学力テスト Vol.468-3 その解答 フクロウ ~ 暗黒の帝王 ~ その2

 今回は、久しぶりに「暗黒の帝王」の候補生に、数日間ですが密着取材ができたので、その様子を!

この子とじっくりと出会えたのは、巣立ち後20日くらいしてからの事。

フクロウの場合、3月頃に産卵してからは抱卵が約30日。その後 巣立ちするまでに、洞の中でさらに約30~40日・・・そして、まだ充分に飛べない時期なのに巣立ちします。

その間、巣内にいるのは全部、母親の役目です! 父親はひたすらエサ運び。巣立ちしてから2~3ヵ月を両親とともに過ごし、狩りの訓練などの教育を受けます。

今回は何故か、ひとりっ子! フクロウに詳しい人の話では、最近は近隣の県ではどこも1~2個しか卵を産まないそうです。理由は「育てるためのエサが少ないのでは?」とのことでした。

夜行性なので当然のことですが、昼間のほとんどは寝てばかりで動きがないので、こちらも退屈な時間が多いのですが、モゾモゾと動いてくれると意外と面白い行動をとるのです。

◆その1:あくび 夜行性なので当たり前のことですが、昼間のほとんどは寝てばかり!

目が覚めれば、まず「あくび」

きっと退屈で退屈でたまらないのでしょう。

のどチンコまで見えるくらいの大あくび!

撮っている方もあくびがうつりそうです!


その2:ストレッチー1 この羽を伸ばす行動を「スサー」とも呼ぶようです。


羽を目いっぱい伸ばしました。

次は足までしっかりと延ばします!

うわわ~っ、滑っちまった~!

落っこちる~~!!

あっぶね~~

その3:ストレッチー2 
確か、昔はこのストレッチは「ウサギのポーズ」と聞いたような気がしますが・・・。
※「ウサギのポーズ」というのはヨガでのポーズのことです。
これは上記その2のストレッチ-1に続いてやることが多く、両方の羽を上方向に引き上げる動作のことです。これを最近の写真屋のジイサマたちはここ数年のことですが「エンジェルポーズと称し、シャッターチャンスとして狙っているようです。

横からも撮れたけど

なかなかの迫力~!

右の翼がつっかかちゃうけど・・・

左に動くのもめんどくさいし~

何とかなったかな?!?!

◆その4:直接頭かき



かゆくてたまら~ん! どうにも止まんね~~!!

◆眠い~~~~!!!

う~ん、だんだん眠くなってきた~

もう我慢でき~ん~~
とうとう頭をつけてしまいました!

ZZZZ~~!!

しまいには、おでこを幹に当てて爆睡~!!

◆しゃがみ込んで休息


ん?んん?? ボクの真下にいるのはだ~れ?

あと2~3ヵ月の間は親の熱い愛情のもとですくすくと育っていくことでしょう。












学力テスト Vol.468-2 その解答 フクロウ ~ 暗黒の帝王 ~ その1

 フクロウ ~  暗黒の帝王 ~ その1

この子は、まだ巣立ちして2日目とのこと。

そしてこれは、それから約20日後。

現在、世界では約1万種類の鳥類がいると言われていますが、夜行性のものはそのうちの3%に過ぎません。
フクロウ類はその中の70%以上を占めており、南極以外のすべての地域に生息しています。

多くの鳥は頭の左右側面に目がついていて、同時に異なる対象を見ることができます。
これを「単眼視」と呼びます。
これは視野が広く見えますが、両目で立体視して見る範囲はかなり狭いです。目が顔の横についている鳥たちは、広い視野を確保するために立体視を犠牲にしているのです。

フクロウの目は人間のように顔の前に並んでついています。これを「両眼視」といいます。
それは他の鳥に比べて全体を見渡す視野が狭いという事ですが、逆に立体視できる範囲が広いということです。
獲物までの距離感がよくわかるため、狩りには絶対的に有利なのです。

夜の世界では、フクロウ類を襲うような外敵がいないため、視野が狭くても全く困らないのです。もちろん、その辺のことを考慮しての大進化の歴史!!


さらにフクロウ類は多くの光を集めることができる大きな目を持ち、網膜にある光を受け取るセンサーがヒトの100倍も優れているので、月明かりの中でも充分に獲物を見つけることができるのです。ヒトが暗視カメラで見ているような感じかな? きっとそれ以上だろうね!

