学力テスト Vol.399-2 その解答 ムナグロ ~ むぎわらしぎ ~

 ムナグロ ~ むぎわらしぎ ~

この黄金色に輝く鳥が「ムナグロ」の夏羽
英名は「Golden Plover」と言います。訳して「金色のチドリ」。

この美しい夏羽が見られるのは4月から5月頃の今頃だけ!!
古名では「むぎわらしぎ」と呼んでいたようです。


 もちろん「むぎわら」とは、このムギワラトンボと同じく、麦わら色からの名前。
「シオカラトンボ」の♀をわざわざ「ムギワラトンボ」と呼んでいた日本人の感性がそのまま出ています。

 色から名付けたという着眼点は同じでも「金色」と「麦色」という違いは、狩猟民族と農耕民族の文化の差が出ているみたいに感じますね~。

こちらはまだ夏羽への換羽途中で、胸もまだら模様 (5/18)

これは夏羽から冬羽への換羽途中です(8/18)

こちらも秋の撮影 (8/23)

幼鳥や、成鳥の冬羽はこんな感じ


 越冬地の東南アジアやオーストラリアから、繁殖地のロシアの北極海沿岸のツンドラ地帯までの旅の途中です。長旅でお疲れの様子で大あくびを!

フワ~~ こちらでもあくびの連発!

うわわ~ 予告なしに、いきなり「直接頭かき」を!

 彼らは休耕田などに入ることが多いのですが、観察や撮影はいつも車内からが鉄則!
車から降りたりしたら、すぐに飛び去ってしまいます。
この辺りにはハヤブサもいるので警戒心もハンパなく、頭かきのチャンスは滅多にはありません・・・ということで、頭かきが撮れるまではシャッターはずっと半押し状態で、緊張の連続!!

 同類のダイゼンとは声での聞き分けができるので、「キョビッ」とか「ケビッ」と鳴いたらムナグロです。覚えておきましょう!!
ちなみに、この鳴き声から「きびしぎ」という古名も付けられています。

群れで渡ってきたムナグロ君たち  (8/28)

この後、南の越冬地へ飛んで行きました。
来年も無事に来てくれますように!!



















2 件のコメント:

  1. [ムギワラシギ][ムギワラトンボ]
    [ムギワラ]感じが良く出ている言い方ですね。
    植田に来ていたムナグロの群れは何度か見た事あります。
    今年も会えることを期待~(^^)♬

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  2. 夏羽の黄金色はいつ見ても眩しいです!

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