第三のまぶた

烏は真っ黒なので、顔の中にある目の部分が見えない。そのため鳥の顔の目を表す一本棒をなくして『烏』となった。・・・と言うけれど、烏の目の位置がしっかり見える瞬間があります!!

それがこの決定的瞬間!!!

何だか座頭市みたいな目をしてる

普段はこんな感じで、けっこうかわゆい目をしてます。

これは鳥のほとんどが持っている第3のまぶたである「瞬膜」を閉じた瞬間なのです。
瞬膜は半透明で、その役割は ①目の表面をきれいして、保護する ②太陽からの直射や水面からの反射光を減光したり ③風から目を守ったり ④潜水性の鳥ではゴーグルの役目をしています。(参考資料:「鳥についての300の質問」)


こちらはノスリで、虹彩が淡黄色だから幼鳥です。カッコイイ~~~!!!


瞬膜を閉じると、やっぱり「座頭市」に!


これではせっかくの飛翔写真が台無しです。時々こんなことがあるので、鳥はとにかく、しつこいくらいに撮っておかねばなりませぬ!


次の例はカワガラス

これは目を開けている時。 可愛い顔をしてるね~


上と下の写真は瞬膜を閉じている時…と思いきや、半透明ではないので
カモ類などと同様に、下の「まぶた」を上げている状態なのです。


人間の瞬膜は退化してしまいましたが、目頭の内側にあるピンク色の肉はその名残なんだってさ!

 もしもあなたに瞬膜があったら、どんな時に使う? 私はものすご~く怖がり屋なので「怖いもの見たさ」という時に使おうかなっと!





1 件のコメント:

  1. 瞬膜の役割は大きいですね!
    でも瞬膜を閉じた顔は、やっぱりちょっと・・(^^ゞ

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