セイタカシギ
うらやましいを通り越して恨めしいほどに長い足! こんなに長い足なら「頭かき」なんてどうにもなりそうだけど、この鳥は少々変わり者!
成鳥は間違いなく「間接頭かき」
親から教わったのか、それとも遺伝子で受け継いでいるのか、幼鳥も「間接頭かき」
セイタカシギを「変わり者」という理由は下記のとおりです。
オグロシギ
大型のシギですが、ご覧の通り「直接頭かき」
更に大きいホウロクシギ こちらも「直接頭かき」
スズメくらいのトウネンだって「直接頭かき」
シギ類は、間違いなくこの「直接頭かき」が基本なのです。
シギたちの頭かき行動を見ていると、セイタカシギだけが「間接法」を使っているのです。セイタカシギの方が足の位置が後方にあるのかな? そんなふうには見えないけど!
さらに調べてみるとセイタカシギは頭部は間接法で掻くが、嘴は直接法で・・・という説がありました。ややこし~~・・・でも、まだこの嘴掻きのシーンは撮れていませんでした。
ところが今年、ついについに こんなのが撮れました。
上の2番目の♂成鳥の写真の続きになるのだけど、頭掻きをした後にそのまま、ごく自然に嘴も掻きだしたのです!
おおっ!! 例外を見つけた~~!!・・・というか、頭掻きの次にそのまま嘴を搔いたのは自然の流れのように見えたのです。
A:間接法の鳥が直接法を行うこともあるが、B:直接法の鳥が関節法を行うことはない
という定説もあるとのことなので、今回のセイタカシギの行動はどうなるのじゃ?
まあ、自分がセイタカシギの身になって考えれば、「頭も嘴も近いんだから間接だろうが直接だろうが、どう掻いたっていいじゃん! アンタ! なんか、文句あるのけっ?フン!」って言っちゃうけどネ!
こうなったら是が非でもBのパターンを見つけ出さねばならぬ!!
・・・もしかしたら超珍鳥に出会うよりもハードルが高いかも?!
こうして、とめどもなく「頭かき」への探求は続くのです。フィ~~!
セイタカシギ以外のシギ類は直接頭掻きなんですね!
返信削除確かに、間接法頭掻きをした後にそのまま嘴を掻いてますね!
これからもfuutenhideさんの探求の旅は続く~!(^^)!
まずはセイタカシギの「直接頭かき」を撮るのが第一目標です。
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