冬専門


どうも昨年からこれが気になって気になって
仕方がありません。

昨日やっと店頭に並びました。



その名はスチューベン

これから冬の時期に登場する唯一のブドウ

ちょっと名前が覚えにくいかも・・・


今のところ私が見つけたのは

「ザ・ビッグ」の店頭のみ

もしかしたら他のイオン系のスーパーにも
置いてあるかも?

このブドウの詳しい説明は
ネットで検索してみてね。


なんとお値段はこれ!

意外と安いノダ。

このブドウさん「種あり」が当たり前

「種ありはイヤ!」
なんちゅう奴は食べんでよろしい!

丸ごと口の中にほおりこんで
種だけをペッと吐き出して
皮をチュウチュウと吸う。

これぞ王道じゃぁ~!


まだまだマイナーなこのブドウ

一度、口にほおりこんでみましょ!







よ~く見りゃ他人の空似

現在の里山は紅葉の真っ盛り!
わざわざ水窪や井川ダムまで行かなくても充分に堪能できますぞ!
そして、紅葉とセットで小鳥やチョウが見れたらこれは天国気分!


これは『ムラサキシジミ』ちゃん


裏はこんな感じ


そしてこちらが「学力テスト Vol.106」にも出したけど名前も似ている『ムラサキツバメ』ちゃん。 
ハエと仲よく2ショットです。


紫色をしていて、ツバメのようなシッポを持っているのが特徴。

この2種類とも越冬形態は成虫です。見分けはそんなに難しいわけではないけどムラツバちゃんは
マテバシイのある場所が好きで、里山ではめったにお目にかかれません。

マテバシイは公園によく植えてあるので、あなたのご近所でも見られるかも? 散歩しながら、暖かい陽だまりがあったら探してみてはいかが?

学力テスト Vol.106

やさしすぎてつまらん!・・・の声で反省して、少々難易度を上げてみました。
ではレッツラゴ~! 

えっこれでも簡単すぎてダメ? そんな人にはいずれ特別講座を!


A


B


C


D


E


最後の一本


ありゃ?

何が最後の一本?

まさか頭の・・・じゃ、ないよね。

それだったらまだいい!マシ!


問題は里山で発生中。



こちらのど真ん中に堂々と
お立ちになっていらっしゃるお方

この方が貴重な最後の一本

そう、アカマツの木であります。

ここ数年で里山に生えるアカマツという
アカマツのほとんどが枯れ死。

俗に言うマツクイムシの被害です。

あっちこっち見渡してみたけど

私が知る限りまだ葉っぱが緑なのは

この一本だけ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アカマツがなくなるぐらい
どうってぇことないのじゃないの?

なんて思われるかも知れませんが、
里山にとっては大問題。

アカマツしか利用しないハルゼミがいなくなる
この種子を食べるホンドリスがいなくなる
ここに巣をかけるサシバが来なくなる
松ヤニを利用して巣を作るオオハキリバチがいなくなる
アカマツで餌を探すヒガラやキクイタダキが来なくなる
イスカやマヒワも見れないじゃん!

なんて、まだまだたくさんあるはず。


ほんと一種類の木が消滅するだけでこんなに
たくさんの生き物の生活が失われていくわけです。

もしかしたら
松枯れやナラ枯れは、里山放棄が原因なのでは?

個人的にはそう思っているわけ。


昔は、里山の木を伐採し利用し管理してきた。
その中で木の更新がうまく行われてきた。

でも現在は荒れっぱなし。

これはチャンスとばかりにそれらを狙う昆虫が大発生。

そして大量のアカマツやコナラが枯れる。

・・・・ってなことじゃねぇか!?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

地元の人に聞いた話ではこの最後のアカマツ

昔、NHKが「サシバ」の営巣取材をしたらしいですよ。

そんな由緒ある木なのだ。

どうにか残ってくれないかなぁ~。






目立つのはキライ!

冬鳥で目立つといえばジョウビタキとかツグミたち。明るいところにも平気で出てきます。
それと正反対なのがいて、『アオジ』もそのひとつ。とにかくうす暗いところの方が大好き!


こちらがアオジのパパ。 

どこが青いのかって? ♂の頭が暗緑色でしょ? 

