またもや懲りずに

クリの葉っぱにペタッととまった

この虫さん

どうにかこうにか

ハイ、さよなぁ~らぁねぇ!

なんて飛んだり地面に落ちたりせずに

写真を撮らせてくれました。



どうも、こう言ったちっちゃな虫の同定は

得意じゃないし、難しい。

やっとたどり着いた答えは

ムナグロツヤハムシ

胸が黒いかどうかまではわからなかったけど

艶があるのだけは、よくわかるよね。


とにかくこのお方

様々な色合いがあるらしく

ほんとにこの虫?なんて思うのもいるらしい


こちらは頭だけが黒い個体

・・・・で、イイと思うのであります。

間違っていたらゴメンねぇ。


食草はハンノキやクワやヤナギやカエデなどなど

クリは書いてなかったなぁ~?

これ、はまるかも・・・

水草取りしてたら

ガガブタの葉っぱがめくれ上がった裏で

「あれ?交尾している虫がいるじゃん!」

ってなことで撮ったのがこれ。

こちらはメス

なぜメスってわかるかって・・・?

そりゃあんた、上に乗っかっていた奴は

非情にもこのお方を残してとんずらこいてしまったし・・

ということは逃げたのはオス

残ったのがメスだよねぇ~

あってる?




大きさは、う~ん6~7mmぐらいかなぁ

肉眼でははっきりわからなかったけど

写真で見たら、とってもキレイ


そして本日・・・やっとこの虫さんの名前がちょっとだけ

わかったのであります。


多分、イネネクイハムシ


なぜ?

触角の第二節より第三節が

明らかに長いから・・・


ところでイネなのになぜガガブタ?

似たのに

ガガブタネクイハムシっていうのもいるのだけど

そんな名前でもガガブタを食うかどうか

はっきりしていないのだって!


こんなことでいいのでしょうかねぇ~!?

まぁとりあえず、イネにしとこっと!


ここちょっとハムシ続きだったけど

このネクイハムシの仲間は、まだ出ておりませぬ。

調べると様々な種類や色変化があるらしい

こりゃぁ~見逃せなぁ~い!







モドキなんて言われたくないやい!


これは『ウリハムシモドキ』君と言います。ウリハムシ君に似てるからモドキ・・・と命名したらしいけど、どこが似てるんだ?!? 

早朝からクマゼミ野郎が庭でギャンギャンわめいているので、ついイライラモードが飛び火!!
「モドキ」や「ダマシ」っていうのは「似て非なるもの」という意味。

ウリハムシ君については、こちら ⇒ ウリ大好き虫


食草もこちらはダイズなどのマメ科が好きだし、オオバコとかツメクサも好きなんだって。だから「マメハムシ」じゃダメ?

「モドキ」なんて、いかにもついでに付けた名前みたいで可哀そう。色だって全然似てなくてシックでカッコイイじゃん!



「モドキ」や「ダマシ」ってのは、種類の多い甲虫にもたくさんいるみたいだけど、さすがにトンボにはいないみたい! 
だったらチョウは? 興味があったら調べてみてね! 暑いからそんなのめんどくさい~!なんて言ってちゃダメだぞ~~~!!!

学力テスト Vol.165

今回は気合を入れて解答してね! ヒントは満載にしといたから、一発で満点を取ってほしいな~
今回だけは特別にヒントを: 今回は意地悪をしないで、1種につき1枚にしておいたからね~ 

消去法でつぶしていけば、図鑑がなくても大丈夫だと思うけど・・・ さあ、レッツラゴー~!


A


B


C


D


E


F


G



ウリ大好き虫

クロウリハムシは紹介していたのに、これはまだだったわい!


ウリハムシ』 畑では、キュウリやカボチャが食害されるということで害虫扱いされています。

里山ではクロウリハムシの次に見られる普通種・・・といってもクロウリハムシよりもちょっと警戒心が強いので、すぐに落ちたり、翔んだりとけっこう撮りづらいヤツ。

やけに警戒心が強いなあと思って調べてみたら、やっぱりそんなことも書いてあった。警戒心までもがDNAでしっかりと受け継がれている!・・・って、いうのが面白いね。


ウリ科の植物が大好物なので「ウリハムシ」と命名。ウリ科っていうのはどんな植物なんだろ? キュウリとゴーヤだけはすぐに思いつくけど・・・里山だと、う~んカラスウリかな? 他には何だろ?

