めげずに通えば・・・「一念岩をも通す」

27日から今日まで連日とってもいい天気! なのに何故かタカの渡りは28~29日はサッパリの大空振り! これではkunichanが嘆いたり、ふてくされたりするのも無理からぬこと。

でも2日やそこらであきらめてはいけないのがタカ見の鉄則なのであ~る!「きっと今日こそ!神様がオラを見捨てるはずがねえ!」と、南無阿弥陀仏+アーメン、ソーメン、味噌ラーメン+アッラーの思し召しを! ・・・と、お祈りも怠りません。


黄金色に輝く田んぼの上を悠々と・・・
昨日までの空振りがウソのようにジャンスカと『サシバ』が! 



だんだんと数も増えてきて・・・


この中に13羽! これなら「タカ柱」と呼んでもよかんべ~


そして最後はこれっ! ムムム! これはもしかしたら『サシバの暗色型』?

だとしたら、これが見られる確率はサシバ1000羽に1羽・・・すなわち0.1%という超難関!
遠くて小さかったし、おまけにピンボケ!・・・ゴメ~ン!



遠い国のクリスチャン?


この花

よぉ~く見ると
何かの顔とかに見えてきませんか?

私はそう思ったのだけどなぁ・・・


さぁ~て、あなただったら何に見える?


「えっ、タダの花じゃん!!」
 
そんなこと言わずに想像してみてねぇ~!


こりゃ、間違いなく遥かかなた
1000万光年先の宇宙からやってきた
エイリアンじゃぁ~!

とっても大きな耳に
茶色の目

そして顔の下には十字架が垂れ下っている。

もしかしてクリスチャン?


いえいえ、とんでもございませぬ。

間違いなくれっきとした里山生まれの地元民


ミズトンボ

日当たりのよい湿地に育つ
ランの仲間です。


なんと静岡県では絶滅危惧種指定

このラン
ある程度の数で群生していないと近親交配してしまい
繁殖能力が衰えてしまうそうです。

里山には一ヶ所にまとまって数多く
生えています。

こりゃ絶対に守っていかねば!







学力テスト Vol.102

今回のクイズの
レベルはまた初級クラスに戻っちまったかな?

例によって解答はありませんので、間違わぬようにじっくりとご検討ください・・・ませ。
くれぐれも、この程度でコケないように・・・ネッ!


A


B


C


D


E

天高くヒトも馬も肥ゆる秋



気が付いた時にはすでに頭の真上を通過中! 「うわっ、うわ~~!!」 スピードが早すぎてピントが合いませ~ん!



げげ~、その次もまた後ろ姿! こんにゃろめ~ そんなに急いで行かなくたっていいじゃんか~
頭の上でゆっくりと旋回してくれ~!

秋の空はホントに青いです! 天気としてはこれ以上望めないというくらいにGOODなのに・・・


サシバ』君の顔がバシッと決まってるようなのが撮れませ~ん! トホホ・・・
ボタンを押すだけで思い通りのが撮れるカメラってのを誰か発明してくれ~~~!

というわけで、明日も予報は晴れのようだし、もう寝なくっちゃ!
ブログなんて書いてる暇はないノダ!

メカラケガ・・・めからけが・・・目から毛が

ミツバチやハナアブなどが吸蜜した後に前足で眼を掃除しているのを見たことがあるでしょ?

あれは花粉やゴミが付いたので取っているんだけど、そんな異物が付いて視界が遮らないように複眼には無数の細かい毛が生えているのです。


『セイヨウミツバチ』のオネイサマ。この写真では判りにくいかな?


これならどうじゃ~! 目から毛が生えているのが見えるでしょ?


これは珍しい吸水シーン!


ここでも、目から生えている毛をバッチリと撮れたぞ~!

意外とやっかいな吸蜜シーン

現在のブログの表紙を飾っているのは、「史前帰化植物」・・・すなわち「中国大陸を経て有史時代初期に日本に入ってきたと推定される植物」であり、「救荒植物」・・・すなわち「山地に自生するもので、飢饉の時などに食糧とされる植物」でもあったといわれる『ツルボ』。

変わった名前が気になったので調べてみました。「蔓飯粒穂(つるいいぼ)」の詰まった言葉と考えられているとのことです。
ツルイイボとは蔓状に伸びた茎頂に米粒に似た花穂をつけることから付けられた名前とのこと。


そんなツルボですが、可憐な花ですね~! 私しゃこの花が大好き!これって意外と目立たない・・・でも、そこがいいんだよね・・・ ガサツで騒がしい女どもは嫌いじゃ~!


実は、この花に昆虫が来ているところを見かけることがあまりないのです。

何故かなあ?写真には撮れなかったけど、キチョウやハナアブが たまに来るくらい。
撮れたのは以下の2種類だけ、しかしどれも短時間の吸蜜。 もしかしたらこの花は蜜が薄いのかな?


ウィ~ン、おや、ハナアブかな?


