いるようで見つからない


春になるとチョウチョが飛び出すのは

よく目にするのだけど

それよりも様々な種類が登場するのが

蛾の仲間

だったらどこにでもいそうで

簡単に見つけられそうなのに

これがなかなか、そうはいかんのであります。

なぜ?

そう、蛾は昼間はこんな風に葉っぱあたりで

ひっそりこっそり隠れているから・・・ネ。


だから蛾を見つけるには林の中よりも

マンションやビルの壁なんかがいいわけ

隠れているつもりでも丸見えだからね。


でもそれじゃぁ、やっぱ風情がないのであ~る。

こんな風に自然がいいのであ~る。


ハスオビエダシャク

春だけ出現する蛾らしい

なかなかキレイですよ!

里山のシダの葉っぱの上にいました。

あれ、このシダはコシダだっけ?


もうめちゃくちゃ


またもや登場してくれたこちらのヒラタアブさん

それはそれで嬉しいのだけど

もう何が何だかさっぱしわかんなぁ~い状態

ナミホシヒラタアブかフタホシヒラタアブのどちらかだなぁ~

・・・なんて思っていたのだけど

どうもそれも怪しくなってきた。



いろいろ調べてみたけど

まぁ似たようなのがいるわ、いるわ

これこそヒラタアブの宝石箱じゃぁ


キイロナミホシヒラタアブ

マガイヒラタアブ

ケヒラタアブ

コマバムツホシヒラタアブ

ワタリムツホシヒラタアブ

オオフタホシヒラタアブ

まだまだ他にもいっぱいいるんでしょうね。


さぁ、あなただったらどれにする?

もう私は諦めたし!



学力テスト Vol.154

ついに桜が咲き出して、あっという間に冬は遥か彼方へ・・・
クイズも冬の水鳥をズルズル引きずるのは、今回をもってボチボチ終了せねばなりませぬなあ。

今回も、まずは図鑑なしで挑戦してみてね!











悩むわけ


黄色のタンポポにベニシジミ

他のチョウチョでは

なかなかこうはいかんのであります。

ベニシジミちゃんに感謝しないとね!





まぁそれはそれとして問題は

ベニシジミが止まっているタンポポ。

毎年、里山に生えるタンポポの種類の同定に

挑んでいるのだけど

どうもはっきりしないわけ。

在来種であることは間違いないと思うのだけど

じゃぁ、なんという在来種?

ここで止まってしまうのであります。

とりあえず下の二枚の写真では

トウカイタンポポの可能性が高いのだけどなぁ?

う~ん、悩んでしまう。



分かりやすいアブ


とにかくこれは分かりやすい


ビロードツリアブ

もしくはビロウドツリアブ 

春一番に登場して夏になる前には

姿を消してしまう


ある意味、期間限定のレアものです。


まぁ飛び方も独特だし
スタイルも丸っこいお尻に尖ったくちばし・・・

いや、口吻が正式名かな?


他に似たものも里山にはいないし

とってもいいのであ~る。 



でも

できたらもっといい形で紹介したいですねぇ


地面がバックじゃなんとも美しさが伝わらない

花をバックとか、空中飛行しているところとか・・・


う~ん、私には超難関!

とりあえずこれで我慢してねぇ。

もっとキレイなのを見たい人は 

このブログで検索して他の投稿を見てちょうだい・・・ネ。










コブシ咲く


いやぁ~ヨカッタ

今年もコブシが花を咲かせてくれました。

この日を待ちに待っていたのだから・・・




それもこんなにたくさん。

初めて咲いた去年は一輪だけだったのに

今年はまぁたくさん咲いていること!

その分、ちょっと感動も薄れたかな・・・?



このビオトープを始めて12年目

コブシはそれより以前にここに芽を出したはず


ということは・・・

実際に芽を出してから何年目に咲くのか?

ちょっと気になってしまったノダ。


で、コブシの育て方とかで調べてみたところ

種を撒いてから5~7年で花が咲くって書いてあった。

うん?となると、この木は相当なオクテ?

それとも園芸種として育てられたのと野生種では

やはり違う?

う~ん、また疑問じゃぁ~!


