ユリカモメ ~ シンボルバード ~
清水港クルーズでは出航して間もなくのこと、水上や防波堤で待機していたユリ君たちが船を追いかけてきます。
その数はざっと30~40羽なので、なかなかの圧巻です。
こんな写真を撮るにはスマホとか18ー55mmの小さいレンズの方がGOOD!
いつもの100ー400mmレンズではユリ君もあふれてしまうか、バックに富士山を入れるのが難しくなってしまいます。
ユリ君たちのお目当ては観光客が投げるパンなどのエサ! もちろん私も前日に食パンを買ってきて事前に細かくしたのをリュックに入れて用意万端でしたとも。
自分でパンを投げていては撮れないので、近くにいた子供たちにパンを渡して投げてもらいます。
「はい、投げていいよ~」「もっと高くへ~」など、注文を付ける方も大変です。なんせ富士山をバックに撮らねばなりません故。
今回のクイズ・・・実は過去に学力テストでは370-4と423-3で「頭かき」や「足指」のことを出題しているんだけど、清水港クルーズに登場してもらったついでに復習を兼ねて再度出してみました。
ユリ君は遊覧船の最後尾の手すりにも止まってくれます。
彼との距離は1m以内ですが、ヒトを怖がる気配は全くありません・・・というよりも「もっとパンをちょうだい~!」と催促してきます。
その足を拡大すると前指が3本と後ろ指が1本の「三前趾足(さんぜんしそく)」で「標準蹼足(ぼくそく)または全蹼足(ぜんぼくそく)」なのがよ~くわかります。
「蹼足(ぼくそく)」って何のこっちゃ? 「蹼」とは「水かき」のことで「蹼膜(ぼくまく)」とも呼びます。皮膚から進化したものですが、ユリ君はカモ類のように水かきを利用して泳ぎ回るようなことは殆どしません。プカプカ浮かびながらチョット足を動かす程度に見えます。
頭かきは「直接」です。
こんなふうに夏羽に換羽を開始するのは3月下旬頃からで、4月の上旬頃までの間で約半月ほどかけて変身するのです。
夏羽に変身した後は極東ロシアの方へ渡って繁殖するのですが、冬になればちゃんと戻ってきてくれます。
ユリカモメはシンボルとして結構人気があるようで「東京都の鳥」の他には、焼津市、四日市市、春日部市、大津市、福岡市などで「市の鳥」に認定されているのです。
また今度、このクルーズで逢おうね~~!!
夏羽の顔が真っ黒に! 面白いですね(^^)
返信削除顔だけが変身する! とても不思議です!!
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