イタドリに止まっているのを時々見かけるけど、これは単なる休憩中?イタドリはタデ科って書いてあるから違うだろうなあ、里山ではどこにもウジャウジャ生えてるし。

植物となると幼児並みの知識しかないので、こんな時は情けなか~ トホホ・・・



そういえば、我が家のキキョウが満開だけど、今年はこの仲間の「クロウリハムシ」君を見かけないけど、どうしたのかなあ? いるとイヤになるけど、いなきゃいないでチト気になるな。

クロウリハムシについては、こちらをどうぞ ⇒ 暑さ対策&カッカする話



ひょんなことから判明


フェイスブックで他の人の投稿を見ていたら

あれ?もしかしてこれ、不明のウンカじゃねぇの?

確かヒシウンカの仲間まではわかったのだけど・・・


と言うことで、早速あれやこれや調べてみると

オオヒシウンカ

と言うことが判明。


その決め手は当然のごとくフェイスブックの投稿なんだけど

もう一つ

このバックの凸凹



まぁこの凸凹の写真を一目見て

何の木かわかる人は相当な研究者か変人

でも里山にはよく生えている木

ネムノキなのでありま~す。



オオヒシウンカはネムノキの樹液が専門らしい

もうこれで間違いなく決定じゃぁ~!


ちなみにこれはセミじゃありませんからね!

ウンカです、ウンカ!

それも害虫扱いされないウンカです。










跳べないノミ



こちらは『フタホシオオノミハムシ』君。

「二星大蚤金花虫」・・・漢字で書くと、クイズになりそうな名前。

ノミハムシというのは、ハムシの仲間で、成虫がノミのように飛び跳ねることから付けられた種類・・・でもこのフタホシ君は跳躍ができません。

過去一度だけの記録だし、他の場所でも見たことないので、もしかしたらものすご~くレア物かも!


おっと、そう決めつけてしまう前に食草の「サルトリイバラ」をもう一度丹念にチェックせねばならぬ! あれ? サルトリイバラってどこにあるんだっけ? kunichanに聞かにゃならぬ~

過去に登場したノミハムシの仲間は、こちら ⇒ 似てるけど こちらは害虫  モモで勝負

忍法葉隠の術 その2

kunichannから教えてもらった『ダイミョウセセリ』の幼虫 ⇒ 忍法葉隠の術


ヤマノイモの葉があったら要注意! その葉に切れ込みが合って折れ曲がっていたら、それはきっと『ダイミョウセセリ』の幼虫の隠れ家! あった~~~!!! ようやっと遭遇しました。


 そして、中をそっと覗くと・・・・おおっ、いたいた~~~~!!! しばらくは、こちらもじっとして様子をうかがっていたけど、動く気配がありません。


では、仕方ない。最後の手段と、葉っぱにワラくずを差し込んでめくってみました。
出た~~! 確かにダイミョウセセリの幼虫です。 これはまだ若齢幼虫かな?

この葉っぱの蓋は付け根が糸でしっかりと固定されていて、多少の風が吹いたってビクともしません。ワラくずを取り外したら自動ドアのように元に戻ってしまいました。


そのうちにモソモソと出てきてくれました。

幼虫はここから出てきて、近くの葉の縁を食べます。葉の食べる部分が少なくなってくると他の葉へ移動して、また隠れ家を作ります。 お邪魔しました~! 元気に育つんだぞ~!!




光の加減

見た角度で色が違う

まるで別種みたい

そんな風に感じることがよくあるよね。

順光で見るか逆光で見るか


ウラベニエダシャク

5月ごろから9月ごろに現れるエダシャクの仲間




こちらは黄色が強め

少し暗めの地面に近いところにいた

見つけた時も「あっ、黄色い蛾がいる!」って思ったぐらい



それが飛び立って陽の当たる

カキツバタの葉っぱの裏?に止まると

あれ?違う色に見える

ちょっとオレンジがかかっている?

本当に同じ個体?なんて疑ってしまったノダ。



このエダシャク

調べてみたら

色彩と斑紋に様々な個体差があるみたい

順光も逆光も関係ないじゃん!

もっとややこしいわけ。


う~ん、またいつの日か見かけたら

別の種類と思ってしまうかも・・・


ますます蛾はわからん!


ちなみにこのエダシャクの食草は

スイカズラだって!

里山にいるわけだ!






こじんまりと美で勝負

ミズアブ科続出の中で

小さいけど、とにかくキレイなのを二つ紹介

まぁどちらもちっちゃいので

しっかりその気になって見ないと

どうでもいい虫で終わってしまうのじゃぁ~。



まずはハキナガミズアブ

なかなかいけるでしょ!