以前お話したように緑色=青のことも含んでいるからでんがな~

それについてはこちら ⇒ あおいけどみどり



こちらがママ

じゃあ「アオジ」の「ジ」はどこから付いたんじゃ~?って? おっ、今日は意外と冴えてるじゃん?

それはですね~ 「あおいしとど」というのから来ております。それが略されて「あおじ」。お分り?

「しとどって何だ?」だって? アンタ今回はなかなかしつこいね~ 

漢字では「青鵐」と書きます。
「鵐」というのは「しとど」と読んで、それはホオジロ類の昔の名前でんがな~! 
さて、これで一件落着!

ついでだけど、「ジ」ってのは「児」のことも表していて 姿が可愛いので親愛の意味も込めている・・・という解釈もあるそうな。 おわかり?

えっ、まだ聞きたいことがあるって? もう時間切れだからお終い!チャンチャン。

縁があるかないか


「オツネントンボ」を同定するポイントに「縁紋」という部位があると書いたけど、今回はその続き。



私が子供のころから大好きな『ギンヤンマ』君。もちろん彼の翅にも縁紋があります。
えっ、見えないって? 久々にこんなにしっかりと撮れてるのに?・・・ガックリ!

もっと目をでっかく開けて、ついでに心の目も開いてよ~く見て! おっと、心の目は赤ちゃんの瞳のように澄んでいないと見えないかも?


じゃあ、これならどうじゃ? 左の後翅の先端の方にチョビッと黒い長方形が付いてるでしょ? これが「縁紋」!

これは「見つけたらラッキー(オツネントンボ)」のコメント欄でhapaちゃんが書いてくれたように、トンボの飛翔にはものすご~く大事な役目をしております。
飛行機だってこの縁紋にヒントをもらって、飛行中の振動防止装置を作っているくらいですから・・・

そのことについては、こちらも参考にどうぞ ⇒ どちらが家主?

それと今回は、その「縁紋」がないトンボがいるってのをご紹介。


ハグロトンボ』という、里山ではおなじみのヤツだけど、このトンボには「縁紋」がありません。


カワトンボの仲間には「偽縁紋」と呼ばれる縁紋状のものがあるんだけど、このハグロトンボにはそれすらありません。
その理由?そんなの知らないからこのトンボ君に聞いてくれ~

見つけたらラッキ~

今日、我が家の付近でツグミ×3を初認。
例年、ジョウビタキは10月20日頃来るのに、ツグミ君はいつも1ヵ月遅れで11月20日を過ぎないと見れません。 ツグミが来るといよいよ冬本番!

里山は草刈りもほぼ終了してすっかり冬のたたずまい。多少、小雨が降っていたせいもあるけど、虫の気配はぜんぜんありませんでした。おっと、コバネイナゴが1つだけいたっけ!

寒~い冬の中でも成虫で越冬するという、不思議なトンボがいます。


これが成虫越冬するトンボの1種で『オツネントンボ』 飛び回っているわけではないので見つけるのは幸運のみ! チャンスがあるとしたら、あまり風の当らない陽だまり。

もしも運よく、この枯葉色を見つけたら、すぐに「縁紋」をチェックチェックじゃ~!
「縁紋」というのは翅にある長方形の模様。
翅を閉じた時に前後で重ならないというのが特徴です。


こんな感じで前後にずれています。


オツネントンボに関しては一度書いているのでそれをどうぞ。→ 寒中お見舞い申し上げます

これも地味ぃぃ~!


草刈りの終了した里山ビオトープ


その池の中にひときわ目立つ集団

これ、どっかの田んぼから引っこ抜いて
ここに引っ越ししてきた植物


コガマ

と言います。


もうほとんど枯れて今にも倒れそう・・・

うんにゃ、これがなかなかしつこい

よって年内には刈ってしまう予定。




ガマって漢字だと蒲

これってカマとか、カバって読みますよね。

東京の蒲田(かまた)
浜松だと大蒲(おおかば)

多分、どちらも昔は
ガマだらけのところだったはず・・・

なんて勝手に想像するのだけど
それでいいのかなぁ~。

そんな場所、皆さんの出身地にも
あるかもなぁ~。


これ、コガマの穂です。

ここに種がいっぱい詰まっている。

ちなみにこの穂が二段階に分かれているのが
ヒメガマ

最近はこのヒメガマが勢力を
増しているようです。

でも里山にはありませんよぉ~!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もう少しするとこの茶色の穂が
真っ白な綿毛でおおわれます。

それを見るまでは刈り取ってしまうのを
やめときましょか!

