パラシュートボーイ!

現在のブログの表紙の左右にある「おすすめニュース」にハゴロモの仲間が紹介されています。

ちょうど、この仲間を取材してきたばかりなのでバッチグーのタイミング! まずはこちらをどうぞ!


これは横からの写真。葉っぱの上にあるのは鳥のフン? いえいえ違います。


こちらは真上から。なにやら白い毛の下に虫のようなものが見えるけど、わかるかな?



正面から見ると・・・これが『アミガサハゴロモ』の幼虫なのでござる! 


なかなか面白い顔をしてるでしょ? ろう状物質でできた放射線状の毛の束を背負っているんだけど、この束をよ~く見ると虹色に輝いているんだな~!

さわろうとしたら、ピ~ン!と跳ねて逃げてしまいます。跳ねる瞬間に「プン!」という音がしたかと思うと、まるでワープしたかのように視界から消えてしまいました。

最低でも1m位は跳んでいるようです。この時に背中に背負ってる毛の束は、きっと着地する時に使うパラシュートの役割!・・・なんてウソウソ!

私が思うにはきっと何かに擬態しているんだと思うけどね。 日陰の薄暗い似たような環境にこんなのを見つけました。


これは『トキワツユクサ』。よく似てる~!

でもこれは南アメリカ原産で日本には昭和初期に観賞用として持ち込まれ、帰化植物として野生化しているというから、アミガサハゴロモが擬態するには歴史が浅すぎるので、この仮説はあえなくNG。

ところで、「どうしてこの幼虫がアミガサハゴロモって判るんだ?ホントけ?」・・・って思ってない?


ハイハイ、ごもっともな質問ですが、この写真が動かぬ証拠!
手前の幼虫は抜け殻で、奥が羽化直後の個体!


ジャジャ~ン! これがアミガサハゴロモの成虫なのででござる!



尾の長いヤツがモテる!

この巣立ち前の子供たちを撮ってからもうすぐ2ヶ月近くになります。
今ではブンブン元気に飛び回ってもういつでも渡りはOK! ⇒ ツバメの子供たち


ツバメ』の♂は尾が長い方が♀にもてるんだって! これは実験でわかっている話らしいっす。

その理由としては
①長い羽を持っていると生活に不自由だが、それを問題なく暮らしているということは強い証しであるという・・・これを「ハンディキャップ仮説」というんだって。

②長い尾の♂は寄生虫が少ない証し。寄生虫が体内に多いと尾の発育が悪くなる。よって♀は♂の尾の長さを見ているという・・・これを「寄生虫目安説」。


比較するとよく分かるけど、左上の親は初列風切羽よりも、さらに長~い尾羽を持っています。
それに比べて右下の若鳥は、まだ初列と同じくらいの長さ。


いずれにしてもこの子たちのうちで来年戻って来れるのはせいぜい20%以下。それだけ平均寿命というのは短いのです。来年は立派な尾を付けて戻って来るんだぞ~!


学力テスト Vol.96

今回は夏休みにつき『トンボ しかもシッポのみ

こんな問題を選んでいるだけで頭がクラクラ…出題者が間違えちゃ困るので、できるだけ簡単で判りやすいのを拾ってみました。ヒントは写真の中に満載!!

今回も出血大サービスで、答えは一番下に書いておきましたぞ! 一発で満点を取ってね!


















答えのヒント: ① オオシオカラトンボ ② シオカラトンボ ③ シオヤトンボ ④ ハラビロトンボ ・・・種類はこの4つだけで、どれもこれもオスじゃぞ!




プチテスト


この『ヒメウラナミジャノメ』君は、今年になって多分2回目の羽化。

4月の中旬頃に第1回目の羽化があって、その時に産卵したものが羽化し始めたってことで、新鮮個体がいっぱいです。


クソ暑い真夏でも、この二人は熱く燃えてるぜい! 秋になると次の子供たちが産まれます。

さて、明日の学力テストの本番に備えて、頭の体操をしましょ! 「ヒメウラナミジャノメのペア」 だと目玉(眼状紋)の数の合計は・・・さて、いくつ? 解答時間は1分あれば足りるかな?