蛹の謎


羽化したてのキアゲハが飛んでいました。

まぁ飛んでいたというよりは、

低空を飛んではすぐに地面に降りて

こんな感じで休んで・・・

まだ飛ぶのはちょっと苦手そう


そんなキアゲハを見ていて、ふと思ったのは

どこで羽化したんだろうなぁ~?ということ。

食草のセリ科の植物は、ほとんどが背の低い草

当然、冬になると枯れてしまう。

おそらくどこか違う安定した場所に移動して

蛹になって冬を越すはずなんだけど・・・

なんとその草地はみんな刈り取ってしまうわけで

ある程度背の高い木あたりで蛹にならないと

羽化できないはず・・・


ほんと、どこで蛹になるのやら?

毎年探すけど越冬蛹ってなかなか見つからない。

不思議じゃぁ~





ラブソング

春は、「新しい出会い」と共に「お別れ」も付きものの季節。


レンゲの花が咲くころになったら『ツグミ』君も体内時計が作動してモジモジ。そろそろ北へ帰らなければなりませぬ。


そして今頃になると、もしかしたら聞けるかも?・・・というくらいの貴重なもの

それはツグミ君のさえずり! シロハラ君は、まださえずりを聞くチャンスはそこそこあるものの、ツグミ君の歌声となるとなかなか聞ける代物ではありませぬ。

だって、北国に渡ってから彼女を見つけて、心を込めたラブソングでアピールしなくちゃいけないんですからねっ!

それを、そこらの変なオッチャンたちに、そんな大事な歌を聞かせるわけにはいきませんってば!

丸いハナバチ


ラッパズイセンを訪れたのは

コマルハナバチの女王

・・・とはっきり言いたいところですが

おそらくコマルハナバチということで・・・!


そのちょっと怪しい同定のポイントは


 春一番に現れる

(これはバッチリですよね)

 他のマルハナバチに比べて全身の毛が長い

(う~ん、他のハチのことをあまり知らないし・・・)


こんなもんなのですが、いかが?


こちらさん、里山では毎年この時期になると

姿を現してくれる常連さんなのでありま~す。





マルハナバチ国勢調査というサイトに

とりあえず画像を送付して返答待ち

いつ来るのかなぁ~?待ち遠しい!

モモで勝負

こちら黄色のラッパズイセンに止まっているのは

モモブトカミキリモドキ


こちら白いフサザキスイセンに止まっているのは

ルリマルノミハムシ



どちらも腿の太さがご自慢なのでありま~す。


でもその使い方がちょっと違う


モモブトカミキリモドキのこの太い腿はオスだけ

ということは、メスにアピールのため?かな

「俺の腿はこんなに太いでぇ~!強いでぇ~」なんてね。


そしてルリマルノミハムシはその名のとおり

人が近づくとノミみたくピョンと跳ねてどこかに消えてしまう。

「ざまぁ~みろぉ~!近づけるもんなら近づいてみな!」

ってな感じ。そのためにこんなに太くなった?のかな。


面白いですねぇ~!


えっ?写真がちっちゃすぎてルリマルノミハムシの

腿の太さがよくわかんな~い?

そこんとこは許してぇ~!



そろそろお別れ


桜の開花予想が出始めたら、もう冬鳥たちともお別れ。 背中からでも存在感は抜群!


この『ルリビタキ』君。 先日はお別れの挨拶に、美しいさえずりを聞かせてくれましたぞ!
この時期のさえずりなんて超ラッキー! 来年もどうか無事で来てくれますように!

学力テスト Vol.153

これだけ暖かくなると、さすがにカモ君たちも段々と数が減ってきています。今年は例年よりも数が少なかったような気がするけど、また元気に戻ってきてね~


・・・というわけで、今回もこんなクイズをどうぞ! こんなの簡単すぎてクイズじゃないって?
まあまあ、そう言わずに付き合ってね! 

ヒントはこれ以上ないって言うくらいにあるんだから、図鑑なんて見ちゃダメだぞ~!!













おっと早すぎた?


こちらは数日前、ひょっこり目の前に現れた

ホソミオツネントンボのメス

幸運にもコンデジで撮れたのでありました。


長~い、寒~い冬を越して

やっと出番がやって来た!ってな感じかな。

でも、まだちょっと早すぎるよね。

本格的な活動は4月に入ってからだもんね。



もしかするとこの個体

まだ越冬状態のメスの色そのもの?

