里山の希少種


ノリウツギ


暑い盛りに咲くアジサイの仲間

夏には白が似合う!キレイでしょ!

残念ながら
もうこの時期はそろそろ花も終わりかな?


でもこの花、なぜか枯れて茶色になっても

ずっと枝にくっついたままで

来年までしつこく残っています。

なんでじゃぁ~!


そしてこのノリウツギ

里山では希少種になりつつあるのです。


この場所をビオトープとして利用し始めたころは

所狭しとあちこちに生えていたのですが

人が手を加えるとドンドンと数を減らし始めたわけ


その理由は?・・・超簡単!

草刈りなんですネぇ。


それまでは耕作放棄地になっていた田んぼを
わがもの顔で占領していたのに

ある日突然、人間がやって来て
草を刈り、水を張り、また草を刈りの繰り返し

当然のごとくノリウツギも一緒にバッキィ~ン。

よって今では難を逃れた大きなノリウツギだけが
残ったわけ。

夏に咲く花は貴重だし、ハナカミキリも集まって来るって
言うから、ちょっと頑張って増やしてみよっかな。

でもこの花にハナカミキリが止まっているのを
一度も見た記憶がないのだけどなぁ~どうして?

もの忘れ・・・じゃなくて、もの覚えの秘訣

チョウの図鑑を見ていて、セセリチョウのページになるとサササッと早送りしているあなた・・・「ん?、そんなヤツいるのかい!?!?」 いえいえ、そうじゃなくてアンタのことですがや~!

このややこしいヤツをいっぺんに覚えようとするから難しいのです。それでなくてもめんどくさいんだから少しずつ少しずつネ!

あまりたくさん詰め込むと、今まで覚えていた大事なものまで忘れてしまいますぞ! 子供や若者と違って脳細胞の数が極端に少ないんだから、自分の脳のキャパを知らねば!
そこんとこは、すっごく大事だからよ~く自覚しておかないとネ!

今回は『ヒメキマダラセセリ』についてさらに踏み込んだ知識を!といっても単に性別の違いを見るだけだから、そんなに警戒しなくても大丈夫!

うろ覚えはゴチャゴチャになると収拾がつかなくなるので、あくまでシンプルイズベストで慌てず騒がずに!・・・これが極意ですぞ。


こちらがの上翅


こちらが 中央部にある斜めに走る黒い線、すなわち「性標」のあるのが特徴です。

おっとここで「性標」についてちょこっと解説。
これは雄だけが持つ、雌には見られない特徴のある目印のことです。

「他にもっと詳しいことを教えろ~!」って? 
いえいえ、このブログは図鑑ではありませぬゆえ、あくまで心構えをアドバイスすることだけに・・・ 趣味でストレスが溜まってしまっては本末転倒ですからして。

kunichanの探索によって、里山にはこのチョウの食草(イネ科のチヂミザサ)がゴマンとあることがわかりました。
よって探せば必ずこのチョウが見つかるから、セセリを見てもいつものようにサラッと流さないでね~っ!

こんな細かいことの積み重ねで、ケアセンターに行く時間を少しでも先送りできれば、発信者としてこんな幸せなことはありませ~ん! 


やる気さえ出れば・・・

「キマダラセセリ」・「コキマダラセセリ」・「ヒメキマダラセセリ」
これらをチョウ図鑑で見比べるのには相当な根気が必要! さらにこれを識別するのには、気が遠くなるような努力と熱意が必要! 睡魔とも戦わなければなりませぬ。

名前を並べただけでも頭がクラクラするのにそれを写真だけで識別しようなんて!
識別に自信がないので「セセリSP」と書いて、そのままお蔵入り・・・これでとりあえずは整理完了!というのが一番楽な方法!かな?

最近は特にめんどくさいものは後回し! 明日できることは今日やらない!・・・というポリシーに徹しているので、尻に火がつかないと動かない!・・・ではなくて、火がついてもめんどくさいから動かない! 多少のやけどくらいは我慢する! これぞ男の中の男じゃ~! と、強がる!