泥まみれ


日本にセミは数多くいれども
こんな風に泥だらけになって
地中から出てくるのは
こちらさんだけ


これぞ皆さんご存知

ニイニイゼミの抜け殻

ちょっと背中を丸めているところが
カワユイのだ。


さてさて、ここで疑問発生


(疑問その一)

なぜ全身泥だらけなの?


(疑問その二)

体は泥だらけなのになぜ
目は透明なの?



さてその答えは・・・・

ハイ、
なぁ~んも分かっていないのでした。


乾燥を嫌うから泥をつけるみたいな
答えもあるのだけど、定かではない。

そして目だけに泥がついていない理由は
もうさっぱしわからないらしい。

地中に暮らしているわけだし、
羽化するのは夜中だし、
目をキレイにしておく理由がわからない。

こんな風にとっても身近なニイニイゼミでも
わからないことだらけ。

だから楽しいのかもネぇ~!

私が想像するに

こりゃ、なるべくしてなった。
目はツルツルしてざらつきがないので
結果、泥がつかなかった。

いかがでしょう?



管を巻く


酔っ払いが同じことを繰り返しグダグダと言う・・・

こんなことを「管を巻く」と言いますよね。


さて、あなたはどんなタイプ?

ちなみに私は、やけにハイになって元気になって
思いっきり騒いだら、そのままグゥ~っとオネンネ。


さて、これが好かれるか嫌われるか?

それは私にはさっぱわからないのであ~る。

まぁ管を巻くよりはいいかもなぁ~!

な~んちゃって!


こちらの幼虫さん

その名前はなんと「クダマキモドキ

もしかして

「酒飲んでグデグデ言うオッサンに似た虫」
ってなこと?

いやぁ~そんな失礼な名前は付けないでしょ!?

と言うことで調べてみました。


「江戸時代にはクツワムシウマオイなどをさして、
その鳴声が
機織のとき紡車
巻く音のようだとして〈
クダマキ(管巻)〉といっていたようで、
クダマキモドキの名はそれらに似た虫という意である。」

と言うことでした、ハイ!

多分、こちらの幼虫は
サトクダマキモドキの3齢幼虫
と思われます。


もうじきすると成虫が
街中でも見られますヨ。


こちらをどうぞ


ただし鳴き声はとっても
小さくて高音域

グデグデとしつこくもないノダ。


わび・さびの世界

漢字で書くと「後白錆天牛」かな? 何のこっちゃだって?
天牛というのはカミキリムシのことです。 詳しくはこちら ⇒ じっとしてるのが・・・


これが「後白錆天牛」すなわち『アトジロサビカミキリ』君


サビカミキリってちょっと洒落た名前じゃん!・・・って思って調べたけど、そのことについてはどこにも書いてなかったけど、多分「錆色」をした地味なカミキリムシの仲間ってことかな?

もしも「わび・さび」の世界のことを連想して命名したなら尊敬しちゃうけどネ!

「わび・さび(侘・寂)」は、日本の美意識の1つで、一般的に、質素で静かなものを指します。
「さび」は古いものの内面からにじみ出てくるような、見た目とは違う美しさを意味するんだって。
これを連想しての命名だったら漢字表記は「後白寂天牛」にしなくちゃ!

俳諧での寂とは、特に、古いもの、老人などに共通する特徴のこと・・・こんなこと書くと、次から「ワビジイ」とか「サビジイ」って呼ばれそう。そんなのヤダなったらヤダな~♪ 


これ以上ないシックな衣装を、白いパンツでバシッと決めてます! 
これぞ粋の極み!利休さんが見たら喜びそう!


念には念を入れて、触角にまで同色をコーディネイトしてるなんて、ニクイぞ~!


それにしても、この怪獣並みのゴツゴツ肌はスッゴ~イ!