さらに光や色を感じる錐状体(すいじょうたい)も持っているので、夜だけでなく昼間でも問題なく目が見えるのです。

この大きくて平らな顔を「顔盤」と呼びます。

顔盤」は無数の細かい羽毛で覆われており、その縁の先端がカールしています。
パラボラアンテナのような機能を持っていて、「顔盤」が発達しているフクロウは、音を効率よく耳に集めるような構造になっているのです。

参考:「岩本流 野鳥観察手帳」

人の耳は左右が同じ高さの位置にありますが、フクロウ類は左右の高さがズレています。
これは音の発生源を正確に突き止めるために、わざわざ非対称に進化しているのです。
この「両眼視」できる視力と優れた聴力によってネズミなどを捕えることができるのです。


このハート型の顔と、愛くるしいクリクリお目目にはそんな秘密兵器が隠されているのです。


次回に続く!!!


学力テスト Vol.468-1 頭かきシリーズ その85

 この時期は庭でお気に入りのクレマチスが満開!毎年、見事に咲いてくれるので感謝、感謝です!!


これは私のお気に入りの一つで「アフロディーテ・エレガフミナ」といいます。

花言葉は「永遠の愛」・・・う~ん、しびれる~~

「アフロディーテ」とは、ギリシャ神話に出てくる「愛と美の女神」、「エレガフミナ」とは「エレガントなフミナ」の意味です。「フミナ」というのは、これを1993年に作出した宇田川正健氏に関係のある女性との説もあるようだけど、それ以上は不明です。

いずれにせよ、この時期に15年以上も我が家の庭を華やかに、にぎわせてくれる大事な大事な花なのです。今年も挿し木で増やさなくっちゃ!

さてさて本題!!
この鳥の名前と頭かきの種類を答えて下さい。頭かきには「直接頭かき」と「間接頭かき」の2種類があります。




学力テスト Vol.467-2 その解答 アカアシチョウゲンボウ ~ 恐怖のアサシン ~

アカアシチョウゲンボウ ~ 恐怖のアサシン ~

5/10に浜松市内で、県内初記録のハイイロガンが出た!!という大ニュースが出たばかりで興奮も冷めやらぬ頃だというのに、今度はアカアシチョウゲンボウという、これも超とんでもないのが出たのです! しかも、自宅からそこまで70㎞という楽勝の圏内!!

それは、と或る日の週末のこと。孫の運動会という事で、写真班に狩りだされて隣県へ。
無事に終了してホッとして、くつろいでいるところに緊急の電話!
「もっのすげ~ぞ~!!、近くて撮れちゃう~~!、早く早く~~!!」
ぎょえ~~、そんなこと言われたって、今すぐに、ここから一旦 家まで帰って同居人を降ろしてから、そちらへ向かったとしても18時になっちまう~~!! 
グギギギギ~ どう考えても今日はあきらめざるを得ません。そしてその後は大雨に! まんじりともせずに小雨が降る翌朝を迎えました。



アカアシチョウゲンボウは、たまに情報がありますが、それはいつも秋のこと。
「ええっどうして今頃? しかも♂? ホントけ?!?!」ビックリもいいところです!!

図鑑で見ると、このように電線に止まっている写真が多く載っています。彼らはこのように見晴らしのいい場所から獲物を探して舞い降りる習性があるのです。

例によって、夜明け時間に現地に到着すると、すでに5~6人がいましたが、駐車場でヒマそうにぶらぶらと・・・。
聞くと、まだ小雨が降っているせいか、出ていないとのこと。「ゲゲ~、もしや、抜けちまったか!またしてもニアミスかい~~!」一瞬というよりも、かなりの不安がよぎります。


それから2時間余りしてからのこと、ようやく姿を見せてくれましたが雨でびしょぬれ状態で、何ともみすぼらしい姿! 夕べの大雨をどこの軒下で雨宿りしていたのかな?
「うわわ~~、で、で、出た~~、とりあえず出てくれたら何でもええがや~」

それでも羽を広げたりして徐々に乾いてくると、だんだんと凛々しい姿に変身~!!

