学力テスト Vol.142

今回もカモ特集にしてみました。前回よりは簡単カモね?! 
この程度なら制限時間は1分じゃな! ではグッド・ダック~!











ちょっとした異変


秋空の下に次郎柿

そして、その奥には古民家が・・・

これも里山の一風景



・・・・のはずなんですが

ちょっとこれは、いつもと違う風景



えぇ~?何がいつもと違うの?

青空で、杉の木が生えて、古民家があって

次郎柿が実っている

そのままじゃぁ~ん!


いえいえ違うのです。


この写真を撮ったのは11月24日

この時期、このあたりの次郎柿は

オクテを除いてすでに収穫が終了。

だから、こんな風に柿の実が残っているのは

ちょっと変な訳


で、気になって潜入調査開始

集めた極秘情報だと、ここの地主さん

今年は自治会長の役が回ってきて

柿どころじゃない!

もともとちょっとやる気をなくしていたところに

自治会長の任

柿を取るか皆さんのお世話を取るか

そりゃ、地元優先ですよねぇ~


結果、この辺りの柿はすべて

木についたまま放置されているわけ

もったいないなぁ~



待って~ 私を棄てないで~!



まずはお断り! このセイタカアワダチソウは、この里山では見つかりません。何故ならこの外来植物をダイッキライなkunichanが、見つけたらすぐに引っこ抜いてしまうから・・・
ちなみに、この写真は里山のご近所で撮ったものです。


モンキチョウ』は白いのが♀、黄色いのが♂。黄色型の♀もいるけど、白い♂はいないので、今回のは100%左が♀!

その♀に「へい、かのじょ~、なかよくしようぜ~い!」と、言いながら♂がまとわりついています。
フムフム、これは通常見かけるパターンだな!


そして、こちらは♀が♂を追っかけてる~! ① 「待って~、行かないで~、私を棄てないで~」


もしくは  ② 「おっ、イケメンちゃ~ん! 私となかよくしようぜ~い!」  と♀が言い寄ってるところ。

このパターンは以前にも紹介してました ⇒ 男女均等法

モンキチョウの世界にはずいぶんと積極的な女性が多いじゃん! それにしても、何かヘン?ということで調べてみました。

すると、「翔んでると交尾ができないので、♂が♀の前を翔んで着地させようとするための飛翔」という説が書いてありました。

さてさて、真実はどれなんだ?!?

コフキオンブバッタ?


このブログ初登場は

コフキオンブバッタ


えっ、そんなのいる?

もしかして新種?


どうぞこちらの写真をご覧ください。

はい!


草刈りをしていたら

草むらから飛び出してきました。

まだいたんですねぇ~

多分こちらは雌

ひと夏を生き抜いてきた

オカンの強さを感じます。

もう翅はボロボロだし、

粉まで吹いちゃって・・・


これが今年最後の

オンブバッタ

・・・・かもね。




冬支度・本日をもってほぼ終了


秋の一大イベント

里山の草刈り

が終了しました!

よかったぁ!


皆さま、ご協力ありがと!



こちらは椎平ビオトープ

まだ一部は残してありますが、

その辺は、年内ぐらいにゆっくりとね。

そして

寒谷ビオトープも本日終了しました。


草刈りの目的は、

来年の春に顔を出す花々のため

そして

ビオトープの美観を維持するため

・・・で、いいかな?


そのまま放置する手もあるのですが、

やはりここは里山ですから、草刈りはせんとね!


さっぱり、すっきり

キレイに刈られた里山を見て

「いいなぁ~この風景!」・・・と毎年思う

私なのでありました。


これこそ日本人のルーツ!?







シアワセなのが一番!

まずはジュビロ磐田のJ1復活と、家康くんのゆるきゃらグランプリでの優勝! おめでと!

最近は心が安らかな日が多いから、人の幸せにも拍手が送れます・・・あれ? なんかヘンな事言った? いやいや、そうではありませんぞ。
「人の不幸は蜜の味」なんてことは、思ってはいけません・・・決してね!