大きさは5mmぐらいかなぁ~?

葉っぱの上をちょろちょろと歩いています。




次に登場は全身ピッカピカ

ハラキンミズアブ

こちらの方がちょっとだけ大きめかな?

写真はメス

オスは同じ種類とは思えないぐらいに

目の色が違うらしい

いるはずだから探してみよっと!


奥ゆかしい味わい

見た目は5~6mmのオチビのハエに見える・・・だけど、れっきとしたミズアブの仲間。


それが『ネグロミズアブ』君。名前は翅の付け根が黒いから。


上から見ると翅の黒い部分の曲線と、腹部の先端の曲線の部分とがピッタリと一致してます。

これも控えめだけど、りっぱなパフォーマンス! 好きだなあ、こういう奥ゆかしい点!! 目立ちたがり屋のヤツには、ネグロ君の爪の赤でも飲ませなきゃ!!


林縁の葉っぱの上にじっとして止まっているのをよく見かけるけど、ドデンとお尻がでっかくて安定感たっぷり! まるで肝っ玉母さんのよう・・・えっ、そんなの知らないって? ウソ言っちゃいけませんぞ! そんなに若ぶったってダメ~!!

調べていくうちに分かったけど、小楯板には4本のトゲがあるって書いてあった。・・・翅の付け根あたりにご注意くだされ。


おお、あった、あった~! ・・・で、これってどんな役目を? 単なる飾りなのかなあ? 近寄ったらこれを立てて刺すぞ~っていう秘密兵器なのかなあ? 知れば知るほど味のあるヤツでんなあ。


温泉アブ

先日kunichanが紹介した『ミズアブ』ちゃん ⇒ 里山・お初


メスが「オカトラノオ」で吸蜜中。

ネットではアメリカミズアブという外来種のことばかりが書いてあって、このミズアブに関しての記述はほとんどなし。


・・・で、手元の図鑑によると、最初に目に入ったのが「別名はオンセンアブ。幼虫は水田その他比較的水温の高い水中に生息し、温泉に棲むこともある。白山や妙高の温泉の露天風呂にも見られる」・・・と書いてありました。

さしずめ「温泉ギャル」ってところ。 おっと、これでは誤解を招くと困るから「温泉女子」に訂正!

さてさて、今回紹介するのは、これに似てるけど名前不明のミズアブちゃん。



サイズも体型もよく似ているけど、複眼の模様が明らかに違って横じまが1本だけ!

ミズアブの仲間には違いないだろうとは思うけど、なんせ世界にはミズアブ科というのが400属2000種というから、日本にだって相当いる筈。 

もう、この数字を見ただけでギブアップじゃ~!

これはどう? その2

翅の先が黒いことから『ツマグロイナゴ』の名がつきました。
後脚の膝の部分が黒いので、他種との見分けは簡単!・・・フムフム確かにカンタン!


こちらがオス

例年、今頃から見られます・・・といっても、ここではけっこうレア物で、かなりの少数派!うっかりしていると見逃してしまう年もあります。

そうでなくてもクソ暑くてボ~っとしながらの観察だし、向こうだって日なたにずっといたんじゃ暑くてたまんないから日陰にも入るだろうし・・・ というのが、なかなかお目に掛かれない理由かな?

里の家のでも時々見られます。


そして、こちらがママ。 

まるで別種みたいだけど、後足の関節部分が黒いので何とか識別可能。

そしてそして、ややこしいのが別名。
「ツマグロバッタ」や「ツマグロイナゴモドキ」っていう名前もあるんだってさ。

見た目がイナゴに似ているからイナゴモドキ ⇒ その中でも翅の先端が黒いので、ツマ(着物の裾、すなわち褄(つま)などのこと)が黒いからツマグロ ⇒ ということで「ツマグロイナゴモドキ」。

もともとはツマグロイナゴと呼ばれていたんだけど、その形態がバッタに近いために「ツマグロイナゴモドキ」とも呼ぶことにした・・・らしい。

頭がクラクラしてきたから、ここらでおしまい! スイカでも食べよっと!





これはどう?


ミズアブは過去に見ていたけど

ブログには掲載忘れ・・・


まぁ~そんなことは、よくあるのであります。

年のせいじゃありませんからね、きっと。


じゃぁ、こちらはどう?


私は里山で見たのは初めてかも・・・。



ツマグロイナゴ

池や川近くの少し湿って背丈の高い草が

生えているところにいるらしい。

ビオトープはそれにピッタシィィィィ~


じゃぁなぜ今まで私は見れなかったの?



