ゴイサギ ~ 貴族になった鳥 ~
「ゴイ」と付く名前のサギがたくさんいます。ヨシゴイ・ササゴイ・ミゾゴイ・ズグロミゾゴイ・サンカノゴイ えとせとら。その中の代表種が「ゴイサギ」君です。
「ゴイ」の付く名前のサギ類は「××サギ」と言われる白い種類とは見た目にも違いがあって「ゴイ」と名の付くサギの共通点を探すと、白くない、首が太く短くずんぐりとした体形をしています。だからそれらにひとくくりで「ゴイ」を付けたのかな?・・・これについては調べたけど、よく分かりませんでした。シュン
江戸時代には「なべせをひ」「なべかむり」「なべさぎ」などと呼ばれていたようです。どれもゴイサギ君の背中の濃色の色から連想した呼び名です。
「ゴイ(五位)」というのは律令制度における宮中での官位のランクのことで「正五位」と「従五位」があります。「一位」から「五位」まであるうちの上から5番目の官位です。
「五位」までは宮中に入ることを許される者の官位で「従五位下」以上の官位を持つ者が貴族とされていました。
かの清少納言は「従五位上」なので、ゴイサギ君はそれと同等の位をもらったということになります。ネットで「官位一覧」というのが検索できます。興味のある方はどうぞ。
ゴイサギ君が五位の官位を貰ったという説はあまりにも有名なので、ここでは省略しようと思ったけど、「調べるのがめんどくさいから、そんなのどうでもいいやい!」と言う、ものぐさの人もいるので念のために書いておきます。オイラって何て親切なんでしょ!
時は平安時代のこと。醍醐天皇がある日、京の神泉苑に行幸された時、池のそばにこの鳥がたたずんでいるのを見つけ、従者に捕えるように命令しました。鳥は逃げようとしましたが、従者が「勅命であるぞ!」と言うと、鳥はおとなしくなって捕まりました。それを見た天皇は「命令に逆らわずに神妙である、よって五位の位を授けるぞよ」と仰せになりました。そしてサギの王であるという札を付けて放したのです。それ以来「五位鷺」と呼ばれるようになりましたとさ。(平家物語より) ~ネットその他から引用を編集~
た。」
小さい水かき!ハッキリ見えます!!
返信削除[五位]は貴族の位。
でもゴイサギの成鳥は体も目
も丸っこくて愛嬌を感じますo(^-^)o
トップ画像の大空を飛んでいる姿は
返信削除美しい~\(^_^)/
ゴイサギ君は他のサギ類に比べて動きが少なく、羽づくろいもめったにしないので、頭かきを撮るのはなかなか辛抱が必要でした。
返信削除水辺にジッとしてると、その体型からペンギンという人もいるんだとか。
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