いやいや、これは『ハキリバチの仲間』です。



こちらは別のチャンスの時。やってきたのは『スズバチ』。おいしそうに吸蜜しております・・・が、ホンの短時間でオサラバでした。




戦い終わって・・・


里山もそろそろ夏が終わり
秋に向かってゴォ~!

夏に活発に動き回った虫さんたちも
少々お疲れ気味?かな。


でも、何で夏に動きまわるの?
暑いのにね!

そんな疑問を持ったことないですか。

私が子供のころ、そんなことを思ったのだけど
あまり詳しい意味は、よぉ~わからずじまい
だったような気がするわけ。

まぁ、それなりにええ年になった今になれば
そりゃ種の維持、子孫を残すためでしょっ!てな
理解は出来るのだけど
子供のころは難しかったのでしょうネぇ。

純粋?だったのだぁ!



こちらさん、いくら疲れているとはいえ
オスの自覚は忘れていません。

カメラに向かって威嚇のポーズ

こんな風にしてオス同士が戦ってきたのでしょうネぇ。

ホント、ご苦労様でございます。


どうですか、この背中の傷

これぞオスの証じゃぁ!ご立派!

こちらは

ノコギリクワガタの
小歯型(原歯型)


おそらく秋遅くには
ノコギリ人生を立派に終えることでしょう。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ちょっと写真がピンボケでせっかくの雄姿を
しっかりとお伝えできなかったのが残念!




意外と普通かなぁ~?


ツユムシ

漢字で書くと露虫

か弱い感じからそうなった?らしい。

見たことは無いけど名前は知っているよぉ~!
そんな人は多いのじゃないかな。


そしてこちらはそのツユムシと双璧をなす

セスジツユムシ

なんとなく里山ではこっちの方が目立つ感じ?

どうなんでしょうね。

真相はいかに?



こちらは真横からのお姿

なかなかのスレンダーバディ
ではありませんか!

そして足が長い!

うらやましいぃ~!


さて真上からちょっと失礼!

ここで見落としてならないのは
背中の線

これがセスジツユムシの由来そのもの

まっすぐ背中を走る一本の黄白のライン

これはメスの特徴

なかなか品がありますよね。

ちなみに
オスは茶褐色の線が走ります。


参考にこちらをご覧ください。



背中のラインがいいでしょ?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これからの時期たくさん見れますから
皆さん、お近くの草はらを探してみましょ!

タカの渡りが見られるのは、宝くじなみの確率

こちらは以前投稿したもので、サシバ君とツバメ君の大きさ比較! ⇒ 秋の楽しみ

今回の『サシバ』君はトビと比較してみました。 これは左のトビが大きいんじゃなくって『サシバ君』がトビよりもずっと小型ってことの証し。あれ?言ってることは一緒かい? ケッ!



kunichanがブログの表紙にサシバ君を掲載したってことは・・・今朝は曇りだし、明日から天候不順なので絶対に飛んでいないはず! 

・・・であるからして、その理由は①昨日、すっごくいい思いをしちゃった! または②昨日はパラパラと飛んだには飛んだけど、近くに来てくれなかったのですっごくイライラ! きっと②じゃなっ!

私にゃ、現在のkunichanの心情は何となく・・・じゃなくって100%理解できますぞ!

その欲求不満を解消するのはホンモノのサシバの渡りをゴッソリと見ることだけど、それがまた難しいんだよね~! 明日の天気はもちろんダメで、あさってもチト怪しい!

タカの渡りで満足できる日なんてのは、数年に一度っきりのチャンスのみ!これホント!

だから心優しいオジサンとしては、今季の撮れたてホットホット写真を掲載することにしました。



まだサシバの渡りは始まったばかり! こんな写真なんていつでも撮れらい・・・なんちゃって!



エゾってなんぞや?

古代の蝦夷(えみし)という意味は、本州東部とそれ以北の東北や北海道のことを指した言葉なんだそうな。

エゾという名前の付くのは虫でもチョウやトンボにいるけど、どの種もほとんどは北海道に生息しています。



だからこの『エゾビタキ』君たちも北海道で繁殖しているのかと思いきや、日本は通過してシベリア南部やカムチャツカ半島あたりまで北上しているとのこと。

里山では9月初旬の頃から東南アジアへ帰るのをチラホラと見られるようになるけど、鳴き声を出すわけじゃないので「ん? ヒタキ類が動いたなっ!」と、思ったら双眼鏡などで要チェック!



里山に滞在してくれるのは、せいぜい数日といったところかな? また元気で帰ってきてね~!

モボ&モガ

今回は目の保養に美男・美女に登場していただきましょう。


こちらは浜松市きってのモボ『ミヤマシジミ』君といいます。「コマツナギ」で吸蜜中。


♂は秋空のような、まっ青に澄んだスカイブルーが目に沁みます!


そしてこちらが浜松市を代表するモガで『ミヤマシジミ』ちゃん!