いたけど「なぁ~んだバッタかぁ~」で無視!


ここ最近になってビオトープが気に入って移住

どっちかなぁ~?











里山・お初


その名も

ミズアブ

なのに水場周辺ではなくて

林の中にいました。



数はとっても少なさそう・・・

それなりに大型のアブなんだけど

見たのは今回が初めて




お腹の内側は、しましま模様


生態に関しては調べてみたけど

ほとんど記載なし

幼虫は池や田んぼで過ごす・・・ぐらい


ほとんどがアメリカミズアブの記事ばかり

これって昔、便所バエって言ってたやつだよね。

懐かしい!






学力テスト Vol.165

毎日毎日、暑いし、寝苦しくて変な夢ばかり見ちゃって、もうイヤじゃ~!

なんて愚痴は置いといて、今回も毎度おなじみのクイズ。 

こんな時はスッキリと満点を取って気分を良くして、グッスリと快眠できるようにしといたからね~!



A


B


C


D


E

切られ与三

 過去に この仲間を2種類ほど紹介してますが、これも同じくカメノコハムシの仲間。


 『セモンジンガサハムシ』君といって、名前のとおり、背中に紋があります。


紋といっても、単なる模様じゃなくって、いわゆる刀キズみたいな傷跡!! しかも派手にバッサリと×印で、しかも念入りにその部分はキンキラキン!!

歌舞伎の有名な演目である「与話情浮名横櫛」(よわなさけうきなのよこぐし)に出てくる「切られ与三(よさ)」も真っ青! 

えっ?与三? そんなの知らないって?  じゃあ、この有名なセリフも知らないんだろね~ 

(与三郎)「もし、御新造さんえ、おかみさんえ、・・・お富さんえ、いやさお富、久しぶりだなあ~」
(お富)「そう言うお前は?」
(与三郎)「俺だ、与三郎でい!」
(お富)「じぇじぇじぇ~~~!!」

じゃあ、春日八郎の名曲♪「お富さん」♪に出てくる、切られ与三ってのなら知ってるっしょ?!
これって同一人物でやんすよ!


横から見ても、その刀キズの部分はしっかりと盛り上がって、金色で強調されております! まるで戦国武者の勲章みたいですね~ カッケ~!!

仲間の紹介もしておくので、ヒマがあったらこちらもクリックして読んでみてね!

ジンガサハムシー1  ジンガサハムシー2  イチモンジカメノコハムシ

夏なのに


いつも思う

夏なのに・・・とっても暑いのに・・・

なぜか

アキノタムラソウ

昨年あたりから里山のこの時期に

あちらこちらで目に付くようになりました。



そして、そこにやって来たのは

ホソバセセリ

かわいいねぇ~!

もともと里山ではマイナーな

セセリチョウの仲間らしいから

こんなシーンに

出会えてヨカッタァ~!



いたのはこれだけ


杉やヒノキの針葉樹専門のコガネムシ

なぜかヤブマオの葉っぱにいました。


スジコガネオオスジコガネ


私にはそれ以上の判断はできかねるぅ~。

どっちだろうなぁ~?

まぁどちらであれ

大型だし

この輝く緑が美しいですよ。


そして

ちょっとだけこの虫さん発見のいきさつを・・・



hideさんの投稿にもあったサカハチチョウ


今年になって里山で初めて確認できたわけだけど

ならば、その食草があるはず!

と言うことで、コアカソを探していたついでに

同じイラクサ科のヤブマオで偶然見つけたわけ。


ヤブマオと言えば

フクラスズメかアカタテハ

どっちの幼虫もいなかったなぁ~


ところでコアカソ・・・

谷沿いの少しばかり日の当たらない斜面に

それなりに生えていましたよ。

多分、間違いないと思うけど・・・ネ。

残念ながらサカハチチョウの夏型はいなかったなぁ。






出た~~~!!! その2

産卵したとなれば羽化するのは必定!


こちらが『マルタンヤンマ』の羽化! まだ左側に羽化殻(うかかく)が残っているし、この個体の目も濁っている・・・ということは羽化したばかり。


ここまでくれば あの憧れの青い目のオスにも出会えるじゃん!・・・なんぞと思ってはいけません。

このヤンマの習性は黄昏活動! ということは良い子が夕飯に間に合うように帰るころからが活動し始める時間なのであ~る。

昼間はどこかの枝にひっそりと止まっているんだろうけど、果たしてこの広いスペースから見つかるんじゃろか?