カリガネ ~ 吉兆の鳥 ~
カリガネはいつもファミリーで暮らしています。
上記写真の中央を拡大すると・・・「直接頭かき」をしているのはママかな?
黄色のアイリング、短めでピンクのくちばし、白い大きなおでこ!
この3点セットがカリガネ君の魅力を一層引き立てます。
馬だと額の白い部分の模様を指して、「星」とか「流星」と呼ぶようですが、カリガネ君の場合はそんな言い方をせずに、単に「額の白色部」・・・ちょっと洒落たネーミングを付けたくなります。
たまにはのんびりと大あくび!
いつもいつも外敵を気にして緊張しているわけではありません。
カリガネは1960年代の頃には約300羽という記録があるようですが、1975年頃から2015年頃まではホンの数羽程度。2015年以降になって少規模な群れが徐々に増えてきたようです。
最近では200羽ほどが確認できるようになりましたが、他のガン類のマガンやヒシクイに比べたら極めて少数で、世界的に見ても激減している絶滅危惧種なのです。
左:マガン、右:カリガネ
マガンに比べて、ひと回り小型です。
「カリガネ」という語源について。
もともとは「雁の音(かりのね)」すなわち「雁(かり)の鳴き声」そのものを指す言葉でした。ガンの鳴き声が「カリカリ」と聞こえることから「カリ」という名が付き、その声を「雁が音(かりがね)」と呼ぶようになったということです。
古くはガン類全般を指して「かり」と呼んでいました。
それが江戸時代以降、特に鳴き声が高い小型の種を「カリガネ」と呼んで区別するようになったと書かれています。
カリガネはマガンの大群と一緒に行動しているので、その中から彼らの声を聴き分けることはもの凄く難しいのですが、YOU TUBEで動物園で飼育されているカリガネの声を録音したのが聞けました。似てはいますが、確かにマガンよりも高い声で鳴いていました。
もし、江戸時代の人がマガンとカリガネの声を聴き分けていて、そこから区別していたとしたらすごいことです!
その頃にカリガネがどのくらい渡って来ていたのかは不明ですが、マガンに比べて圧倒的に少ないだろうという事は想像できます。
ましてや、マガンとそっくりなカリガネを双眼鏡もない時代にしっかりと区別していたとは思えないので「カリガネ」はマガンのことだろうと思ってしまいます。
カリガネは漢字表記で「雁金」と書きます。これは幸福や金運を意味しており、縁起のいい鳥とされています。
そして武士の間でも家紋として愛用され、その中でも真田家とか信長の家臣であった柴田勝家も「雁金紋(かりがねもん)」を使用していたんだそうな。
その理由の一つに、雁は群れをなして行動する習性があることが挙げられます。
これは「家族や仲間との結びつきを大切にする」という意味を持ち、家庭円満や商売繁盛の象徴、結束力を表しているのです。
他にも地名、歴史的建造物、店名や屋号などに「雁金」という文字が多く使われています。あなたの住んでいるところにも、そんな名前がありませんか?
珍しく水上にいるのが撮れました。
我々も、もっともっと彼らの仲間が増えるような環境づくりに努力せねばなりません。
明日に向かって飛び立て~!!


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