我が家から羽化したツマグロヒョウモンが気になったので、他のチョウたちの様子を、よ~く注意して観察してみました。
すると、けっこう翔んでるもんですね~!あと40日もしたら新年だというのにアチコチにチラホラ!


よく目にするのが、この『ヒメアカタテハ』君。コセンダングサ?でおいしそうに食事中


こんなに元気だったら、来年までいけちゃうんじゃないのかな? と、思いきや、これは「成虫越冬」できるんだったわい! じゃあ、元気がよくても当然かい! ツマグロヒョウモン君のイレギュラーで常識がゴチャゴチャになっちゃったわい!

おヒマならこちらも見てね ⇒ 識別の基本種   冬なのに羽化しちゃった

いい夫婦

今日、11月22日は「いい夫婦の日」。

「いい夫婦の日川柳」と言うのがあって、2015年の大賞は『私には 今のあなたが ちょうどいい

おおっ、なかなか謙虚でいいね~! こんなこと言ってくれる女性に憧れちゃうなっ!

ちなみに歴代の佳作の中から、お気に入りを選んでみたのがこれ!
日本一 短い返事 する夫婦

 これって歳をとってしゃべることがなくなった・・・って言う意味じゃなくって、以心伝心で、言わなくても何でも通じる・・・っていう意味! だと思うけど、ちがった?


これは『マユタテアカネ』のカップル これを「いい夫婦」の皆さまにプレゼント。

こんなふうにいつもペアで仲良く ♡ マークを作って暮らせたらいいね!


マユタテの名前の由来は、このおでこの黒い斑紋からきています。


これだけりっぱな黒斑なら、他の種と間違えることはないね~

冬なのに羽化しちゃった!

10/31に投降した分 ⇒黒い悪魔   

それと同じ個体なので、その続き・・・と、いうことになりました。


11/20 本日の最低気温は14℃.。 朝、8:30頃に玄関先へ出てみたら うわわ~~、パンジーに
こんなのが!


これが、さなぎの時の状態の時。 

そもそも、『ツマグロヒョウモン』の越冬態は幼虫・・・って書いてあった!・・・のに、何でサナギになるんやねん?



しかも、羽化までしちゃったし~! 
それにしても羽化直後の清純無垢って、きれいやな~
おっと、これは男の子じゃったわい!



気になったので、もっと詳しく調べてみると 

①「越冬態は幼虫。南大阪では中齢幼虫で越冬するが、日陰より日なたの生存率が高い。
幼虫は短時間ならー4℃の低温まで耐えられるが、5℃では採食行動をとらない。」
(日本産蝶類標準図鑑:学研)

②「南西諸島ではほぼ1年中見られる。特に決まった越冬態はないと考えられるが、幼虫が最も耐寒性があるらしい」(原色蝶類検索図鑑:保育社)

ふ~ん、この時期の羽化って言うのは、かなりの変わり者ってことだな!

さてさて、この時期に羽化しちゃったって、彼女はおろか、お友達だって誰もいないぞ~!!

最後の写真の後、どうなるかをしばらく見ていたけど、ピクピクはしているけど、翔ぶ気配なし。
・・・って、ことで、午前中出かけてきたら、どっかへ翔んでちゃった・・・けど、この時期、吸蜜できる花なんて近所にあるかなあ? 心配だなあ~

ついでにこちらもどうぞ ⇒ 並みに格下げ

学力テスト Vol.141

は~い、お待ちかね~! カモの識別、今回は少々めんどくさいオスのエクリプスとかメスとか幼鳥のたぐい。ここまで知ってれば珍鳥のカモだって見つけられるぞ~!

さあて、秋の夜長でもあるし、ここはじっくりと考えておくんなましね~ 
ん? んん? こんなの難しくないじゃん! だって? うわわ~、ホンマかいな~!


 









こうも暖かいと・・・


9月あたりから10月にかけて

急に登場し始めた

テングチョウ


こちらさんは、このまま成虫で越冬して

冬の間は、どこぞに身をひそめて

春先の暖かくなるころに

また姿を見せてくれます。


・・・のはずなんですが、冬っていつやってくるの?

