学力テスト Vol.312-2 その解答 アオバズク

アオバズク

漢字では「青葉木菟」。青葉が茂った頃に渡ってくる夏鳥です。

今年も5月末にこの個体が例年どおりの営巣木に渡って来てくれました。

そしてそして、7月18日、無事に最初の子が出てきました。
翌日も2羽が巣立ちして合計3羽!!

親と比べて全体に色がくすんでいるし、胸の縦斑もぼんやりとしているけど、大きさはほぼ親と同じくらいに成長しています。

この子が最初に見た世界に興味津々! 
顔を傾けたり、グルグル回したりしてあちこちをキョロキョロ

まだ視力がしっかり発達していない筈なので、こうやって遠近感をつかむ練習をしているのでしょう。 音のする方角によく反応します。



さてさて、フクロウ類の首は水平だと、どれくらい回せるんだろって?

これでほぼ真後ろ近くを向いているから160度くらい。 
でも、まだまだこんなもんじゃありません!

エクソシストのように360度とは言わないまでも、左右にそれぞれ270度、合計540度回転できるのです。
ちなみに、人間の首が動かせる範囲は左右それぞれ60度、計120度くらいです。

こんな芸当ができるには、脛骨(首の骨)の数がヒトの場合は7本なのに対して、フクロウ類は14本あるからなのです!
写真ではあまりイメージできないかもしれないけど、この首の羽毛の中はサギ類のように脛骨がS字になって収納されています。それが270度の回転を可能にしているのです。

ヒトがこんなことをしたら血管が切れたりしちゃいそうだけど、フクロウ類は椎骨動脈が他の鳥よりも頸部にさらに大きなたるみがあって、首をブンブン回しても血管が問題なく伸びるんだそうな。
また、椎骨動脈と頸動脈の間にバイパスのような血管があって、一方の動脈が遮断されると、もう一方の動脈から血液が供給される仕組みになっているとも。


そんな理屈はどうでもよくて、とにかくハンパなくカワユイ~~~!!
結局この日はこの子の観察に、午後から4時間もお付き合いしてしまいましたわい!!






3 件のコメント:

  1. 人とは首の仕組みが違うから、あのような可愛いポーズが出来るんですね♬
    親の顔は貫禄があって凛々しいですね!
    それにしても子供の方は何て可愛い!! 癒されますね~(^^♪

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  2. おとといから昨日にかけて孫が来ていたけれど、それもすっごくかわゆ~い~~~!!
    「ジイジと遊びたいから来た~」・・・なんて殺し文句まで言いながら!

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  3. fuutennhideさんジイジ♪
    お孫さんから元気貰ってますね!
    遊びたいなんて言って貰えて目じりが下がりっぱなしですね!(^^♪ 

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