だとしたら、こんなにしっかりと見れたのは

初めて

なんせ冬枯れの木や葉っぱに止まっていたら

どこにいるのやらさっぱしわかんないからね。




ピッカピカ


こちらは先日、kunichanが見つけた『ムツボシオニグモ』の1か月後くらいの4月下旬の頃・・・黄色が映えてピッカピカに見えます。

ここ里山で、このクモを見たのはこの時期のこの時だけ。だからここでは普通種ではないのかも?

チト気になって図鑑を調べてみたら、里山から山地に生息する普通種・・・と書いてあったけど、
少なくとも、この里山ではなかなかお目に掛かれない珍種! なのだと勝手に解釈したけど、


オニグモの仲間と言っても5~8mmくらいしかないので、このサイズだと意外と見落としをしているかも?!?!

とにかくすっごく可愛いっすよ! また近いうちに会えるといいなっ!

カエル密度はこんな感じ


里山のデスバレーには

シュレーゲルアオガエルの大合唱が響きわたる。

もうそんな季節になりました。

そしてビオトープ池の中はこんな状態


枯葉の上にピタッとくっついているちと細長いのが

アズマヒキガエルのオタマジャクシ

それよりも大きいオタマっぽい姿をしているのが

ニホンアカガエルのオタマジャクシ

これらを狙ってやはりアオサギ野郎も登場


アオサギ野郎なんぞにやられずに無事に

カエルの姿になって林に戻っていけるのは

どのぐらいいるんだろうね。











なろ抱き


メスはうっとり顔! この優しい抱き方を「なろ抱き」とおっしゃる方がおりました。 


「なろ抱き」?そんなの知らね~ って言う方は「あすなろ抱き」って言えば分かるかな?

かのキムタク君がTVの「あすなろ日記」(柴門ふみ原作)の中でヒロインを後ろから抱きしめたポーズが、当時の女の子をキュンとさせ、キムタク君の人気もあがり「あすなろ抱き」という言葉も流行語になったんだってさ!


 でもどう見てもプロレスの「はがい締め」にしか見えないのは・・・オイラがオジンだからなのかな?

イメージ画像にご登場願ったのは『アズマヒキガエル』君たちでした。

ちなみにヒキガエル君は一度抱きついたら、雷が落ちようが、槍が降ろうが絶対に離しゃしません。それほど固い決意なので、時にはメスがその強力な抱擁に窒息死してしまうこともあるんだって! ・・・そんな熱い恋をしてみたいと思わない?

ついにやってきた!


待ちに待った彼岸の入り

だいたいこの辺りを境に登場する虫の数が

ぐ~んと増えるわけ。

本日はとても暖かく、もう完全に春。

様々な虫さんたちが飛び交っていました。

ご紹介はまたあとでね!




またもや・・・


ネコヤナギ再登場

そして、その花の根元にいるのはクモ

うん?ちっちゃすぎてわからん?

そうなんですよねぇ~でも、これが限界


で、少しアップしてみると

こんな風に三つの星がよく見える

これ、左右にあるから合計六つ

さぁ~これはなんちゅうクモじゃ~?

ということで、必死こいて検索

やっとヒットしたのが

ムツボシオニグモ

で、いいと思うのだけど、自信なし・・・

とりあえずこちらは、まだ幼体のようであります。


なかなかいい色合いだし、カワユイ・・・かな?


ついでにネコヤナギのことを・・・

ヤナギの仲間は雌雄異株

この一本のネコヤナギは花を見る限り雌株みたい。

これもちょっと自信ないけど・・・ね。


とにかくまぁ自信ないことだらけ

でも、いいのだ!・・・と開きなることが

自然観察の極意なのであ~る。



増えないのが不思議


レンゲがちょこちょこと咲き始めています。

ほんとにちょこちょこ・・・

レンゲのイメージはやはりレンゲ畑

でも、ここ里山ではいくらレンゲの種をまいても

なかなか一面のレンゲ畑にはならないのです。

なぜかなぁ~?


花を咲かせるのは、半野生化?したレンゲたち

やはり、ドバッとは広がらずに所々にちょこちょこ

なんとなく遠慮して咲いてる感じ


里山を一面のレンゲ畑にしたいのだけどなぁ~

何かいい方法はないのでしょうかネ?