でも一念発起して「よ~し、覚えるぞ~!」と集中すれば何とかはなるんだけど、そんなに努力をしても結局はすぐに忘れてしまうのです。

だったらそんなめんどっち~ことはやらない! っと、こうなるのであります。
皆さんだってそうでしょ? えっ違うって? そんなウソ言ったって信用しませんぞ! 昨日の夕飯のおかずは覚えてる?


これが、そのうわさの『ヒメキマダラセセリ』ちゃん。

イチモンジセセリの前翅長が15~22mmなのに対して、こちらは12~17mm。だからものすご~く小っちゃくてかわゆいぞ~!

この里山には裏の模様がよく似ている「コキマダラセセリ」はいないと思われるので、こんな模様だったらこのチョウにしちゃってもいいと思うけどいかが?



今回はkunichanが撮れなかったと嘆いていた翅をの裏側を紹介することにしましょ。
翅脈の黒い線が特徴です。


翅の裏表セットの写真を撮ってあれば、識別でそんなに困ることはないのですが、往々にしてそんな時に限って開翅したままで閉じてくれないのです。



そんな時に「もう待ちきれない~!」と、しびれを切らしてチョッと葉っぱを揺すってみたりして刺激を・・・というのはまさしく素人考えで、そんなことをすればすぐにそのままビュ~~ンと翔んでいってしまいます。

この日は閉じてくれるまで、こちらもじっと我慢していたけど熱中症寸前で、もう少しで救急ヘリのお世話になるところでしたわい、フィ~!








学力テスト Vol.99

今回も引き続きカメムシのクイズ。

Aグループは赤ちゃんや子供たち、そしてBグループがその親たち それをつなぎ合わせて下さい。

ではこちらが【Aグループ】:幼虫









こちらが【Bグループ】:成虫


ヨコヅナサシガメ


シマサシガメ


アカサシガメ


あれ? 子供の数と親の数が合わない? そこがそれ、このクイズの面白くて、ためになるところなんだよね~  
子供は成長するに従って色や形が変化するのです。そこがカメムシの面白いところなんだそうな!

夏男と夏女

暇つぶしに「夏に関するヒット曲」というのを検索してみました。
何でい!知らない曲ばっかしじゃん! ケッ!
仕方ないので検索を「夏の歌定番 昭和」に変更すりゃいいんじゃないのけ?で、やってみると・・・

「いとしのエリー」、「勝手にシンドバット」、「渚のシンドバット」などなど、大ヒットがぞろぞろ。

でもこんなの、わが青春の歌じゃないっす! さらに調べていくと、ようやくあったあった!
「恋のバカンス(ザ・ピーナッツ)」、「真っ赤な太陽(美空ひばり)」、「17才(南沙織)」
これでようやく安心したけど、つくづく「昭和は遠くなりにけり」じゃね~ フンッ!

さて、そんな夏にピッタシのチョウがいます。さすが南国生まれの南国育ち!
ほんの15年ほど前には「うわ~っ!出た~!!」と騒ぎ立てていたのがウソのよう。

温暖化の影響で「高温障害」という難題に悩む農家などを尻目に、そこら中を我が物顔で翔び回っています。


名は体を表すの言葉どおり 『ツマグロヒョウモン』の

それも真夏のクソ暑い時、他のチョウが翔んでいない真昼間でも悠々と・・・

まるでTUBEの前田君のように元気!
「シーズン・イン・ザ・サン」を鼻歌で歌いながら翔んでいるようです。


里山でこの時期に見られるヒョウモンチョウなら、90%以上の確率で『ツマグロヒョウモン』でこちらが

このチョウのことは、参考までに以前載せたのをご覧ください。

目からうろこ その2   ここにも擬態がいた  プライドかはたまためんどくさがり屋か

今風の体型


サビキコリが登場したので

ついでに同じコメツキの仲間を

ご紹介


そのコメツキの中でも最大級クラス


サビキコリの倍はあるでしょう。


姿も形もご覧の通り

寸詰まりのようなデザインのサビキコリに比べたら

なんとスマートなこと

その名もオオナガコメツキ

今の若い子たちはこんな体型の人が多い?