そんな今日この頃

これじゃ、いつから冬ごもりしていいのか

困ってしまいそう。


ちなみに本日、雨が降り出して

シュレーゲルアオガエルのコロコロッってな

鳴き声も聞こえてきました。

もう十一月も半分すぎたのにぃ!

冬しか見てないってホント?

kunichanから「キセキレイって、夏にこの里山で見たことある?ブログにもこの前のクイズが初登場だぞ~!」って言われた時、「ん? んん? れれれ?」って思っただけで、答えられなかったわい!

調べてみたら、どうやらこの里山で見かけるのは冬だけで、夏はどこかに避暑に行ってるらしい。それとも誰か見たことある? あるなら教えてね~! 
普通種って思ってると、そこらへんの注意力がまるでなくなっちゃうんだよね。毎度のことだけど・・・


このぼやけた写真って誰か分かる? クイズに使えばよかったかな? 
この写真からは①後ろ向きで水浴び ②背中がグレイ ③風切羽根が黒い ④腹が黄色
・・・と、これだけ分析できれば充分!


これが答えで『キセキレイ』ちゃん! 冷たい水でも気持ちよさそ~~


 冬には雌雄が同色になっちゃうので、どっちがどっちかは見分けられませ~ん。

これが初登場したとき ⇒ クイズ

とにかく不思議


今年突然?センブリが咲きました。

記憶では8年ぐらい前に同じ場所で

ガバッと咲いて

「こりゃ、ここはセンブリの花園になる~!」

なんて喜んだのだけど

咲き続けたのは、たった二年

それから今に至るまで

どこを探そうが、さっぱし。



それが今年、たった一株だけど

咲いてくれたのです。

これってどうゆうこと?

ほんと不思議じゃぁ~!

世の中、わからんことだらけぇ~



あくまでおしとやか

前回紹介した時はこちら ⇒ ピチピチ その後 


前回とは体の色が変化して、老熟となった『ヒメアカネ』君 まわりのピンクは「ミゾソバ」の花です。

「姫」とは、小さくてかわいらしいものの代名詞!
その名前のようにあくまでおしとやか。シオカラのように池の中央に陣取るなんてことは、いっさいありません。住んでいるのは、いつも端っこ。


もう活動期間も終盤だと思うけど、まだまだ元気に翔び回っています。


 来年のために赤ちゃんもたくさん産んでね~


ミゾソバの花に止まってくれたら絵になったんだけど、そんなにうまくはいかないので、
代わりに「ホソヒラタアブ」君に代役をお願いしました。

赤の代表


とにかく赤い

もう、ぜぇ~んぶ真っ赤か

里山でとにかく目立つのが

この赤




一部の葉っぱは、まだ暑さを感じるころから

赤くなったりして気が早い

そして

もうすでに全部葉っぱを落としているのもある。


この写真のようにすべて真っ赤かで

ピタッとそろうことは、そうはありませんぜ。

ヤマハゼ





頑固一徹

草刈りの楽しみ・・・それは時々虫が飛び出てくること!


今回、一番飛び出てきた回数が多いのは『クロコノマチョウ』 
このチョウは止まった時に、絶対に翅を広げません・・・ということは表翅が見えないってこと!
だから、この表翅の斑紋を見れるのは翔んでいる時にチラチラっとか、図鑑か、標本の時だけ! 


なのに今回は、しっかりとその小さい斑紋がバッチリと見れちゃったのです! なんという幸運!


こちらは、別固体のクロコノマです。今から柿の汁を吸おうと降りてきたところ。


おおっ、その上にも『クロコノマ』がもう一頭!・・・と、思いきや、柿の枯れた葉っぱだったわい!

冬支度


先週から里山の一斉草刈りがスタート

まずは池の周囲から・・・


基本はすべて丸刈りなんですが、

ところどころに秋の花が集中して

咲いている場所があるので

そこは最後にということで

結果、トラ刈りになってしまうわけ。


まぁ、そこんとこは許してちょ!


