学力テスト Vol.168

大事なクイズのことをすっかり忘れてしまってたわい! なんてのはウソでホントはネタ切れで悶々としてました。 フィ~~~

さてさて、今回は初々しい新人君をご紹介! ・・・と言っても、里山に関係のない海岸育ちのビーチボーイたちも混じっているけどご容赦を!

何が何だかわからないって? そんなことないない! 
けっこう体型とか周りの環境とか、よ~く見るとヒントは満載でござるぞ~!


A


B


C


D


E


F

青い蛾


古い日本語には緑という言葉はなかった。

緑も青もすべて青

だから

カギバアオシャク

・・・でいいのかな?


大型のアオシャクの仲間です。


多分だけど、こちらは♀

メスはオスより一回り大きいらしく

なかなか迫力ありますよ。


でも、どうも葉っぱの裏が好きらしく

うまく撮れなかったなぁ~、残念!


里山では初めて確認

まぁ蛾なんてほとんど初めてなんですが・・・ネ。


ちょっと調べてみたら幼虫がこれまたスゴイ

食草はコナラやアラカシなんだけど

完全にその芽に擬態している。

こりゃ、ちょっとやそっとでは見つからないかも・・・






小さなウリ


さてさてハムシの仲間が大好きなウリ科の植物のご紹介

この時期に里山で一番目につくのが

このパターン


ちょっと薄緑色をしたギザギザの葉っぱにツルが

くにゃくにゃ


そのツルには、こんな風にウリンボウが連なっています。


これはスズメウリ


もう少し経つとスジの入ったまん丸い実になりますヨ。





花はこんな感じ



そして、やっぱいました。

ヨツボシハムシ


そんなことでこのスズメウリをそれなりに観察してみるのですが

どうもハムシに食べられた跡がほとんど見当たらない

そしてハムシもなかなか見つからない

どうゆうこと?

クロウリハムシなんて、たくさん飛んでいるのに・・・




イノコヅチ


イノコヅチとくればひっつき虫


えっ、ひっつき虫なんて言うのがいるの?

いやいや違いますで!


種が服などに引っ付くからひっつき虫

虫ではありませ~ん。


服に引っ付く種を総称して

ひっつき虫と呼ぶのであります。



だけど今回は正真正銘

イノコヅチに引っ付く?と言うか、イノコヅチしか食べない

虫さんのご紹介


イノコヅチカメノコハムシ


シースルーのカメノコハムシのお仲間

ほら、左の穴はおいしく頂いたところ


里山にはイノコズチがゴマンと生えているから

もしかしたら案外といるかもね。


ちなみにこのイノコヅチ

ヒナタイノコヅチヒカゲイノコヅチと言うのがあって

多分こちらは日陰に生えているから

ヒカゲイノコヅチでいいと思うのだけどなぁ。

そろそろ服に引っ付き始めましたでぇ~。


あぁ~、植物も昆虫も何もかも

ホントに知らないことだらけじゃぁ~

困ったもんだ!






シックの極み

このデザイン

なかなか真似できませんねぇ

多分、大きさは7~8mm程度

ちょっと見ただけでは「ちっちゃな地味な蛾」

だったのだけど、こうしてアップしてみると

それはもう、すんばらしい!

私は感動したのであります。

ちょっとハマキガの仲間にはまりそうだなぁ~!



フシモグリヒメハマキ

なかなか名前がわからなかったけど見つかってよかったぁ!

この名前のフシって虫こぶのこと

タマバチ類の作るナラメイガフシとかクリメコブズイフシ

などが幼虫の住処らしい。

こんなのが里山には、もっともっといるんだろうなぁ~





学力テスト Vol.167

今回はこんなのを用意してみました。一見、ややこしそうだけど、よ~く見るとヒントが満載だから、実はチョ~簡単!?! ・・・多分ね!?

そして何よりも今後の識別に、ものすご~く役に立つ! と、いうご利益も!


A


B


C


D


E


F


G

これは銀じゃろ!


