学力テスト Vol.369-2 その解答 タゲリ ~ 緑の猫が飛ぶ ~

 タゲリ ~ 緑の猫が飛ぶ ~

このクリリとした、大きくてつぶらな瞳!! 
やっぱりタゲリはチドリの仲間。

こちらはタゲリの最大のチャームポイントである冠羽が短いことで♀。
上の写真もそうですが、羽縁にバフ色が見えるのは新羽とのこと。

その近くにいたのが成鳥♂で、♀よりも冠羽が長くて大雨覆の羽縁のバフ色もありません。

羽全体に光沢があり、色全体に深みが出ていて、それはそれはビューチフルでうっとり! 

ツグミやタヒバリ、ハクセキレイなど地味な鳥が多い冬の殺風景な田んぼで、ここだけが花畑になります・・・と言うのはややオーバーで、ジッとしていられると見逃してしまうこともあります。
チドリの仲間はピコピコと動いては、ジッとするというパターンなので、この動いている時が見つけるチャンス!

ビックリして飛んだ時などに「ミュ~」という猫のような可愛い声を。
この声を聞くことができれば、この日は充分に満足!!

さて、本題。タゲリ君は「間接頭かき」


今回は「頭かき」のあとでゆっくりと足をしまってくれたので、うまくその瞬間が撮れました。


この写真の順序を逆から見ると、羽の後ろから足が出てきたのがよ~くわかります。

タゲリは翼の先端も丸く、フワフワと優雅に飛ぶ感じ

この時は何と何と100+の大群が

でも飛んでいる時は、羽根の美しいところはほとんど確認できません。
このように順光で撮れた時だけ、その美しさが見えてくるのです。

ここでビギナーの皆さんへ、冬の田んぼや畑などで小鳥類を見つける技を伝授しましょう。
まずは車で時速2~3kmで農道をゆっくりと走っては、時々停車。

カシラダカのような警戒心の強い鳥はこの時点では畑の畝に隠れたりして、ジッとしています。車が止まってしばらくそのまま、こちらもじ~っと我慢していると、ようやく相手が少しずつ動き出すのです。これでようやく姿が確認できます。
もちろん、車から降りるのもダメ!
徒歩などは論外で、小鳥は最初から飛んでしまってノーチャンスなのです。

うまくいけば、車から5m以内の至近距離で見ることも撮ることもできますよ!
タゲリも比較的警戒心は強いので、とにかく見つけたら車内でジッとしていること。
そうすれば、思いもかけないほど近くまで相手が歩いて来てくれることもあるのです。

タゲリを至近距離で見たら・・・写真では表現できないようなウットリとする美しさなので、ぜひ試してみて下さいネ!












3 件のコメント:

  1. 本当に素敵な鳥ですね!!
    成鳥と幼鳥の違いが良く分かりました♬
    写真の順序を逆から見て見ました。間接頭掻きの状況がバッチリ!
    こんなにも良く分かるように撮れている事に感動しています!(^^)!

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  2. タゲリなどの冬鳥を至近距離で見つける技を追記しておきました。
    あと半月ほどはチャンスがありますよ!

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  3. とても参考になります。ありがとうございます!!

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