トビ ~ オイラだって猛禽だい! ~
まずは浅野琢磨君に感謝感謝! あんなものすごいゴールは初めて見ました!
一瞬、何が起こったか理解できなくて、頭の中では ① ん?入ったのかな?と思った次には ②「えっ、オフサイドは大丈夫?!」となり、次に ③ ゴールが認められた!と分かった瞬間には全身鳥肌が立つわ、涙が出るわでメチャクチャ興奮しちゃいましたわい!! 今朝の新聞を見ても、まだまだその瞬間が思い出されます。
さあ、次のコスタリカ戦には必ず勝ってくれよ~~~!!! ここで万が一でも負けたら、せっかくの歴史的瞬間が元の木阿弥になっちゃうぞ~!!
さてさて本題。
♪ 夕焼け空がマッカッカ とんびがくるりと輪を描いた ホーイのホイ~ ♪
これはかの有名な「夕焼けとんび」という曲で、民謡歌手出身のミッチーこと「三橋美智也」の曲。ミッチーのことはもちろん知ってるよね? えっ、知らないって? ダメダメ、噓言ったってダメです!! 年齢詐称はいけませんぞっ!
ミッチーは昭和30年代の日本の歌謡界黄金期に数多くのミリオンセラーを連発し、販売枚数は歌謡界史上最多の1億6千枚と言われる昭和歌謡界のキングなんだからさっ!・・・やっと思い出したかな?
英名は「Black Kite」で「黒い凧」です。飛んでいる姿は空を優雅に舞っていて、まさに凧です。
どうしてこんな飛び方ができるんだろう? それは風切羽に秘密があります。
一番外側の長い羽を「初列風切」といいます。
初列を拡大すると、この写真の右から3番目の一番大きい羽で、初列の内側から数えて7番目、トビ君の初列の中でも最長の羽です。
羽の途中から太さが半分に細くなっている点にご注目!!
ちなみに写真の右から2番目はトビ君の尾羽です。 (「羽 原寸大写真図鑑」より)
トビ君の場合、初列風切は10枚、次列風切も10枚、3列風切が3枚の構成です。
初列風切は根元から真ん中あたりまでは太く、そこから先が細くなっているのは「きらかき」と呼ぶ・・・今回、こんな名前を初めて知りました。
「きらかき」は大型鳥類の初列風切にあって、高速飛行時は隙間を閉じていますが、旋回する時など、ゆっくり飛ぶときには開いています。
これは翼の先端に渦のような気流ができると失速してしまうため、それの防ぐように「きらかき」の隙間から空気を逃しているのです。
トビ君が畑の上で、集団で旋回しています。きっとここに上昇気泡があるのでしょう。この上昇気泡の中や外縁でゆっくりと回っています♪♪ もちろん飛びながらエサを探しているのです。
トビの視力はヒトの約8倍といわれています。人が10m先に落ちてるお金を発見できたとしたら、タカはそれを80m先からでも識別できるということ!
だから遠距離から獲物を見つけるなんてのはお茶の子さいさい!
日本の伝統色の一つに「とび色」というのがあります。この「とび色」というのは「トビ」の羽の色のことです。それは日本人の目の虹彩の色のことも言います。黒いところは瞳孔で、そのまわりを囲んでいるのを虹彩というけど、とび色をしてるでしょ?
アリスの「君の瞳は10000ボルト」の歌を歌ってみましょう!
アンタの彼女だって「とび色の瞳」なんだけど、じっくりと見たことある? 恥ずかしくて見たことない? それって目を合わせられないほどに純情ってことなのかな?
ものすご~く暗くてわかりにくいけど、トビ君の「直接頭かき」
頭かき特集の写真を撮り始めてから、トビ君の頭かきを撮るまでに何故かものすご~く時間を費やしてしまいました。
電柱の上でボーっとしていたりするので、たまには羽繕いや頭かきをするのかと思いきや、意外と真剣に辺りを見回していたり、不用意に近づくと逃げたりと、なかなかチャンスがありません・・・ということで、こんな写真でもようやく撮れた大事な一枚なのです。
屋根の上でじっくりと尾羽を羽繕い
羽を広げて日光浴
こんなポーズの日光浴もします。ほかの猛禽では見たことがありません。
乗っかっているのは何と何とあの「二宮金次郎」の上でした。
こんな、のんびり・おっとり型の性格の「トビ」君が大好き!! 写真屋の皆さんが見向きもしないからこそ、これからもいろいろ絵になるところを撮っていこうかなっと!!
あのシュートは凄かった!
返信削除あの位置から良く入ったと何回見ても驚きです。
コスタリカ戦も頑張って欲しいですね。
三橋美智也 勿論知ってますよ~(^^)
二宮金次郎像懐かしいです。
日光浴するトビ君カッコいい~
[とび色]はトビの羽の色だったんですね!
トビを見る時は殆ど空を旋回している姿。頭かきを見るのは至難の業だと思います。
[きらかき]初めて聞きました。
失速を防ぐ為に真ん中から先が細くなっているんですね!
ヒトよりも遥か太古の時代から生きている鳥は、現在が究極の進化の結果なのでしょうか? それともまだ進化の途中?
返信削除まだまだヒトが知らないことがたくさんあるようです。