ワキアカツグミ ~ 方向音痴 ~
ワキアカツグミの繁殖地はロシアの針葉樹林帯やツンドラ地帯が主で、ツグミとラップしているので、本来はヨーロッパへ渡る筈がツグミと一緒に日本へやって来てしまったのかな?
渡りには太陽や星の位置を体内時計で微調整、さらに地磁気も感じ取って方角を定めて渡っているのです。方向音痴の人にはうらやましい限りの能力です。
「方向音痴」については「Vol.389-4 オグロシギ」で詳しく書いているので、読んでない人はそちらもどうぞ。
ワキアカツグミ ~ 方向音痴 ~
ワキアカツグミの繁殖地はロシアの針葉樹林帯やツンドラ地帯が主で、ツグミとラップしているので、本来はヨーロッパへ渡る筈がツグミと一緒に日本へやって来てしまったのかな?
渡りには太陽や星の位置を体内時計で微調整、さらに地磁気も感じ取って方角を定めて渡っているのです。方向音痴の人にはうらやましい限りの能力です。
「方向音痴」については「Vol.389-4 オグロシギ」で詳しく書いているので、読んでない人はそちらもどうぞ。
ベニマシコ ~ 僕のお嫁さんはどこ?~
赤い鳥としてかなり人気があるけど、オオマシコと違って意外と間近にいます。河川敷や湿地のような開けた環境を好みますが、そんなところはたくさんあるので、なかなかポイントが絞りにくいのです。
この鳥を探す時は、まず鳴き声で探すこと!! ただし食事中は全く鳴きません。
鳥はヒトと同じように視覚に依存しています。さらに言うと、ヒトよりも色彩感覚が優れています。
ヒトは光を感じ取る網膜の部分で赤、緑、青の3種類の光受容部があって、それらの反応の組み合わせから様々な色をフルカラーで見ていて、言わば3色型。
鳥の場合は、それに加えてヒトよりもさらに短い紫外線域からの波長を感じることができる4色型なので、超々総天然色に見えているようなのです。
近紫外線域まで見えている鳥の眼には、ヒトの眼には雌雄同色としか見えない羽毛がもっと違う色が模様で認識されているとのことです。
これを実証するのが「アオガラ」というヨーロッパに生息する小鳥の紫外線と羽色についての研究で、紫外線を見ることができないヒトには同じようにしか見えないアオガラの雌雄が異なって見えるのです。さらに♀は、より紫外域で見える色が鮮やかな♂を選ぶのだとか。
♂の色が華やかに進化した理由は、♀が自分の繁殖相手を選ぶ権利を持っているからなのです。そのため♂は、より鮮やかに!より美しく!!・・・と進化をしてきました。
ところで、最近の若い男どもは体毛を剃ったりエステに通ったりするんだって?!その前に勉学に励むとか健康な体作りをするとか、やることはいくらでもあると思うんだけどね~
P.S.
視覚に関することで調べていたら、「絶対揺れない」というタイトルのCMのことを知りました。それには下記のようなことが書いてありました。ヒマならご覧ください。一番下に動画があります・・・鳥の能力の凄さの一端がわかりますよ。
メルセデスベンツの新型Sクラスに新しく搭載される、「マジック・ボディ・コントロール」と呼ばれる姿勢制御システムを訴求するTV-CM。
https://predge.jp/91081/
レンゲ畑がめっきり少なくなっています。
空気中の窒素を地中に取り込む性質があるため、水田の緑肥として栽培されていました。
稲の収穫前にレンゲの種を蒔き、成長させて窒素をたくさん取り込ませたところで、レンゲごと土の中に混ぜ込みます。これにより、化学肥料を与えずに窒素分を田んぼに供給することができるのです。
中国からの帰化植物ですが、あちらでは花を乾燥させて、利尿や解熱剤としての生薬としても使われるという優れもの。
レンゲは特に蜜が多く、良質な蜂蜜をもたらす植物で「蜜源植物(みつげんしょくぶつ)」と呼ばれるうちの一つなのです。
例年なら、レンゲとコラボでキジ、ケリ、カルガモなどを撮るのが楽しみだったのに肝心のレンゲが、ほとんど消滅状態。理由は化学肥料をまいた方が楽だから・・・なのでしょう。
ニシオジロビタキ ~ キュートすぎて胸キュン ~
ミミカイツブリ ~ 恋の行方は ~
英名は「Horned Grebe」で「ツノのあるカイツブリ」。和名が金髪の部分を耳と解釈しているのに対して英名ではツノ! 英語圏の恐妻家にとっては、金色の耳飾りは鬼の角に見えるのかもネ!!
こちらで4月上旬の渡りを開始する頃の夏羽よりも、英名で検索して繁殖地での写真を見ると、確かにツノを思わせるような凄い画像が載っています。
今回は5年がかりで、ようやく頭かきが撮れました!