でも個人的にはサビキコリの方が
カワユクて好きかなぁ~。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

クリの木なんかは大好物

樹液を求めてやってきます。

この場所もウメノキゴケびっしりの
里山産クリの木


でもやっぱ、どう見ても超地味ィィ~!


おっとそんなこと言ってはいけません。

シブイ!のだった。


ところで

オオナガコメツキって漢字で書くと

大長叩頭虫だそうな。


コメツキを捕まえて仰向けにして手の平に載せると

プッチンってとび跳ねる。

子供のころはこれが楽しくてよく遊んだものです。



でも何でわざわざ仰向けの時にだけ
とび跳ねるようになったのかなぁ~?




Banana Boy

僕はね~、「オサヨコバイ」の小僧みたくチャラ男じゃないんで、まずはそこんとこをハッキリと言っておきます。

ヨコバイってのは敵が来たらまずはサササ~ッと逃げることが第一、それも絶対に横走りであること! これが正道のヨコバイであることの条件!・・・こんな家訓をママからきつ~く言われているんで、逃げ足だけは自慢あるんだぞ! だからチャラ男みたくおバカなダンスはしないっす!
そんなことしてたら敵に捕まっちまうもんね~

チャラ男についてはこちらをどうぞ ⇒ DANCING BOY


まだ生まれたばっかしだから、純情無垢の花嫁みたく、こんなに白いけど・・・


だんだんに黄味が増してきます。

ママはよく「バナナ虫」って呼ばれるけど、僕ってその名前好きじゃないっす。
多少は妥協するんで、せめて「Banana Boy」って呼んでくれる? 

そしたら浜村美智子オバチャンのミリオンセラー曲「バナナボート」に乗りながら、ちょっと華麗なダンスを見せちゃうからさ!

おっと僕だけじゃ「バナナムシ? それって何のこっちゃ?」って言われそうだから、ここでママを紹介しておかないとネ!


図鑑では『ツマグロオオヨコバイ』って紹介されてるみたいだけど、里山にはウジャウジャ! それこそゴマンといるぞ~。

里山の元禄男


おいしそうに「ヒメジョオン」で吸蜜中

サビキコリ』漢字で書くと「錆樵」・・・何とも味のある名前ではありませんか!
コメツキムシというとスマートというイメージがあるけど、これはかなりのズングリタイプ。

里山では樹液を吸っているところよりも、こうして葉上にいるのを見つけることが多いけど、これは樹液を吸っていても、保護色で目立たないため見つけにくいというのも要因のようです。

カブトムシなどのように体高があれば横からでも見つけやすいけど、コメツキムシは扁平なために樹木にへばりついていると、横からではすっごく見つけにくいのです。

名前の由来は錆びたような、目立たなくてさえない木こりのオッチャンに似ているから? ちょっと違うような当たっているような? う~ん、これはさっそく調べねばなりません!


どんな由来があるのかと思ったら、「木こりが使うノコギリが錆びた色」というあたりの説が有力のようです。
そこにどうして木こりが出てくるのか?大工じゃダメなの?ってのがイマイチ首を捻るところだけど・・・まあ「サビノコギリ」よりは、ひとひねりが効いていて、私の名前に対するこだわりからすれば充分に合格!

そもそも、この色を見て「て~っ、超地味~!」と思うようでは、あなたのファッションセンスが疑われますぞ!


翔ぶ瞬間に見せてくれた腰の色は、それはそれは鮮やかなオレンジ! 

な~んだ、ちゃんとお洒落心を持ってるじゃん! 普段それを錆色で蔽い隠してるなんて・・・にくいね~!!
これは元禄時代に町民が着物の裏に凝ったのと同じ「粋の世界」かな?

参考までにヒヨドリ君も紹介しようかな? こちらもどうぞ ⇒ 元禄の心意気

マイケルのママ


あ~ら、みなさん、ごきげんよう!
昨日はうちのアホ息子が下手なダンスをお見せしたそうで、失礼をば!

アホ息子のことはこちら ⇒ Dancing Boy

「アンタはまだまだ下手なんだから、人前ではやっちゃダメ」って言ってるのに、私と違って目立ちたがり屋の変な性格はパパに似ちゃってホントにしょうがないんざます!