おっと去年はここにカヤネズミの巣があったっけ。

今年もあるかなぁ~?それを確かめてから
刈り取りましょ!



こんな話はしたくないのだけど・・・


ついに里山周辺にもやって来てしまいました。


あん?もう秋も終わりだし
葉っぱがないのって当然でしょ!

いや、そうではありません。

これは9月に撮ったコナラの木

このころならまだ葉っぱは青々しているはず。

でもほとんどが枯れて葉っぱが落ちています。


その犯人はこちら・・・

これ、カシノナガキクイムシが出したフラス

坑道を掘った時に出る木くずやフンが混じったものです。

このカシナガにやられるとコナラは一気に枯れてしまいます。


浜北森林公園では松枯れとともにナラ枯れが起こっていると
聞いていたので心配していたのですが、
ついに里山にもやってきました。

今のところ有効な対応策はほとんどないらしい。

多分、数年後には里山の風景も生き物も
変わってしまうのでは・・・

そんな嫌な予感がしています。

現の証拠


ゲンノショウコ

漢字で書いたら

現の証拠


まぁ、なんとも色気のない和名じゃぁ!

カタカナで読めばなんとなく
それなりのイメージ?があるのに

漢字だとホントひどい!


現の証拠ですよ!ネッ!

もうちょっといい名前が無かったのかなぁ?



里山では、やはり草刈り後の背の低い草が
生える場所に顔を出します。

白くて丸い感じの花は小さいけど目立つ。

草はらの大事なアクセントです。


そして民間薬としても大活躍

昔から
下痢止めとして超有名ですよね。

飲み過ぎても副作用がない優れものらしいですよ。






おー!よく見てみたら全然違う。。

超初級の話題で恐縮ですがスギとヒノキです。
山を歩くと、拡大造林のおかげでどうしたって出会う樹木がスギ、ヒノキ。

私はたいがい樹皮とか遠目に見たときの全体感からテキトーにスギだ、ヒノキだ、と言っていたのですが、実はちゃんとよく知らない。
一度ちゃんと見てみようということで両者の葉を手に取ってみた。


いやあ、これ、全然違うんですねー。。知らんかった!

↑スギの葉っぱ。
スギは痛い!枝をとろうと、葉にさわると痛い!葉がとげとげ。
そして上の写真じゃ、わかりにくいけど、葉が枝に螺旋状にくっついてるから立体的。
だから遠くから見るとポコポコふくらんで見えるんだなー、きっと。

↑ヒノキの葉っぱ。
ヒノキはぜんぜん。むしろ柔らかい。
葉は、レース編みみたいな平たい感じの付き方。
ひと枝とって地面に置けば、ぺったんと置ける、次の枝も平たく重ねられる。
こんなに違うとは。。ちょっとショック。

いつも、どっちだっけ~、とよくわからないのに樹皮ばっかり一生懸命見てたから。葉っぱみりゃ一目瞭然。
でも葉っぱ高いとこにあるんだよ〜って言ってたら地面に落ちてるじゃん。

↑スギの枝部分。
スギは葉の基部が枝を覆っているらしく枝が緑色に見える。

↑ヒノキの枝部分。
ヒノキは普通に茶色い枝。
ぎょぎょ、ボディカラーがすでに違うとは。

実。左の大きいのがスギで小さいのがヒノキ。
これは何となく知ってたけど大きさも形もぜんぜん違うんだね。
スギは基本的にトゲトゲしてるみたい。直径2センチくらい。
ヒノキはスギの半分の大きさ。
最初は緑でカメの甲羅みたいだけど、種子を出したあとの球果は、ちょっと開いてアルマジロが丸まった状態みたいな、、、。
て、余計わかりにくい表現や。