この秋から流行するオータムカラーに身を包んでおります。

ん? 「モボとかモガって何のこっちゃ?」だって? ・・・そんなの自分で調べなはれ~

※このチョウは「絶滅危惧種Ⅱ類(UV):すなわち絶滅の危険が増大している種」に指定されている稀少種です。

お彼岸トンボ

明日はお彼岸の中日。今年は早々に墓参りを済ませてきたので今日から3週間ほどは思いっきりタカの渡りを見ることにしよう!・・・と思ったら、どうもまだイマイチとの情報だったので急きょ別の場所へ方向転換。


そこで見たのが『ウスバキトンボ』の大群!気持ちよさげに青空を滑空しておりました。


お彼岸の頃に一番多く見られることから、別名を「精霊トンボ」とか「盆トンボ」と呼ばれています・・・が、私も別名をつけて「お彼岸トンボ」と呼ぶことにしようっと!


昨年も同じようなことを書いておりました。いつまで経っても進歩のないこと・・・トホホ
 ⇒ 夕焼けのグライダー    トンボ前線に異状あり!?

この場所にはアキアカネがたくさんいたので、ここからそう遠くない里山にももうすぐ現れるはず!

さてさて、とある女性から、このトンボに限らず「とにかくトンボの後ろから見た首がキモイからイヤじゃ~!」というコメントを聞きました。皆さんはどう思ってる?



う~ん、そう言われてみれば確かに後ろから見た首の周りは他の昆虫に比べて異様かな?! 
子供の頃は竿にモチを使って捕まえる時に、すぐに首が取れてしまって大いに悩みましたね~。


前から見ている分には目が大きくて、すっごくかわゆいんだけどね~

ワンパタ~ン



一面の赤いじゅうたん・・・これすべて『ヒガンバナ』。

この時期の黄泉の国ってのも、こんな感じなのかなあ?

先日、鳥屋のオッチャンと話をしていたら、この時期の狙いは「ヒガンバナやコスモスに止まるノビタキ」の写真なんだって!
なかなかハードルが高そうです。そこで私としてはそれをチョウに置き換えてトライしてみました。


ヒガンバナと言えばアゲハチョウの仲間!その中でも一番撮れる確率の高いのがこの『アゲハ』。


止まっているヤツだったら、それを見つけさえすれば簡単に撮れちゃうんだけどね~
他に来そうなのはモンキアゲハかな? でも、いつここに来るか分からないのを待ってる時間はないのであ~る。 残された時間はもうあとわずか!!

「えっ、そろそろお迎えが来るのかい?」だって? いやいやそれもあるけど、この時期はそうではありませぬ。だってタカの渡りが気になって気になって・・・ kunichanだってそうでしょ?

ここで思い出したのが去年の投稿 ⇒ お彼岸

げげ~、書いてることはまるで同じ! でも、毎年同じことの繰り返し…これが大事なのであ~る。

美人薄命

ブログの表紙にセセリチョウがいっぱい! ・・・こりゃまた壮観じゃね~ 

今回はこの中にどうしても入れたい子をご紹介しましょ。
その名は『ギンイチモンジセセリ』ちゃん。名前もすっごく優雅で大・大・大好き~!

この里山での記録はないし、今後も期待薄だけど、かつてはここからホンの2kmくらい離れた天竜浜名湖鉄道の沿線に生息していたと聞いているので、れっきとした里山の隣人です。


姿を見れば名前の由来は一目瞭然! こちらは「春型」


「イチモンジセセリ」君たちのように、ビュ~ンとすっ飛んで消える・・・というような野暮なことはしません。 弱々しく近くへ翔ぶだけ。 「病弱の美少女」といったところかな? 

「えっ?それって私みたいじゃん!」 いえいえ、アンタは一見ひ弱そうでも、健康で丈夫な身体。
100歳なんて軽くクリヤーできそうですぞ! 草刈り、ぐわんばってね~!
私も100歳記念を祝ってあげたいけど、そんなことって ずぇったいにあり得ね~し・・・。グスン



表翅は黒褐色で無紋ですが、翔ぶと意外と目立ちます。


こちらが「夏型」

ガラッと衣替えをして7~8月頃に2回目の発生をします。チャームポイントの銀の模様は春ほどではありません。さてさて、皆さんには気に入ってもらえたかな? 浜松市内では、たまに発生記録があるので要注意ですぞ!


学力テスト Vol.101

クイズも100回を超えたことだし、そろそろ中級レベルに格上げしていこうかなっと!

今回は『カミキリムシ』特集。どれも里山の住人なので普通種!


 A











これが名前のヒントなしで当たったらすご~い! でもきっと難しいのもあるだろうから、心優しい私めからヒントを。 答えに含まれる漢字が以下に書いてあります。

①期☆ ②鍬 ③垢 ④胡麻 ⑤城 ⑥羅実

正式名はブログの表紙の右の「種名:写真検索」に載っているヤツから探してね! ヒントが必要ない虫女や虫男だったら「こんなのは簡単すぎじゃ~!」と言われそうな基本種ばっかしです。