1.これは誰?
2.足指の形は?
ヤマドリ その2 ~ 威風堂々 ~
さて、ここからが本題。このヤマドリ君「ねえねえ、オッチャンさ~、僕に何かちょうだいよ~~!!」と、おねだりしているわけではありません。
滅多に姿を見せず、警戒心も強いヤマドリ君がヒトに近づいてくる時というのは、100%の確率で「コンニャロメ~~!! オレ様の縄張りに入ってくんな~!、すぐに出て行け~~!!」という意思表示なのです!
※ヤマドリ君の縄張りは果たしてどのくらいなのか調べてみました。
「見分け方と鳴き声 野鳥図鑑350」植村慎吾:著 によると、約10ha(ヘクタール)だそうです。
1ha(ヘクタール)とは一辺の長さが100mの正方形の面積で、1万平方メートルのこと。
ということは10ha=10万平方メートル、すなわち1辺の長さが316mの正方形の広さなのです。どうです? すごいでしょ?! さすがさすがのヤマドリ君です!
ヤマドリ その1 ~ 森の忍者~
ヤマドリは普段は薄暗い林の中に棲んでいるので、その姿をお目にかかるってことは滅多にありません。言わば、宝くじで1万円が当たるくらいの確率なのです。
標高で500~1000m付近の林道を車で走っていると、ホントに偶然に目の前に姿を現わして「うわわ~~っ、出た~~!!」とか「ありゃりゃりゃ~~、見ちゃったもんね~!!」・・・そんな奇跡のような出会いのチャンスしかないのです!
バン ~ 臨機応変 ~
種内托卵といって、バンの巣に他のバンが托卵するということもあるようで・・・。
基本的な産卵数は5~7個ですが、この托卵によって1つの巣に20個以上も入っていたという記録もあるんだとか!?!?
こうなると臨機応変、適応性に優れる、融通を利かせる、ケースバイケース・・そんな言葉よりも彼らの生活スタイルは「何でもありやんけ~」!!
今日から5月! 夏鳥が続々と飛来中です!! 今年はどんな鳥たちとの出会いがあるのかな? もしかしたら、まだ会っていない鳥に会えるかも? 今からワクワクドキドキ!・・・すっごく楽しみです。
今、「浜名湖花博2024」が開催されているので、見てきました。我が家のスペースでは絶対にできっこない花々の、これでどうや~!と言うほどのてんこ盛り!!
まだ見たことのなかった色や形の園芸種もたくさん植えてあって新鮮な驚きでした! 特にチョコレート系や濃紫系の新色が増えているのが流行りなのかな?!
お昼のニュースで「母の日に合わせて、海外から紫のカーネーションが入荷した」と言ってました。
南米コロンビアというのは日本が海外から輸入するカーネーションの70%を占めているんだそうな! コロンビアはカーネーションを育てるのに最適な気候で、日本が輸入する数は何と何と年間2億本!!
※紫のカーネーションは「ムーンダスト」といいます。ネットで検索してみてください。
日本の「SUNTORY FLOWERS(サントリーフラワーズ)」と、オーストラリアの植物工学企業である「Florigene(フロリジン社)」との共同研究によって5年がかりで開発された。
さてさて、1月~2月にかけて、足指のクイズを3回ほどやってみたけど覚えてますか? 「ん?そんなのやったっけ?」なんて言っちゃダメ~~! ホンのちょっとだけでいいから緊張した生活を送らないと、タガがゆるみっぱなしになっちゃうぞ~~!! ほれほれ、ゴム式のズボンやスカートをはいてるあなた! あんたのことでっせ~! もうちょっとウエストのサイズを気にしなはれや~!
ワキアカツグミ ~ 方向音痴 ~
ワキアカツグミの繁殖地はロシアの針葉樹林帯やツンドラ地帯が主で、ツグミとラップしているので、本来はヨーロッパへ渡る筈がツグミと一緒に日本へやって来てしまったのかな?
渡りには太陽や星の位置を体内時計で微調整、さらに地磁気も感じ取って方角を定めて渡っているのです。方向音痴の人にはうらやましい限りの能力です。
「方向音痴」については「Vol.389-4 オグロシギ」で詳しく書いているので、読んでない人はそちらもどうぞ。
ベニマシコ ~ 僕のお嫁さんはどこ?~
赤い鳥としてかなり人気があるけど、オオマシコと違って意外と間近にいます。河川敷や湿地のような開けた環境を好みますが、そんなところはたくさんあるので、なかなかポイントが絞りにくいのです。
この鳥を探す時は、まず鳴き声で探すこと!! ただし食事中は全く鳴きません。
鳥はヒトと同じように視覚に依存しています。さらに言うと、ヒトよりも色彩感覚が優れています。
ヒトは光を感じ取る網膜の部分で赤、緑、青の3種類の光受容部があって、それらの反応の組み合わせから様々な色をフルカラーで見ていて、言わば3色型。
鳥の場合は、それに加えてヒトよりもさらに短い紫外線域からの波長を感じることができる4色型なので、超々総天然色に見えているようなのです。
近紫外線域まで見えている鳥の眼には、ヒトの眼には雌雄同色としか見えない羽毛がもっと違う色が模様で認識されているとのことです。
これを実証するのが「アオガラ」というヨーロッパに生息する小鳥の紫外線と羽色についての研究で、紫外線を見ることができないヒトには同じようにしか見えないアオガラの雌雄が異なって見えるのです。さらに♀は、より紫外域で見える色が鮮やかな♂を選ぶのだとか。
♂の色が華やかに進化した理由は、♀が自分の繁殖相手を選ぶ権利を持っているからなのです。そのため♂は、より鮮やかに!より美しく!!・・・と進化をしてきました。
ところで、最近の若い男どもは体毛を剃ったりエステに通ったりするんだって?!その前に勉学に励むとか健康な体作りをするとか、やることはいくらでもあると思うんだけどね~
P.S.
視覚に関することで調べていたら、「絶対揺れない」というタイトルのCMのことを知りました。それには下記のようなことが書いてありました。ヒマならご覧ください。一番下に動画があります・・・鳥の能力の凄さの一端がわかりますよ。
メルセデスベンツの新型Sクラスに新しく搭載される、「マジック・ボディ・コントロール」と呼ばれる姿勢制御システムを訴求するTV-CM。
https://predge.jp/91081/