ハジロコチドリ ~ 君の瞳は百万ボルト ~
うわわ~、突然に頭かきを始めた~~!!
慌ててズームレンズをアップ・・・何とか間に合ったわい! フィ~
「ハジロコチドリ」君は「間接頭かき」。
体長も足の長さもあまり変わらないシギ類のトウネン君たちが「直接頭かき」なのに、チドリ類は頑なに「間接頭かき」を守り通します。
この理由がどこを調べても書いてありません・・・誰か知ってたら教えてくれ~
「羽白小千鳥」の「羽白」というのは、この白い翼帯のことを指しています。
コチドリ
同じ仲間の「コチドリ」君には白い翼帯がありません。
思いっきり背伸びをして、自慢の翼帯を披露してくれました。
あれれ、嘴に泥が付いて、最大のチャームポイントである「Orange Lip」が見えません。
目もどこら辺にあるのやら・・・
上空にトビが飛んで来て、それを気にして上目遣いになった時・・・おおっ、キラッと目が光りました。かわゆ~~~い!! ググっと胸を突かれます! “あざとかわいい”を狙った女の子の上目遣いのイラストなんて目じゃないぜいっ!
「キャッチライト」「アイキャッチ」「キャッチアイ」これらは人によって、本によって言う事がバラバラですが、言いたいことは同じです。
要は写真の中で目に光が入っているかどうかということ・・・と、いうことで、今回は「キャッチライト」として話を進めます。
確かに光が入っている方が、間違いなく生き生きとして見えます。人物写真でも他の動物写真でもそうですが、この「キャッチライト」が、あるかないかで大きく差が出るのです。
いつも「いかにして、可愛く撮るか! その魅力を引き出せるか!」をモットーとしているので、ここは大いにこだわりたいところなのです。
彼女を撮る時には、この点に最も気を遣わねばなりません! そうすれば美しい人はより美しく、そうでない人もそれなりに撮れるのです。そんな心遣いで、ドバッとあなたの点数を稼ぎましょう!!
ホンの数mm、顔の方向が違っただけで、「キャッチライト」が入るかどうか! デジカメだから惜しみなくシャッターを押せるけど、これがフィルムだったら大変です。
そんな細かいことにこだわっているうちに、ハジコチ君はとっとと「オイラにゃそんなの関係ね~やい、腹減ったな~」とばかりに「片足けんけん」で去って行ってしまいました。