ムクツマキシャチホコ

頭から翅の先までが40mmぐらいはありそう

結構な大きさの蛾です。



その名の通り、幼虫の食草はムクノキらしい。

ネットで色々と調べてみたけど

情報は、ほとんどなし。

蛾は美しいか、珍しいか、害虫対象かあたりじゃないと

ほとんど無視される状態かもね。


しかしこの色合い。グレーなんて言ったら失礼

まさしく銀、シルバーですよね。






あぁ~ややこしや


ここ2年ほど里山に吊ってある竹筒マンションは

オオカバフスジドロバチ(エントツドロバチ)が主力


やり始めたころはオオフタオビドロバチも

結構な数がいたんだけど、最近は数匹見るか見ないか。

そしてこちらも、もしかして久々?



ノブドウの花にやって来た

カバフスジドロバチ

別名を

ナミカバフドロバチとも言います。


さぁ~ここに登場した・・・ドロバチ

全部間違いなく名前を言える?


しかし、どうして年数がたつと種類が限られたり

別の種に変わったり・・・

不思議だなぁ~何がどう作用するのか?

理由を知ることが出来たら面白いだろうなぁ。





嫌われ者


この時期になって原っぱで目立ってきました。

名前はシロオビノメイガ

こげ茶と白のミックスが何とも言えないバランス

なかなかいいでしょ!

でも、人さまの世界では嫌われ者なんですねぇ。

里山の原っぱで食べているのは、多分だけど

スズメウリとかイノコズチとか・・・



それが人さまの作る野菜となると

ホウレンソウとかナスの仲間とかが大好き

よって駆除対象昆虫となるわけ


ということは

里山の原っぱだったら誰も文句言わない。

もう極楽のはず・・・

だから目立つのであ~る。







学力テスト Vol.166

昨日の浜松は、最高気温が何と何と38.3℃だって! けっこう長時間、日なたで撮影してたんだけど、あまり暑さを感じなかったのは鈍くなったせい?!
だとしたら、本人が気づかないうちにポックリ! なんてのもあるのかなあ? ブヒッ!

さてさて 今回も、いつもとあまり代わりばえはしないけどお付き合いくだされ!


A


B


C


D


E

未知との遭遇

ビオトープを歩いていたら突然

眼鏡付近にバシッと違和感

えっ?何か飛んできた?

と、思って眼鏡をはずしてみると・・・



こんなのがひっついておりましたぁ~!

とりあえず片手で無理やり撮って

自宅に帰って名前を調べてみると

ヒゲナガサシガメというのがヒット

確かにヒゲが長い!

こりゃぁ初めて見たかもね・・・ヤッタァ!

なんて思いながら撮った写真を眺めていると

ありゃなんじゃこりゃ?

ってなのが写っていた!



それがこちら

ほら、サシガメの下のメガネのガラス面

ナンバーらしきものが見えるでしょ

225と書いてある。

えっ、眼鏡に番号?

肉眼で確かめてみたら小さく書いてありました。

初めて知ったぜぇ~!

アブ?


このでっかい頭と言うか、おメメ

さてさて何アブなのか・・・

さっぱし分かりません。

とりあえずですが

ウシアブと同じ習性をもつ

吸血性のアブの

シロフアブに近い種類?

そんな感じなのだけど、もうそこで終了


まぁお尻にくっついている

タカラダニの仲間は置いといてね。



目のデカさもさすがなんだけど

このツートンカラー

なかなかいけるでしょ。


問題はウシアブと同じく吸血性であるということ

とにかく人間の敵なのである!

まぁこれに刺されても我慢することにしますか。

・・・ってなことはじぇったいにない!

チクッときたら手でバシッビシッ・・・なのである。



こんなことあり?


クリの枝をちょこちょこと歩く

白い物体

あん?もしかして何かの幼虫かなぁ?

なんて思って近づいてみると

ほら、こんな感じ


白いふんわりした綿みたいな塊の下に

幼虫みたいのが見えない?


拡大するとこんな感じ

ちょっと見づらいけど

これ、顔の部分


さぁ~これは何でしょ?

あちこち調べて分かったこと・・・


アオバハゴロモの幼虫の

ワックス(白い綿みたいの)を

背負った

アミメクサカゲロウの幼虫

らしい。


なんでこうなるんじゃぁ~!

世の中、わからんことばかりじゃぁ~!