背中や尾羽中央に成鳥らしき兆しが見えて
どうやら「♂の第一回夏羽に移行中」とのことです。

学名を「Falco amurensis 」といい、意味は「アムールのハヤブサ」。
英名も「Amur Falcon」といいます。

「アムール」というのはロシアと中国の国境にあるアムール川という大河のことで、この鳥の生息域であるロシア南東部、中国北部の地域のことも表していて、いろいろな鳥が繁殖している所なのです。
他には朝鮮半島やモンゴルなどでも繁殖し、秋には何と何とアフリカ南部へと渡っていきます。・・・ということで日本とは渡りのルート上では関わりのない鳥。だからこそ迷鳥なんだけどね。とにもかくにも、よくぞこの地へ舞い降りてくれました!感謝・感謝・大感謝で感謝の嵐です!!

日本で馴染みのある鳥たちの渡りルート、例えばシギチ類では「東アジア・オーストラリア フライウェイ」すなわち「ユーラシア大陸東部で繁殖~日本~オセアニアを結ぶルート」が有名ですが、アカアシ君は東アジアと遥か彼方のアフリカ南部を結ぶルートなのです。

秋の渡りでは一旦、インドで大集結し、インドからアフリカへ渡ります。
近年になって、アカアシ君がアラビア海を渡っているということが知られるようになり、「猛禽類の中では最長距離の海上の渡りをする種類として有名なのだそうな!

※通常はサシバなどのように、海を渡るにしても島伝いに通過する・・・要するに、できるだけ海上を長く渡るリスクを避けるルートを選ぶのが一般的なのです。

今回の餌場は昆虫が多いのか、頻繁に飛び出してくれます。

飛び立てば百発百中で虫を捕えています。
まさに虫たちにとっては「恐怖のアサシン」なのです!
※アサシンとは暗殺者とか刺客・殺し屋のことです。

待ち伏せのポイントは枯れ木とは限りません。樹上からでも。

獲物を見っけ~~!! シュワッチ~~ 

捕まったバッタを拡大してみると、脚にトゲが見えます。

後ろ脚にトゲのあるバッタといえば、多分この「ヤブキリ」でしょう。

他には「ツチイナゴ」も捕えられていました。
越冬地のアフリカ南部にいる時もバッタ類が大好物なんだとか。

当然ながら「直接頭かき」もしっかりと撮れました!

えっ、こんなピンボケじゃよく判らんからダメだって? そんなこと言われても、これを撮るのにも右手の指が引きつるまで、辛抱強く頑張ったんだけどな~! グギギ~~

それなら、これだったら文句あんめ~!

はるばる遠路からこの鳥を訪ねてくる県外の鳥屋たちも大挙して押し寄せていて「経済効果は超抜群」のアカアシ君なのです!

ただ、鳥屋の場合には「無駄なお金は一切使わない!ガソリン代も1円単位でケチる! 金を使うのは撮影器材のみ!」という考えが徹底している人が多いので、今回も もしかしたら「名物のオオアサリ」を食べてくれた人がホンの少数くらいは、いるかも?程度の経済効果なのかもしれませんが・・・。



秋までには仲間が集結しているインドまで行っておくれ~!


P.S. ものすごくショッキングな記事を見つけました。!!!!!!
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/7118/
「インドでチョウゲンボウの大規模密漁」






















学力テスト Vol.467-1 頭かきシリーズ その84

ジュビレ・デュ・プリンス・ドゥ ・モナコ

我が家の玄関先で毎年楽しませてくれるお気に入りのバラです。
白地に赤色の覆輪が入り、花ごとに覆輪の入り方が違ったグラデーションとなるところが見事です。
グレース公妃の夫君であるレニエ三世大公の即位50周年記念に捧げられたバラです。
赤と白はモナコ公国の国旗の色で、それをイメージしているとのこと。2000年にフランスで作出された銘花で、多くの受賞をしています。
アメリカでの名前は「チェリー・パフェ」。このほうが似合いそうで、覚えやすい名前です。

例年なら2~3輪ずつポツポツと咲き続けるのに、今年は一気にドバ~ッと!!


さて本題。5/25に撮れたばかりの撮れたてホッカホカの写真です!
この鳥の名前と頭かきの種類を答えて下さい。頭かきには「直接頭かき」と「間接頭かき」の2種類があります。