そして気孔帯。
ヒノキの葉の裏には「Y」がある!
気孔帯と言って気孔(二酸化炭素や酸素の通り道)が帯状に集まって白く見えるもの、だそうですが、これの形が「Y」に見えると。
Yがいっぱいでちょっとかわいく見える。
ヒノキによく似たサワラは「H」。「Hなサワラにひわい(Y)なヒノキ」って覚えるんだよってむかーし教えてもらったのを思い出した。話しのインパクトだけ覚えてる。。。

スギの気孔帯、、ってイメージないけどあるのかな?調べたら四面にあると言うので見たけど、なるほど、確かに白いスジが。こりゃ地味だな~。



そんで、伐採して断面見ると、
スギは真ん中へんが赤~黒っぽく外側は白、
ヒノキは真ん中へんはピンク色で外側は白っぽいということで
これまた一目瞭然らしいですね。
まあ、なかなか山歩きしてて自分で伐採することなんてほぼないですが^^

めっちゃ、普通に種の比較してしまいました。
いやあ、山でのスギとヒノキの遭遇率はいろんな樹木の中でも最も高いと思われるのに、
ちーっとも知らんかったです。
すんごい身近なのに全然知らんかったことシリーズ、
超ビギナー編がしばらくできそう。。。





地味すぎるけど・・・


この写真見て

「なんじゃぁこれぇ~?」

ってなるのが当たり前ですよね。


なんのこっちゃか、さっぱわからんでしょ!


ごめんなさいねぇ~こんな写真しかなくて。


「あんたは、地味を通り越してすでに変?」

まぁそんなこと言わずにご覧下さいねぇ!


写真の真ん中あたりに緑色の尖った集団と
白っぽいのが見えるでしょ!

つうか
水面に映る影を見てもらった方が面白いかも。

こちらはホシクサ

えっ、干し草?

いえいえ星草であります。

ほら
あの有名なシラタマホシクサの仲間と
言ったらわかりやすいかな。

それに比べたら超マイナー

田んぼに生える雑草!と言うには
ちょっとかわいらしげな奴です。


こちらのホシクサさん
少し前に紹介したキクモと一緒の所に生えていました。


昔はあちらこちらの田んぼに生えていたらしいのだけど
今では、限られた場所にしか生えてきません。

きっと除草剤の影響なんでしょうね。

そして
不思議なことに池にして常時水を張っておくと
次第に姿が見られなくなってしまいます。

ビオトープ池を始めたころはあちこちに
顔を出していたのですが、今では
ここの田んぼでしか見れません。

よってこの田んぼはとっても貴重。

もしかしたら
田んぼみたいな環境じゃないと育たない?

そんなホシクサってとってもカワユクないですか!

あっ、これも七不思議の一つかもぉぉぉ~。

旬のおススメ


当店自慢の旬のおススメは

こちら

リンドウの里山風
そのまま写真

でございます。



絶妙な色合い

ボリューム感のある蕾

味付けは勿論、さっぱりと里山風


是非一度ご覧あれ!




ここ里山では

群生するなんてことを
この花はしてくれません。

数年間、それほど数も増えずに同じ場所に咲きます。

それも点々と・・・。

そしてある日突然、なくなってしまう。

今年、里山で確認できたのは
10株にも満たないかなぁ~。


昔は、あちらこちらに見られた様な記憶があるけど
やっぱ、里山がしっかりと人間の手によって
管理されていたからかなぁ~?


リンドウを増やすにはどう管理したら良いのか?

未だわからないことの一つなのだぁ~!

もしかしてこれも里山の七不思議のひとつ?かな。




午の刻・前と後の秋




江戸あたりをテーマにした時代劇を
見ると必ず登場するのが

何とかの刻

刻って時間のことですよね。


その江戸時代は十二支で時間を表していた。

十二支だから二時間に一つずつ。


真夜中の0時を子

そこからスタートすると

昼間の12時は7番目の午



その午の刻前後の秋の里山を
撮ってみました。


なんの意味あるんじゃぁ~!

いや大義はありません。

なんとなく撮影・・・ネ。





こちらは巳の刻

そろそろ秋の色があちらこちらに
混じり始めています。

雲ひとつない秋空に

この明るさ

なんとも言えませんネぇ。


そしてこちらは未と申の間あたり

ちょっと暖かみのある秋の色に変化

実際は日が陰って

とっても寒くなるんですけどネ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さ~て、あなたはどちらに投票?

