菜の花畑でシロチョウやミツバチを撮っている時、さっきから体の周りを黒いハエが翔び回っています。追い払っても追い払っても付きまとってきます。ホントにしつこいったらありゃしね~!
そしてこっちが夢中で撮っている最中に、左手の手の甲に乗っかってチクッ! イッテ~!! 見ると見かけないハエが! 大きさは1cmくらいかな? 結局、数回刺されてしまいました。
その後、移動してもずっと付いてくるので デコピン攻撃~! くっそ~、逃げられた~!
もう頭に来ちゃったい! 血を吸っている時に、手を水にジャボン!
仰向けになってジタバタしております!「ケケケ、ざまあ見ろ~!俺様の大事な大事な血を吸いやがって~!」
アブはいきなりの思いもかけない攻撃に対処できずに溺れてしまいましたが、そこはそれ、心根のやさしいオヤジは思い直して、そっと木切れを差しだして草むらへ置いてやりました。
目的は・・・フフン! 何のこたあない、ただしっかりとした写真を撮りたかっただけだけどネ!
このアブの正体を調べると見っけ~!『メクラアブ』。もちろん里山の初記録!
ネットのコトバンクによると「双翅目アブ科。体長 10~11mm。体は光沢のある黒色で,胸背に1対の灰黄色縦条があり,腹部第1,2節の両側と正中線は黄色である。単眼が発達し,複眼は緑色に輝く。翅は透明で前縁と中央部の斑紋は黒褐色。人畜にしつこく付きまとって吸血する」云々。 おおっ!特徴はピッタシじゃ~!
名前の由来も調べてみました。やたらに人体にまつわりつき、周りが見えていないかのごとく突進してくるようで、そこらがメクラアブと呼ばれてきた所以。・・・だってさ! そういや、払っても払ってもお構いなしに、そばに来てたなあ。
このご時世、メクラアブというのは不適当な名前ということから、翅に紋があるので「ハネモンアブ」の名称が提案されたけど、最終的に昆虫関連学会で認められた和名は「キンメアブ」となったらしいっす。
オラにとっちゃ名前なんてどうでもいい憎っくき相手!! おととい刺されたのに、まだ腫れてるし、かゆくてたまら~ん!! 何とかしてくれ~!