なんですけどね。
繁殖期なら「どうでい! ボクの声って魅力的で美しいだろ?」と、縄張りの中で歌を競い合っているので、根気よく探せば必ず見つけられます!
その鳴き声はコマドリのようなシンプルなメロディではなく、もっと複雑で「七色の声」とも呼ばれているのです。「南国のフルート奏者」と名付けてみたけど、いかが?
オス
メス
間接頭かき メス
鳥はなぜこのように美しいのでしょう。それは鳥もヒトと同じように色の識別ができるからなのです。いえいえ、それだけではありません! 何と鳥にはそれ以上にヒトが見えない紫外線色域まで見えているのです。
ヒトは光の3原色である「赤・緑・青」を見分けることができます。それに対して鳥類の多くは4原色「赤・緑・青+紫外線域」を見分けることができると考えられています。
「紫外線域」が見えるという事で、パートナー探し、エサ探しなどに役立っています。メスはオスの羽毛への紫外線の反射を利用して、健康状態が良いか?などの判断材料にしているのです。
オスの色彩が美しい理由・・・それはひたすらメスに自分をアピールするためです。メスに選んでもらえないと自分の子孫を残すことができません。そのために、ひたすら美しくありたい!!と努力して進化した結果なのです。
オスのさえずりは縄張りの主張と共に、もっと大事なのがラヴソング!
「わんや、かなさんど~~」と歌っているのです!!
何のこっちゃって? これは奄美の言葉で「僕は君のことが大好きだよ~~」と言っているのです。彼の歌声がそんなふうに聴こえてきませんか?
アカヒゲ 画:田中一村
奄美には、かの有名な「田中一村記念美術館」があります。ぜひ、ここにも立ち寄ることをお勧めします。ただし、有名な画の数々は全国各地の美術館を巡回していることが多いので、それをお目当てに行っても見られませんけどネ!


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