ネコのしっぽ


雨上がりの少し寒さを感じる里山

そんな中、もうネコヤナギが花を咲かせていました。

里山でネコヤナギと言えば

この一本だけ

とっても貴重な存在なのであります。


ここは私有地

幸運?にもいまだに切られずに毎年

こんな風に花を咲かせてくれます。

でも、どうして切らないのかなぁ~?

不思議!!!


そこに止まっているのは多分、ヒラタアブの仲間

私には識別が難しすぎて、それ以上は書けまへん。

ほんと、昆虫の同定は難しいのじゃぁ。

これからの季節、そんなのがうじゃこら登場してくる。

どうしましょ!





冬から春へ



里山にもそろそろ変化が起こってきました。


どうですか?冬とは何となく違わない?

枯れた草の色で覆われていた畔に

うっすらと緑が増えてきました。


今日は曇りでそんな変化を伝えるには

ちと無理があったかなぁ~?



そして畔の近くからはシュレーゲルアオガエルの声

もう一週間ほど前から合唱が始まっています。

いつ聞いてもいい声ですねぇ~

学力テスト Vol.152

昨日はめっちゃ暖かい日だったけど、お隣の森林公園では、夜行性のイノシシ君が出てきて9人がけがをしたんだとか! 

いくら暖かい日だと言っても、浮かれて、しかも人の多い公園に出てきちゃまずいね~! 猟友会がさっそく罠を仕掛けたりしているというから、捕まっちまうかも?


さてさて、今回はちょっと意地悪な写真をいろいろ集めてみました・・・と言ってもヒントは満載!!
皆さんだったら、チョチョイノチョイ!! だよね~













ビオトープ絶滅危惧種?

ビオトープを始めて、はや12年

現在の美しい?ビオトープ

始めたころはどこを見ても一面背丈以上の草だらけ

その中を歩くのも大変だったわけ


それが今ではどこでも何の障害もなく

ゆっくりと散歩ができる。


それは何のおかげ・・・???

そう、毎年行う草刈り大作戦なのであります。

秋になると、もうこれでもかぁ~というぐらいに

バンバン刈り取っていく

結果どうなるでしょ?


こちらは奇跡的にも刈り残しにくっついていたオオカマキリの卵のう

この冬はこれ一つしか確認できませんでした。

カマキリの中でも草の茎に卵を産むのは、このオオカマキリだけ

ということは・・・

オオカマキリにとっては非常に過酷な環境なのであります。

せっかく産んだ卵が全部地面に落とされてしまうのだからね。


もしかしてビオトープではCR(絶滅寸前)クラスかも


この話・・・信じる?それとも信じない?

いつでもOK

もう準備は整った!

あとはカウントダウンを待つのみ


林の下ではこっそりとこんなドラマが

展開されているのでありました。


シュンラン


なかなか表だって目立つわけではないし

花の色もどちらかと言えば控えめ

でもこの花には気品がありますよね。

私はそう思っているのだけど・・・


早く咲いてくれないかなぁ~!

とにかくこれは目立つ


なかなかキレイでカワイイ水仙でしょ!

テータテートとかティタティタと呼ばれる

ミニ水仙の仲間


本日、これを見つけてしまいました。

えっ、どこで???

なんと寒谷の駐車場にある小屋のわきで・・・

なぜここに?誰が?どうして?・・・

なんてふつうは思いますよね。

なんせ園芸種なんだから


でも私はなぁ~んも思わなかったのであります。

犯人は私なんだから・・・




思い起こせば昨年の暑~い夏のある日

うちのかぁ~ちゃんからベランダの鉢植えの土の処分を頼まれた。

ほんじゃ、里山に行くついでに持っていきますか!

と軽く引き受けて、ここに捨てたわけ・・・要するに不法投棄

まさかその土にこれが入っていたとは・・・


まぁ、キレイだし、外来種みたく増えすぎないだろうし、

場所も限られているし・・・ということで、このままいてもらうことにしました。

しかし、ここのは成長がいい。

やはり腐葉土は違う。


うん?ちょっと待てよ・・・ここは道路わき

よって人目につく

よくあるパターンが脳裏を横切った。

「わぁ~かわいい!家に持って帰って・・・いいかしら?」

そしてチョッキン、ごっそり根こそぎ


さて、このミニ水仙の将来はいかに?