オナガガモ ~フォーマルスーツの仕上げは尾羽で~
カモは早い種類では9月中旬頃に渡って来ます。その頃にはすでに換羽途中のものが多くいます。なのでエクリプス(♂の非生殖羽)を探すのは楽しみでもあるけど、ほとんどと言っていいほど見つかりません。
カモ類以外の鳥類では「夏羽」、「冬羽」という言葉が一般的に使用されます。
例えば、こちらはノビタキの「冬羽」
秋に南へ渡る頃、浜松でも見られる色合いです。
こちらが「夏羽」の♂
繁殖期の6~7月に富士山周辺の草原で撮ったものです。
カモ類の場合は、換羽の時期が他の鳥たちと真逆に異なり、同じ言葉を使うと混乱してしまうので、冬季になって♂が換羽するのを「生殖羽(繁殖羽)」すなわちカモ類以外でいうところの夏羽にあたり、それ以外を「非生殖羽(非繁殖羽)」カモ類以外でいう冬羽にあたる・・・と呼びます。
今回の新春クイズは、主にカモ類♂の生殖羽の換羽についての特集です。
クイズにこの写真を出せば、長い首がヒントになってすぐに判ったと思いますが、それじゃクイズにならないので、ちょっと意地悪をしてしまいました。
腹部の換羽が開始されて間もなく、頭部が生殖羽に変化します。
胸にオレンジ実が残っていますが、もうすぐ換羽終了に近づきつつあります。
体のすべての部分が換羽をしたように見えますが、肝心の尾羽がまだ伸びていません。
これが完成形!!
ということは、オナガガモの礼装で一番大事な部位は尾羽なのかな? 尾羽の長さで♀のハートをコチョコチョ & ズッキュ~~ン!!
カモ類は冬が生殖羽、他の鳥は夏が生殖羽なんですね。
返信削除尾が短い♂を見た事があります。
♂の尾羽は最後に伸びると分かり納得しました!(^^)!
オナガガモのエクリプスが今季も見つかりませ~ん!
返信削除時期的にはもうどれも換羽途中か完了なので、また今年の秋、渡って来た直後に繰り越しとなってしまいました。シュン。
今年はエクリプスに遭遇できますように~♬
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