もっと私に似て、奥ゆかしくしていてくれりゃいいのにね~ 


「ん?そういうアンタは誰じゃ?」だって? あ~らヤダ! 私の顔って息子そっくりってしょっちゅう言われるんだけど・・・わたしゃマイケル坊やこと『オサヨコバイ』のママですわよ~ん。



私の着てるコスチュームって素敵でしょ? これって 日本の政治家が大好きな玉虫色で作ってあるの! うす暗いところだとわからないけど、カクテル光線を浴びると色々な色に光るの!

昔、宝塚に出てたことがあるんで、普段着もついついこんなふうになっちゃって・・・もっと地味~に奥ゆかしいのにしなきゃ!って思ってるんだけど、あの頃の栄光が忘れられなくてついつい・・・
じゃあみなさん、ごめんあさ~せ~。

DANCING BOY


Hey Baby~! 元気してる~?! オラのことって、みんな『オサヨコバイさんちの小僧』って呼んでるみたいだけど、そんなダサい名前じゃやってらんね~ 


これからカッコいいダンスを見せっから、今度からオラのことを「里山のマイケル」って呼んでくりょ! まだ練習中なんで、こっぱずかしいかしいから後ろ向きでやっからよ! 
じゃあ、ちょっくらやってみっかなっと!


せ~のっと!


♪ 右向いて ヘ~イ! ♪


♪ 左向いて イヘ~イ! ♪ スリラーじゃ~ ♪

動画で見てくれたらカッコイイのがもっと分かるのに残念! 後ろ肢の2本の位置は固定して、前肢と中肢を左右に揺するんだけど、頭の位置は水平にスウィングするってのが結構ハイテクなんだぞ~!

これって、生まれながらのリズム感がないとできないんだぜい! これはママからの遺伝かな?
それとコアトレとストレッチで鍛えた柔軟な下半身もね~! 


最後は正面からの特別サービスじゃ~! ♪ そ~れ~ アチョ~ッ! ♪

おっとママが来たから勉強してるふりしてよっと! 
もうすぐ夏休みも終わりだから、ダンスの練習ばっかりしてると怒られちゃうもんね~
 



盆花はデンジャラス!

おとといの夕方こと、玄関先でカンタンの声、そして夜になったら部屋の外からマツムシの声が! おおっ、今年の初鳴きです。

さてさて、「ミソハギ」には「シオカラトンボ」の他に、もっともっと強烈なハンターがたむろしております。


うらやましいほど、股関節が軟らかい『カマキリ(チョウセンカマキリ)

東南アジアに生息するハナカマキリのように擬態する・・・なんてまどろっこしいことはしないで、堂々と獲物を待ち構えています。この逆さになったままで少なくとも20分はいました。

「ええっ、アンタも20分それを見てたのけ?」 いえいえ、私はそんな暇人ではありませんのでその近くで他の虫を撮っていて、戻ってきたらまだ同じポーズで待機していたっていうわけ。

いくら私でもこのクソ暑いのにファーブル先生のまねをしていたら、100%熱中症でダウンしちまいますがや~。

それに平日の里山は人も来ないので倒れても誰にも気づかれないまま・・・って、ことが充分に考えられます故、水分や帽子は必携なのです。携帯なんて大して役には立ちませ~ん。


他には、この『ナガコガネグモ』のように網を張ってじっと待機するタイプも。



これだけミイラのようにぐるぐる巻きにされたら、ガイシャが誰なのかも見当が付きません。
被害にあった虫たちも盆花で誘惑された挙句にこんなになってしまって、はたして天国へ行けたのでしょうか? 南無阿弥陀仏・・・


盆花 その3 省エネテクニック


今年もたくさん咲いてくれた、通称「盆花」こと『ミソハギ

もちろん、ここにもいろいろな虫たちが集まるけど、そこにもバトルの世界が!


こちらは『シオカラトンボ』のママ


そしてこちらは翅が擦り切れたり、白っぽくなっている老熟のパパ

やけに今日はシオカラが休憩してるなあ?と思ってしばらく眺めていたら、様子が分かりました!
このトンボ君たちは、集まってくる小型の虫たちを狙って待ち伏せしているのです!

