学力テスト Vol.361-2 その解答 チョウゲンボウ ~虫好きのヘリコプター~ 

 チョウゲンボウ ~虫好きのヘリコプター~

冬のある日、畑の上でチョウゲンボウ君がホバリングをしていました。

ず~っと一ヶ所に留まったまま、頭だけは左右に振りながら獲物を探しています。

こんな飛行スタイルをホバリングhovering)・・・すなわちヘリコプターが空中で停止飛行をすることからきています。

鳥の中でホバリングの名手と言えば、海外種ではハチドリ。アメリカ大陸には行ったことはありませんが、国内の動物園のゲージの中で見たことがあります。

ハチドリは大きさもその名のとおり、一番小さい種類はスズメバチのサイズで、ホバリングをする時の羽ばたきは何と約80回なんだって! すぐ耳元で飛んだ時の羽音は、まさに虫が飛んでいるようでした。

わが愛するカワセミ君もホバリングが大得意だし、メジロ君、キクイタダキ君、ヒヨドリ君なども短時間だけどホバリングができます。これらの鳥は風に関係なく、自力でホバリングをします。


真後ろに回っても彼は虫を探すのに夢中で、私は完全にムシされていました!それでは、遠慮なく前の方へ回ってみようかなっと!

うわわ~、ここでもムシされてしまいました。

彼の視線は畑に注がれたままです!

このチョウゲンボウの他にノスリもホバリングが得意ですが、前出の小鳥たちのような自力でのホバリングと違って、タカ類の場合は向かい風を利用します。
羽ばたきもほとんどせず、チョウゲンボウでせいぜい2~3回/秒、ノスリに至っては羽ばたきは殆どしません。
このように風を利用するホバリングを「ウィンドホバリング」と呼ぶようです。見ていると惚れ惚れするような省エネタイプの飛び方です。

捕まえた獲物はバッタ…時期的には「ツチイナゴ」かな?

一緒に掴んでいるのは、バッタを抑えた時に一緒に掴んでしまった木くずのようで、これはご愛敬。

あっちゃ~っ! 逃げられた~! 
撮っているのに気付かれてしまいました! 
ちょっと車から乗り出し過ぎたか~ 残念!!!

開けた農地を探せば、このようなホバリングに遭遇できることでしょう。







3 件のコメント:

  1. 小鳥は自力でホバリング、
    タカ類は向かい風を利用した「ウィンドホバリング」なんですね。
    カッコいい~!(^^)!
    チョウゲンボウの♂♀が仲良くしていたところを今年の3月に見る事が出来たので昨年のように子育てが見られるかなと期待したのですが今年は見られず残念でした。圏央道の橋桁に入っていた時もあったのですが・・カラスに追いかけられたりしたり。。そんな事も原因なのか、やっぱり見られず~
    去年見られたのは本当に幸運だったんですね。

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  2. エサの環境が良ければ、意外と近くに場所を変えているかもしれないので、探してみましょう。

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  3. はい! 気を付けて散歩します!(^^♪

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