この里山で、もしも新種のサビカミキリを見つけたら・・・日本の文化を伝承できるように「〇〇ワビカミキリって命名することにしようっと! その暁には「ワビジイ」って呼んでくれ~!




これぞ真打ち!!

カブトムシに匹敵またはそれ以上に子供たちの人気者といえばクワガタ! 
かつての昆虫少年だったオジサンもオジンも、クワガタにその熱さを引きずっている人がけっこう多いんだって。
まさかカブトムシに夢中という大人は少ないと思うけど、どうやら『クワガタ』は別物らしいね。

今回は『ノコギリクワガタ』♂君たちの大顎(おおあご)の形について、サラッとお勉強しましょ。


小歯型(原歯型)


中歯型(両歯型)


大歯型(先歯型)

こんなふうに体格による個体変異で大顎の形が異なります。

やっぱしこんなカッケ~のを見ちゃったら、ましてや大歯型を見つけちゃったら、子供たちもカブトムシなんてほっぽらかすかもしれません!

やっぱし怪獣モドキは人気があるノダ! ・・・この意味がよく分からない人は「アントラー」で検索してみてね!

昔からの人気者

6月初旬に、とあるホームセンターに行ったらカブトムシを売っていました。等身大のゲージの中には♂が30匹くらい入っていました。
値段はと言えば何と何と750円!「ん?んん?ぎょえ~~!」 いくら旬まで、ほど遠い時期とはいえ、この単価はすごい! しかも売ってたのは東京などの都会じゃなくて浜松!

どこで飼育したんだろうと思ったけど、店員に分かるはずもありません。
こんな季節に買わなくたって、夏休みにクリやコナラで探した方がよっぽど楽しいのに!
それとも探し方が分からないのかな? そうすればカナブンやハナムグリ、スズメバチだのタテハチョウなんかも一緒に見れるのに~。
もちろん毛嫌いしそうな虫たちもたくさんいるけど、それはご愛嬌。


カブトムシ』の別名は「昆虫の王様」。我々がご幼少の頃からず~っと高い人気を維持しています。和名の由来は、頭部によく発達した大きな角がサムライの兜のように見えることからつけられました。ちなみに英名は「Japanese rhinoceros beetle」で、rhinoserosというのはサイのこと。


こんないいものを自然の中で見つける時の感動は、ぜひ体験しなっくっちゃネ!

早起きには3文以上の得がある・・・はず!


あれっ? アンタどこかで見たような顔じゃん!


おおっ、探し求めていた『アカハナカミキリ』君です。ジャジャジャ~ン!里山初記録でやんす!

やや茶色掛かった赤色で中型のハナカミキリで、平地から山地まで広く見ることができます。.
その中でも一番遭遇する確率の高いカミキリムシです。・・と書いてあるので、ごくごく普通種かと思いきや、里山では過去に見たことがありません。言わば少々、いやいやかなりの貴重種!

図鑑やネットで困るのが「普通種」と書いてあっても、里山では①まだ見たことがない ②ごくたまにしか見れない ・・・というのがけっこうあるってこと。

そこそこの大きさだったら、そんなに見逃しているとは思えないのにどうして見つからないんだろ?
・・・こんなことは虫の世界ではしょっちゅうです。


最近は早朝に虫を探すことがほとんどないので、それも原因の一つなのかな? 鳥を見ている頃は日の出の時刻に現地・・・なんてのは当たり前だったのに、どえりゃあ違い! 

今日も浜松の最高気温は34℃、明日はなんと35℃越えの猛暑日という予報! 
そんなクソ暑いのに、日中に吸蜜が見られるわけないじゃんね~! 虫だって暑いんだから・・・

いろいろ見たけりゃ、心を入れ替えて早起きせねばなりませぬ! それには10時前には寝なくちゃいけません・・・ではオヤスミ~!

さわらぬ神にたたりなし・・・じゃ、つまんない!