とくに老熟のパパにとっては虫を追っかけまわすよりも、ここで待っていた方が確実に省エネ!
「わしゃもう若くないんだから、体力を使わないで知力で勝負勝負じゃ~!」


捕まっってしまったのは、太めの胴体の色や形からするとハチのようです。

誰がやり出したのか知らないけど、こんな狩りの方法を編み出してしまったのです!


4mmの恋愛パフォーマンス

kunichanの独り言に登場した「ナシの害虫」のお話について追記を。

害虫図鑑 害虫エクスプローラ」でナシの害虫というのを検索してみたら・・・ドッヒャ~! いるわいるわ!載っていたのは約30種類!

カメムシはモチロンのこと、セミ・ガ・ヨコバイ・コガネムシ・カミキリムシの仲間がゾロゾロと紹介されていました。こりゃ農家は大変じゃ~! 

このブログには多くの害虫(あくまで農家から見ての話です)が登場するので、こりゃ「害虫ばっかり載せるな~!気分が悪くならあ!」なんて農家のオッチャンからイチャモンをつけられちゃうかも?

さてさて、そのナシの害虫リストには載っていなかったので、安心して投稿しちゃおかなっと。


これは『コブウンカ』といいます。

もちろん右が頭。前翅のなかほどにコブ状に盛り上がった部分があるので、こんな名前をつけられてしまいました。

ナシじゃないけどイネ科の害虫かな? でも体長が3.5~4mmとまるで米粒クラスのミニサイズ。
今回はこの♂のパフォーマンスをご紹介しましょ。


画面の中央にドデンと構えているのが♀。左のやや小ぶりなのが♂です。


おっと、♂が動き出しました。サササッと♀の右側へ移動!♀は微動だにしません。


おおっ、こんどは♀の左に移動! けっこう素早い動きです。まだ♀は未反応。


♂がまた右へ。おっと、ここで♀が翅を広げて、ようやく反応を示しました。


おおっ!それを見た♂は大胆にも♀の頭にお尻をくっつけた~!ここで数秒間フリーズ!


♂が離れた瞬間に♀はここでも翅を少々広げた・・・ってことは、何かを感じたってこと?!
♂がフェロモンを放った? んんん?!?!  もしかしたら放屁かな?

♀が「ほえ~!」または「くっせ~!」って言ったかどうかは、サイレントワールドのため想像するしかありません。・・・チャンチャン!

この出来事のあいだ中、アリ君(あまり興味がないので、名前は調べてアリませ~ん!)は、茶々を入れることなく、じっとこの行為を見つめて立ち会っておりましたぞ!



里山の美麗種 その2 名付けて「銀河」君

これを見て「ガ」の仲間だと思う人は、かなりの虫好き! そしてこれが「ホソハマキモドキ科」の仲間だと、一発で判る人は間違いなく「蛾オタク」!!



このメタリック感は普通だったら甲虫かと思うでしょ? でもガなんです。
名前は『ツマキホソハマキモドキ
ホソハマキモドキ科の中でも最上位の美麗種なんだって! ソックスにまでオレンジと黒のシマシマを履いて一部の隙もありません!
そんなファッションセンスに敬意を表して、銀色の蛾だから「銀河」君と命名してみました。 



いたのは「ショウブ」の葉上。

何故かっていうと幼虫の食草がショウブ(あの菖蒲湯にするやつです)なのです。こんなに派手なのにどうして今まで見つけられなかったのかなあ? ショウブにはよくアシナガグモがいてそれは時々見ていたんだけど・・・ 

それにしても里山って何でもいるすごいところ! まだまだ新種が見つかりそうです。

これは他のガには見られない変わった行動をするんだって!それは止まっているとき、両方の後ろ足を動かす行動で「天敵に動いている後ろ足を触角と思わせて、頭部への攻撃を避けている」という説があるそうです。




連続写真で見てもらうと分かるように、触角は動いていないのに後ろ肢をクルクルと上下に動かしています。

写真だと分かりづらいけど、誰かが「You Tubu」で動画を紹介しているので、興味があったらそちらをどうぞ!