ムナグロ ~ むぎわらしぎ ~
この黄金色に輝く鳥が「ムナグロ」の夏羽
英名は「Golden Plover」と言います。訳して「金色のチドリ」。
この美しい夏羽が見られるのは4月から5月頃の今頃だけ!!
古名では「むぎわらしぎ」と呼んでいたようです。
もちろん「むぎわら」とは、このムギワラトンボと同じく、麦わら色からの名前。
「シオカラトンボ」の♀をわざわざ「ムギワラトンボ」と呼んでいた日本人の感性がそのまま出ています。
色から名付けたという着眼点は同じでも「金色」と「麦色」という違いは、狩猟民族と農耕民族の文化の差が出ているみたいに感じますね~。
こちらはまだ夏羽への換羽途中で、胸もまだら模様 (5/18)
これは夏羽から冬羽への換羽途中です(8/18)
こちらも秋の撮影 (8/23)
幼鳥や、成鳥の冬羽はこんな感じ
越冬地の東南アジアやオーストラリアから、繁殖地のロシアの北極海沿岸のツンドラ地帯までの旅の途中です。長旅でお疲れの様子で大あくびを!
フワ~~ こちらでもあくびの連発!
うわわ~ 予告なしに、いきなり「直接頭かき」を!
彼らは休耕田などに入ることが多いのですが、観察や撮影はいつも車内からが鉄則!
車から降りたりしたら、すぐに飛び去ってしまいます。
この辺りにはハヤブサもいるので警戒心もハンパなく、頭かきのチャンスは滅多にはありません・・・ということで、頭かきが撮れるまではシャッターはずっと半押し状態で、緊張の連続!!
同類のダイゼンとは声での聞き分けができるので、「キョビッ」とか「ケビッ」と鳴いたらムナグロです。覚えておきましょう!!
ちなみに、この鳴き声から「きびしぎ」という古名も付けられています。
群れで渡ってきたムナグロ君たち (8/28)
この後、南の越冬地へ飛んで行きました。
来年も無事に来てくれますように!!
[ムギワラシギ][ムギワラトンボ]
返信削除[ムギワラ]感じが良く出ている言い方ですね。
植田に来ていたムナグロの群れは何度か見た事あります。
今年も会えることを期待~(^^)♬
夏羽の黄金色はいつ見ても眩しいです!
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