オオハシシギ ~ 羽と羽根 ~
冬羽はこんな感じ
クイズの問題では嘴の特徴がないと誰なのかさえ判りません。漢字では「大嘴鷸」、英名も「Long-billed Dowitcher」どちらも「名は体を表す」の言葉通りです。
「Dowitcher」という聞き慣れない言葉は、この「オオハシシギ属」の総称名で、北米インディアン語のこの類の呼び名である「towish」から来ています。
ん?んん? なぜ北米インディアンが関係あるのか? ・・・と言うとオオハシシギはシベリア北部やアラスカなどで繁殖し、冬はカリフォルニアからメキシコ辺りで越冬するアメリカ大陸系の鳥で、日本で見られるのは渡りのメインルートを外れた個体なのです。
環境省が行っているシギチの全国モニタリング調査を閲覧すると、2020年にカウントされたオオハシシギは、春が14羽、秋が2羽、越冬が50羽です。という事で、そこそこの珍鳥!!
※ 「モニタリングサイト1000 シギチドリ類調査」で詳細が閲覧できます。
夏羽になると、こんなカッコイイ伊達男に大変身!!
羽づくろいを始めました。
「羽根」は鳥の体から抜け落ちた1枚1枚を指し、「羽」は鳥の体についている状態のものを指すのです。
例としては
① 毎年10月1日から半年間実施される「赤いはね共同募金」
これは体から抜け落ちたものを加工して使っているので、漢字表記は「羽根」です。
② 山へ行った時に、落ちていたカケスの「羽根」を拾った。
③ 女房が旅行に出かけて留守なので、のんびりと「はねをのばす」
このような比喩的な表現も、生きている鳥をイメージして「羽」という一文字を使いま す。
④ 虫の場合も同じ使い方で、タマムシが「羽」をひろげて翔んでいった。
カウント数からも分かります。
返信削除会えたら貴重なオオハシシギ!!
カッコイイ夏羽伊達男~(^_^)/
何気なく使っている[羽と羽根]
羽根は一枚一枚の状態。羽は鳥の体についている状態。
了解しました(^_^)V
「羽」と「羽根」のちがいは、体から離れると根っこの部分(羽軸)が見えるから「羽根」…と覚えると多分、間違えなく覚えられると思いますよ!
返信削除なるほど~了解です!
返信削除根っこの部分が見えるから羽!とても分かりやすいです。
打ち間違えました(; ;)
返信削除根っこの部分が見えるから羽根!ですね(^_^)V