とにかく、よく響くでっかい声の囀り!! そして日本の三鳴鳥にも匹敵するようなスンバラシイ美声!!
初登場の『
ミソサザイ』君です。この里山でも、ごくたまにだけど記録があります。
漢字で表すと「鷦鷯」と書くけど、こんな字だと誰も読めっこないよね!
名前の由来は、「味噌のような色をした、よくさえずる鳥」と思ってたけど、『鳥の名前』(大橋弘一著)によると「みそ」というのは「溝」のことで、「ささ」は「ささやか」の意味で小さいこと。「い」は元来「き」のことで、鳥を意味する接続語が変化したものとされるから「さざき」は「小さい鳥」という意味。
だから「みそさざい」は「小川にいる小さな鳥」という古語で室町時代になこの名前が定着したんだってさ。
それが江戸時代になって「溝」が「味噌」に誤解されて「みそってう」とか「みそぬすみ」という方言名も発生したんだそうな。
この写真は「学力テスト Vol.192」で登場した角度で撮ったもの。手が届きそうなくらいに、すぐ近くでしたぞ!
どのくらい小さいかと言うと10.5cm! これはキクイタダキの10cmに次ぐ日本で二番目に小さいサイズ。体重?調べてみたら7~13g! この重さを体感するなら10円玉を2~3個(1枚あたりは4.5g)手のひらにのせるとわかります。
さてさて、この写真ではどこに「ミソッチョ君」がいるか分かるかな?