12月14日が投票日ですからぁ~!

名前はキクだけど・・・


今年の秋は
里山のキクを紹介してきました。

うん?待てよ。
キクと言えばこんなのもあったなぁ~と
ふと思って探した写真がこれ

水の中に咲くキク

えっ?どれ?

真ん中の薄緑のキクみたいな葉っぱの
左上に紅紫色のちっちゃな花
が見えるでしょ

これ

キクモ

実はキクじゃなくて
オオバコの仲間

そう、あの人の踏み後に増える
オオバコです。


こちらは水が張られた
里山の田んぼの中に生えていました。

田んぼだから耕されたり、水を抜かれたりして
なかなか大きくなれません。

でも毎年、こんな風に顔を出してくれます。

カワユイでしょ!

ところで
皆さんがよく知っているキンギョモって昔は
これがそれなりに大きくなったのを
使っていたみたい。

今売っているキンギョモは、ほとんどが
外国からの輸入みたいだけどね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

里山でもビオトープ池を作り始めたころに
一気に増え始めてキクモだらけになった池が
あったけど、次第に数が減り出して
今ではほとんど姿が見れない。

なぜなんだろう?

環境が変わるとドバッと増えて
ある時、スゥ~っと姿を消す

ビオトープを始めて9年
そんな植物や動物が何種類もありました。


未だその理由はさっぱわからず。

里山の七不思議なりぃ~!

ありゃ、あと六つはなんだっけ?




晩秋?それとも初冬?


下の二枚を撮ったのは
11月12日

前にも書いたけど
二十四節季でいう
寒露から立冬までが
晩秋

今年は立冬が11月7日だった。

ということは、この12日は
すでに初冬のはず・・・

なんだけど、調べてみたら現実的には
11月から12月初旬あたりまでを
晩秋と呼ぶんですって!


となると、この写真のテーマは

「晩秋の里山」にでもするべきかな?




まだオオアオイトトンボが飛んでいます。

こちらは♂

お嫁さん獲得競争に明け暮れて
ちょっとばかりお疲れ感が漂ってるかなぁ~?

ご苦労様でござんす!


一応、畦周りの草刈りは終了

枯れかかったコガマの群落と
池面に写る木々が秋を感じさせてくれます。

ってなこと思うのは私だけかぁ~。

こんな写真じゃ何が何だかわかんないよねぇ。

失礼こきましたぁ~!


木か草か・・・


植物の生育方式の区分で使われるのが

木本(もくほん)と草本(そうほん)


まぁ簡単に言っちまえば

木と草です。


「なぁ~んだそんなこと、あったり前じゃん!
この世の中、木と草だよねぇ。」


そう、その通り!

私たちが目にするのは、ほとんどが木と草


ところでキクって草?それとも木?

普通は草ですよね。


でも、ここ里山では雑木林の下の
日当たりのいい斜面を見ると

こんなキクの仲間が花をつけています。





コウヤボウキ

このうす~い紅色

なんとも言えませんネぇ~!


日本の色ですよねっ。


このコウヤボウキの由来などなど・・・
ちょっとした説明をご覧になりたい方は
こちらをクリックしてね!

コウヤボウキ いち

コウヤボウキ に
 


そして
このコウヤボウキは草本ではなく

落葉小低木と呼ばれる木本に分類されているわけ。


なんとなく木の感じがわかるかなぁ~?

木といってもドンドン太くなって何十年も生きる
ってなわけじゃなくて寿命は二年とか。

ちょっと中途半端な木なんです。



ちなみに
写真のようなキレイな花は一年目の枝につきます。


そして冬にはタンポポと同じような種子が
ずっと残っているのを見かけること多々あり!

それを見るとやっぱキクの仲間だぁ~!なんて
やっと実感できるのであります。

多分、もう花は終わってしまった?けど
種子はこれからですよぉ~
探してみましょ!





お二人の関係


いやぁ~寒くなってきそうですね。
我が家では昨晩、コタツを
出しましたよ~ん。

そのコタツをまず一番に利用するのは
我が家の飼い犬・・・おっと
そんなこと言ったら誰かさんに怒られるっ!

