学力テスト Vol.492-2 ルリビタキ ~ まぼろしの青 ~

 ルリビタキ ~ まぼろしの青 ~

ルリビタキ ♂

バックシャンという言葉は英語の「BACK(後ろ)」とドイツ語の「Schön(美しい・美人)」を組み合わせた昭和年代の和製造語です。最近では男性にも当てはめて使っているようです。


青い鳥はいつでも人気度抜群!しかもルリビタキ君は冬になると、かなり身近で見られます。
この個体は特に人見知りをしなくて、間近で見られるので女性たちから「こっち向いて~!!もっと近くへ来て~!!」 と、ワーワーキャーキャーと人気の的!

ましてや、梅の木に止まってくれたりしたら、もう大変な騒ぎ!!

「あれま、そんなとこに止まったんじゃ、前の枝が邪魔しちゃう~!!もっといいところへ来て~!!」
そんなこと言われたって、彼はメジロじゃないんだから、花の蜜に興味があるわけではないので、梅に止まるなんてことは滅多にないのです。

こちらは♀
「ええっ、同じ鳥なのに、なんて地味~!!」と言ってはいけません!シックと言いましょう。♀は子育てをするのに目立つ服装ではいろいろと差し障りがあるので、あえてこんな色をしているのです。

♂の1年目
♀に比べて尾羽も青みが強く、肩のあたりに青い羽がチラチラと見えます。

3年目ほどの若鳥

見て見て~!! ボクってカッコいいっしょ?!

これほどの完璧なダンディを見る機会はなかなかありません!
ここまでなるのには5年ほど掛かると言われています。

ところで、この青色がまぼろしだというのは知ってますか?


これは日陰で撮ったもので、やけに色褪せて見えますが、 決して露出を間違えているわけではありません。見る角度によって、青く見えたり緑っぽく見えたり黒っぽく見えたりするのです。

国内には青い鳥というのはいません!
「ええっ、オオルリとかコルリだっているじゃん!『瑠璃三鳥』って言うじゃん!」
いえいえ、これは「構造色」が作り出している色なのです。

すなわち羽毛に青い色素を持っているわけではありません。羽毛の表面にある複雑な構造がこの美しい青・・・すなわち「幻の青い色」を作り出しているのです。
「幻・幻想」は英名でIllusion(イリュージョン)。
だからルリビタキの英名は「Illusion Bluebird 」といいます。・・・ウソです!! デヘヘ

ホントの英名は「Red-flanked Bluetail」すなわち、「赤い(オレンジ色の)脇腹をした青い尾をした鳥」というのが正解です。

おさらい
「構造色」を分かりやすく言うと、CDを太陽光に当てるとキラキラと虹色に・・・これはCDのデコボコした表面で屈折した光が作り出している色なのです。
ちなみにシャボン玉やモルフォチョウのキラキラも構造色のなせる業です。

おっと、解答の頭かきの写真を載せるのを忘れるところだったわい。

ううっ、かゆくてたらま~ん!! ハア~気持ちよか~~!!

「ん、んん?!?!」
撮られているのを、ハッと気付いたようです。

「取り乱したところなんて撮っちゃダメ~~!スターのイメージが壊れちゃうじゃんか~!」と言ってるようでした。



さて、ネットで興味深い話を見つけたのでご紹介。以下を検索してみて下さい。

1年目の若鳥 ♂

山と渓谷オンライン
「青い鳥」で知られるルリビタキ。若いオスの羽の色が地味なのには理由があった!

生後1年経った若いオスはすでに繁殖する能力を持ち、実際につがいになった若いオスもいます。
この時期は鮮やかな青い衣はまとわずに雌とほぼ同じ姿をしています。2才以上のルリビタキの雄とは見た目が明らかに違うのです。
鳥の中で、こんなことをする鳥はあまりいません。若い個体の羽色の鮮やかさが、今ひとつな鳥は他にもいますが、ルリビタキの場合は明らかに目立たない色彩を選んでいるようです。

ルリビタキの1歳のオスは、年上のオスに対してあらかじめ自分が弱い立場にあることを、羽色で発信することによって相手の怒りを和らげて強い攻撃を抑制し、自分も無理に仕掛けないことで無用な闘争を回避し、闘争による怪我などのリスクを減らそうとしているのだと思われます。(本文より一部を引用)



















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