イカルチドリ ~ 外国人が喜ぶかも? ~
「かゆ~~い! かゆくてたまら~ん!!」と言いながらの頭かきは「間接法」
「ふい~、きもちえがった~~!!」と頭かきを終わった直後の写真を見れば、しっかりと翼越しに右足が後ろから出ています。チドリ類はこの間接法です。
いつか「間接法」または「翼越し法」の鳥の中で例外が見つけられるはず!!という強い信念のもとに観察を続けているのですが、今のところは残念ながら例外は見当たりません。
「イカルチドリ」の漢字表記は「斑鳩千鳥」
そうなのです、「斑鳩」とはこのアトリ科の「イカル」と同じ名前なのです・・・が、実はイカルとは何の関係もなく、古語の「いかし」または「いかり」からきているのです。
それは「立派」とか「大きい」または「いかめしい」という意味で、これはイカルチドリよりも小さいコチドリとの比較で付けられた名前なのだそうな。日本野鳥歳時記:大橋弘一著
彼らは川の中流域の河川敷が大のお気に入り。
決して海岸へ行くことはありません。
コチドリとの違いは白い翼帯が出ること。
じっとして動かないと、ホントに河原の石と同系色なので探すのに一苦労です。
中央は幼鳥かな?
世界的には日本を含む極東アジアにしか生息していないので、こんな地味な鳥でも外国の鳥屋さんが喜ぶはず! そんな人と友達になった時にササッと見せてあげられるように、彼らの居場所をいつもチェックしておきましょう。
1990年代になった頃から、イカルチドリの生態に大きな影響が出始めたんだそうな!
それはアウトドアレジャーが大流行になってからで、河原でのバーベキューなどがそれ!
4駆で河原に入ってきて、せっかく産んだ卵をグシャン! それがまだ現在も継続中の出来事なのです。困ってるイカルチドリが、人の行為に「怒る千鳥」にならないように、優しい思いやりをもって見守ってあげましょう。
川遊びに行った時、「ピオ、ピオ」と声がしたら、コチドリとの違いを確認してみましょう・・・というよりも、まず見つけられるかな?
イカルチドリのイカルは古語からの意味だったんですね!
返信削除まだ会ったことはないのですが
コチドリより大きい事と
飛んでいる時、翼帯がでることもコチドリとの違いですね!
間接頭かき、ばっちり!!良く分かります\(^_^)/
イカルチドリを探すなら、石がゴロゴロしている河川の中流域がヒントです。
返信削除浜松の場合は浜名湖の沿岸で小石がゴロゴロしているところでも生息していますよ。
コチドリが近くいないと大きさの比較は分かりにくいけど、アイリングがコチドリほどでないことも見分けるポイントです。
確かにコチドリよりアイリングが薄いですね!
返信削除会う為には、足を伸ばして出掛けなければ~最近は近場ばかりです(^^;