とっても大事な娘である
チワワのくぅちゃんなのであります。

何事もまずはお父さんから・・・

なんちゅう男にとって
幸せこのうえない日々は
いとも簡単に犬に奪われたのであったぁ!

そんな今年の冬
予想ではエルニーニョが
発生して暖冬になるらしい?

暖かい冬もいいけど
やっぱ生き物にとっては
寒い時は寒くないとアカン!

・・・ですよね。



ただいまおススメに登場中の

ヤマトシジミ

まだチラチラ飛んでいました。
この寒さでどうなるかなぁ~?



こちらもおススメ登場中の

カタバミの花と実

こうしてみるとカタバミも
なかなかのもんでしょ。

花ことばは

「輝く心」

古代の女性が真鍮の鏡を
カタバミの葉っぱで磨いたところから
きているらしい。


と言うことは、十円玉を磨くのと一緒じゃぁ!

えっ?それじゃあまりにも情緒なさすぎ!
失礼しましたぁ~!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さてこの時期のヤマトシジミさん

おそらくこのカタバミのどこかに卵を産みつけて
いるはずなんだけど、探し当てるのは至難の業。

密かに張り込んで現場直撃しかないもんね。


でも、もしかしたらカタバミの花の蜜を吸うシーンなら
偶然に見かけることもあるはず!

なんて密かにチャンスを狙っていたのだけど
まったく無視されちまったぁ!

他の花には止まってくれたのになぁ~グスン!






ただいま増加中


巷では
アメリカセンダングサやら
コセンダングサといった
外来のひっつきむしが
わがもの顔で闊歩しているそうな。

ちょっとでも肩を、いやズボンやシャツが
触れようものなら
ここぞとばかりにビシッ、バシッと
くっついてくる。


一度くっついたが最後

家にまでしつこく
くっついてきて
洗濯した後にやっと気づいて
ありゃまっ!

ヘタすりゃ次に服着るまで
気付かない、なんちゅうことも
あるもんねぇ。



そのセンダングサの仲間

こちらは古来から日本にある
田んぼの雑草

タウコギ

ただいま椎平ビオトープで
どんどん数を増やしてきています。

ビオトープを始めたころは全く目にしなかったのだけど
ここ最近は、どの池にも顔を出します。

ついでにアメリカセンダングサも顔を出してくるのですが
こちらは発見次第、抜いてしまうので
あからさまには増えない。

こんな努力の甲斐あってか、在来の植物が
増えてくる?


それが楽しみの一つなんですねぇ。

まぁ、田んぼの雑草だから農家の人には
嫌われもんですけど・・・。

不思議なことにもう一つの寒谷ビオトープでは
全く見当たらない。

もう数年したら出てくるのかなぁ?


そして、なんとこのタウコギ


愛媛県とか東京都では絶滅危惧種指定
兵庫県や埼玉県では準絶滅危惧種指定

びっくりこいたぁ~!





春と秋


里山で春と秋に咲くアザミの仲間を

ちょっとばかりご紹介


まずは秋の代表種

キセルアザミ

別名はマアザミ


里山では二か所、湿地に群生します。

でも、もうピークは過ぎてしまったかな。


特徴は見ての通り。

そう、キセルみたいに花が曲がって
少し下を向いて咲きます。

なんで?重たいから?
そんなことないよねぇ~!

そしてなんと今年
サワギキョウとスイランを移植したところに
こんな風に咲きました。

一緒にくっついてきたのかなぁ~?

意味不明なりぃ~!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ところでキセルって何?なんて
言う人、いるんじゃないかなぁ。

不正乗車のキセルなら知ってるけど
まさかそれじゃないよねぇ~!

そうそう、キセルって漢字だと煙管。
銭形の親分が使っていたような気がする。

日本版のパイプっちゅうことでっかな?


こちらは春のアザミの代表種

ノアザミ


春先から夏にかけて里山のあちらこちらで
こんなにキレイな花を咲かせてくれます。

特徴って何かなぁ~?

シャキンと頭を上に向けて
春に咲くアザミってこれしかないしなぁ~


もしかしてこれが特徴?


でも何をどう間違ったのか?

