アオハクガン ~ 白なのに黒 ~
青空を飛ぶハクガン
あれれ? ハクガンの中に何やら変わったものが!
な・何だ、こりゃ~!
顔はハクガンなのに体が真っ黒!
羽の上部を見ると青灰色で、これが名前の由来。
これぞ珍鳥の「アオハクガン」なのです!
英名は「Blue Goose」ですが、正式名は「Snow-Goose 」・・・すなわちハクガン!!
アオハクガンは羽毛の色を決定する遺伝子が異なるためで、以前は別種とされていたこともありますが、「単なる色違い」で、突然変異ではありません。
日本に渡ってくるハクガンは、現在は約1000羽以上で、その中にアオハクガンが数羽混じっているだけなので、かなり珍しいのです。
アオハクガンの直接頭かき
ハクガンのファミリー
左上と下から2番目の、やや濁った色の個体が幼鳥です。
マガンの編隊飛行
この このようなV字型の編隊だと、前を飛んでいる鳥が生んだ上昇気流の中を飛べるため、エネルギーの消費量を抑えることができるのです。もちろん、そのためには羽ばたきのリズムや距離を調整したり、気流の動きなどを敏感にとらえるという高い能力も必要なのです。
字の
ハクガンの繁殖地はロシアのウランゲル島が知られており、それらはアメリカに渡ります。
主な越冬地は北米で、中央部ではアオハクガンが約25%ほどと言われるのに対して、東海岸へ渡ってくるグループではアオハクガンはわずか1~4%と非常に少ないとされているようです。
日本へ渡ってくるハクガンは2000年の頃はわずか数羽だけでした。
日本、ロシア、アメリカの国際共同で「東アジアへのハクガン復元計画」が 1993 年に始まり現在のように多数が飛来してくれるようになったのです。
詳しくは以下をご覧ください。
◆日本の空に復活した日本ガンたち
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/fund/message/vol06/
◆ハクガンの復元計画
http://shibalabo.eco.coocan.jp/goose/2-1/2-1-2/ac.htm
編隊