イカル ~ 大嘴鳥 ~
「イカル」君
「イカル」を漢字で表すと、一般的には「斑鳩」ですが、「鵤」とも書きます。
「鵤」はその字のとおりで、「硬くて角のような嘴を持った鳥」という意味です。
イカルの名前の由来としては、かの有名な法隆寺のある「斑鳩の里(いかるがのさと)」という地名にちなんだという説が一般的です。
聖徳太子もお気に入りの鳥で、太子が制定した「十七条憲法」の第一条「和をもって貴しとなす」の文言はイカルの仲睦まじい様子がヒントになったと伝えられているのだそうな。
(参照 「日本野鳥歳時記」大橋弘一)
顔の半分がくちばしのようです!!
くちばしは元々は上下のあごが伸びた骨です。それを「ケラチン」という角質で覆っています。ケラチンってどこかで聞いたことがある名前? そうです、ヒトの爪の主成分もケラチンという蛋白質でできています。
この巨大なくちばしは、硬くて大きな種子を割るのに適しています。そのくちばしを最大限に有効に使うために、力強いあご周りの筋肉が発達しているのです。
英名は「Japanese Grosbeak」。その名もズバリ「大きい嘴の鳥 」。何だか味もそっけもない名前です。まあ、外国のネーミングに情緒や粋を求めちゃいけませんがね。
イカル君の頭かきは初登場です。
最後の足をたたむ動作で、風切羽の後ろから足を回す「間接頭かき」というのが確認できます。
浜松の今日は40.2度という超々酷暑!! 風邪をこじらせたってこんな数字は出ません!
これじゃ一歩も外に出ることができません。
結局、今日もアイスクリームを食べながらの映画鑑賞でした。
少しでも涼しさをお届けできるように、先月に富士山麓で撮ってきたイカル君の水浴びを!
体もそこそこ大きいので水浴びは豪快です!
バシャバシャという音まで聞こえてきます。
彼もかなり暑かったのか、5分ほど入浴していました。
彼らは8月現在、まだ涼しい山の中で生活中。
冬になればまた姿を見せてくれることでしょう。
イカル君はこの太い嘴からは想像できないような美しい声で囀ります。
聴いたことがない人はぜひネットで検索してみて下さい。
酷暑お見舞い申し上げます。
返信削除危険な暑さが続いて本当に参りますね。
イカルくんの水浴び♬ 涼しさ届きました~♬
頭かきショット♬可愛い~!(^^)!
聞いてきました! 美しい囀りですね!
誰かが言うには「小学生がリコーダーを吹いている」という音色だとか!・・・もっと風情のある情緒たっぷりの歌声に思えますがね!
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