来年もキレイに咲いてもらいたいし

まだまだ花の蜜を求めて

たくさんの虫さんもやって来ているしね。



そしてもう一つ

トラ刈りの理由が・・・


カヤネズミの生息域の保存

過去の例からすると11月から12月にかけて

繁殖の可能性があり。

この時期、どうにかして巣を残したいのだけど

草刈りもしないとアカンし・・・

毎年、こんな葛藤が続くのです。


今年も気を付けていたのだけど

4個の巣を刈り取ってしまいました。


じゃぁ

時期をずらしてもっと遅く草刈りをすればいいじゃん!

そうなんですよねぇ~。

でも、そうなると12月中旬以降のせわしない時になるし・・・

ホント困ったもんだ。


何が自然や環境にやさしいのか・・・よぉわからん。



学力テスト Vol.140

いよいよやって来たカモ君たちの季節。そんな彼らのエクリプスや幼鳥を見分けるのって、結構大変で、頭クラクラ!

・・ということで、今回はこちら。 簡単すぎたけど、まずは基本からおさらいしましょ!











雨のち晴れ


昨日までの雨も上がって

今日は風もなく、まずまずのお天気

そして11月なのにとっても暖かい!

ホントに信じられないぐらい。


里山では、昨日ご紹介した

リュウノウギクの花が満開状態

日差しを浴びて花を開けるだけ開いて

おいでおいでをしているんですよねぇ~



そんな誘いに乗ってやってくるのは

キゴシハナアブ

なぜこんな目してんのぉ~?ってなおメメと

シマシマ模様がポイントかな。


こちらさん、夏の終わりから秋にかけてよく見かけるわけ。

秋が大好きなハナアブかもなぁ。


もしかして

キクとは切っても切れない縁で結ばれているのかも・・・



こちらはリュウノウギクの群落

唯一、ここだけが群落になります。



これこそ小菊


こりゃどう見ても

どこかのお庭に咲いてる

小菊ですよね。

でもでも・・・・・

里山では庭には咲いていません。


ちょいとばかり陽が差す斜面

他の草に混じってこっそりと

こんな花を咲かせるわけ


こっそりなんだけど

この色合い、なかなか目立ちますよね。


この時期、それなりに大きな虫たちは

目にすることが少なくなり

小さなアブさんたちがブンブン

多分、ちゃんと計算して

わざわざこの時期に花を咲かせるんでしょうね。

そのお名前は

リュウノウギク(竜脳菊)

その由来は、このブログで探してみて!





名前の由来



野を擦るように飛ぶから『ノスリ』  農地の上1mくらいを飛んでいましたぜ。


別名を『マグソダカ』とか『クソトビ』も言われていたようです。 意味はマグソ(馬糞)のように、どこにでもいるから。・・・確かにトビの次に多いね~!

さらに、ネズミ類などを主食とするため、鷹狩にも使えないので、そんな名前をつけられてしまったようです。

そういえば子供の頃って馬車が町内を歩いていたから、そこら中にマグソが落ちてたっけ!
あん?それっていつの話だって? アンタそんなに若ぶっちゃダメ~! まだ戦後、しばらくしてからの話ですがや~! 戦後ったって、日清や日露の戦争じゃないぞ~!


ノスリ君の声が聞こえました。
疲れたから一休み~! エッコラショっと・・・おっと、また下に降りちゃったい! だっておいしそうなネズミが見えたんだも~ん!


名前の由来について少々調べてみました。いずれもネットからの情報です。
①鳥名の由来辞典」(柏書房)によると、江戸時代に定まったよう。「のせ」がもとになって、野の上を滑降するので、のすり(野擦り)

②韓国語では「スリ」は猛禽類につく名前であることから、「野にいるスリ」が語源。

③「チュウウヒ」というタカがいるけど、これは低空飛行が得意なので、この両者の名前が入れ替わったという説もある

・・・など、いろいろ見つかりました。
ノスリ君にとっちゃ、そんなことはどうでもよくって、大事なのはネズミじゃ~!