こんな風に
10月になって咲き出すのが時々あるんですネぇ。

えっ?もしかして全く別のアザミ?
なんて思ったこともあったけど

どう見てもノアザミ

これだから世の中、常識だけにとらわれて
生きていてはアカンのであ~る。

何事にも例外はつきものじゃぁ。

The fifth Wild mum


シラヤマギク・ノコンギク・リュウノウギク・ヨメナと
紹介してきて最後に登場は

「里山・5番目の野菊」

イナカギク

(標準和名はヤマシロギク)




里山では斜面に咲く?
そんなところでしか見たことないので・・・

標準和名のヤマシロギクどおり
白いでしょ。

よぉ~く写真を見るとわかるのが
真ん中の筒状花の集まり

色が違うでしょ。
黄色と薄~い緑かな。

咲き始めが黄色で、終わりごろになると
薄緑っぽくなるのです。

これ特徴なりぃ~!


葉っぱはこんな感じ

毛が多くてとってもフワフワして柔らかい

ビロードを触った感じかな

 案外、触りがいがあるんですねぇ~これが。


下からのぞくと

縁の下の力持ち・・・

うんにゃ、花の下の力持ち


緑色の釣鐘みたいな総苞が見えます。

そこに尖った三角形をした
総苞片が3列に並んでいるの

わっかるかなぁ~?

ありゃ、今回はちとマニアックに
なっちまったぁ。

野菊の同定は難しいので

お許しをぉぉぉ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして、ひとまずこれで

里山の野菊のご紹介は終了

いや!もしかしたらまだどこかに
ひっそりと別の野菊が咲いているかも・・・

まぁ、また来年の楽しみと言うことで

チャンチャン!

せっかく作ったのに


毎年この季節になると

私は「どうしたらいいもんかなぁ~!」と

草刈り作業をしながら思うことがあるのです。

その原因はこちら



カヤネズミ

が建築中のお宅

ヤマトミクリとアゼスゲを組み合わせて
作っていました。


草刈りの時は、それなりに注意しているのですが

なんせ草だらけ。

ビュイ~ン、バサッ、ビシッ!と刈ってしまった後に

「あっ、やば!」と気づくわけ。


ここ里山のカヤネズミは、夏と晩秋の年二回繁殖時期を
迎えます。

その二回目がちょうど草刈り時期と合ってしまうのです。

以前は、それなりの数が見られたこの巣も
ここ最近は、どうも少なくなってきました。


原因は色々と考えられるのですが、草刈りもその一つ。

時期をずらしてやればいいのだけど、そうなると
年内終了が厳しい。


何かいい方法は無いか?

毎年この時期になると思うことの一つでした。


どなたかいい解決方法があったら教えてぇ~!



やっとみっけ


秋の里山をわがもの顔で占領しているのが


今が見頃ですネぇ。


道端や畦に野菊を見かけたら
「あっ、ノコンギクだ!」と
言い切ってしまっていいぐらいであ~る!

なんて偉そうに少し前のブログ
にも書かせていただきました。



だから今の今までこちらのキクなんて
里山にはないだろう!と思い込んでいました。

それを
なんと今年になってみっけ!

「やったぁ~!超嬉しいぃ~!」
「苦節9年、草刈りしていて良かったぁ!」

と相成ったわけであります。


その野菊は・・・・・

ヨメナ

そう、多分あるところには
これでもかと言うほどあると思われる野菊

でも里山では、ほんの少しかない

超マイナーな野菊なんです。


ノコンギクとどこが違うの?
全く一緒じゃん!

とパッと見のバヤイは

通り過ごしてしまうのが大半。

でもよぉ~く見ると違うわけ。

まず花

ノコンギクみたくゴチャゴチャと咲かない。

こんな風に控えめなんです。

先っちょに一つか二つぐらいかな?


葉っぱは、ノコンギクと同じ形

でも触ってみるとじぇんじぇん感触が違うノダ

ザラザラ感がなくツルツルしていて
柔らかいのです。


こちらは花の落ちた痕

実ですよね。

こんな感じ

冠毛がなくてタイルみたい。

ノコンギクはもっと毛深いのです。

もう今、見れるのはこんな実だけかも。



おまけに花の裏にはハナグモさんも
隠れていますけど・・・ネ。

わっかるかなぁ~?


また来年、一緒に野菊を探してみませんか?

オモロイでっせぇ!