今年がゴジラ生誕60周年ってことは、こないだも書いたよね!
気になって本屋に行ったら、やっぱし!・・・特集号があったあった~! 
「ゴジラ徹底研究 完全保存版 GODZILLA」 と 「ゴジラ完全解読」 の2冊!

その中に興味あることが書いてありました。それはゴジラの声のこと。
あのゴジラの鳴き声は、コントラバスという例のチェロの馬鹿でっかいようなヤツのE弦(第4弦)を取り出して、松ヤニをつけた革手袋でこすった音をテープに録音し、これを逆回転させたり、回転速度を遅くしたりして作った音なんだって!

この声を作ったのは、例の超有名な「ゴジラのテーマ」を作曲した、日本を代表する作曲家の伊福部昭さん。 こんな裏話がすっごく面白いんだよね~!
えっ?そんな話なんて興味ないって? アンタ全然ダメじゃん!人間、好奇心をなくしたらお終いだぜい・・・フンッ!

さてさて、集団生活をしているハチの中で、特に攻撃性が発達したスズメバチの仲間。
その中で怖い順に並べると①オオスズメバチ > ②キイロスズメバチ > ③コガタスズメバチ > ④ヒメスズメバチ・・・と、本には書いてあります。 もちろんこれは人間に対しての話。


そんな情報を信じているので、『コガタスズメバチ』をこんなふうに30cm以内の至近距離でもビビらずに撮るなんてことができるんです。

ところがところが、これがスズメバチ同士の序列だと、どうも様子が違うようなのです。
スズメバチが大好物のヤブカラシで観察していると②キイロ と ③コガタがバッティングすると序列が明らかに異なります。


こちらが『キイロスズメバチ

当然②キイロのほうが体も大きいから強いんだろうと思って見ていると、③コガタのほうが明らかに優勢で、簡単に②キイロを追っぱらってしまいます。この事例を何回も見ているので③コガタの方が強いのは明らか! 

コガタスズメバチってそんなに凶暴なの? だったら、こんな至近距離でのんびりを撮っていたら危ないじゃん!
でも今まで威嚇されたことも、刺されたこともないので、ストロボを使っていてもそれ以上のことをしなけりゃ大丈夫!・・・と、ひたすら信じて今年も撮るぞ~! オ~!


これも『キイロ』のオネイサマ。


すっごく恐そうでしょ!背中の剛毛が更に恐怖感をUPさせます!

ということで、今年はキイロの手乗りに挑戦しちゃおうかな~っと、密かにもくろんでいるのですが・・・さてさて、どうなることやら?!

キイロって昨年、一度知らずに接近したらカチカチって歯を鳴らして威嚇されたことがあるんで、すっげ~コワイっていうイメージがあるんだよね~ 

きっとあの時はタマタマご機嫌が悪かったんだな~って思うことにしましょ。
そんな例は毎日の生活の中でも、いつもいっぱい経験してるから・・・ 機嫌がいいかどうかは鼻歌でチェック! スリルがあっての人生じゃ~!

微妙な曲線


さぁ~これはなんじゃぁ~???

えっ、これってどれ?


え~、説明しますと枝

この葉っぱのない枝のことです!


はぁ~!?

ついにこの暑さでいっちまいましたか!




この枝、自然にこんな風に
曲がっているのじゃあ~りません!

なんとこの真ん中の空間にはクモがいるんです。

そう、このラケットのような芸術は
クモの糸が作り出したもの。

なんとなく糸らしきもの見えませんか?


枝を利用して糸を張り巡らした結果
こんな風に枝が曲がったのでしょうネ。


そしてこのクモは世界でもここにしかいないと言う。


その貴重なクモの名前は


ラケットグモ


一度お目にかかりたい方は
里山のクリ畑においで下さい。


それにしてもクモの糸の力ってスゴイ!


大いなる忘れ物 その2 うわ~、カッケ~!

私の車は始動させると同時にカーナビが勝手にしゃべり始め、必ず「今日は〇〇の日です」と言います。 
おととい(7/19)のこと「今日はサイボーグ009の日です」と言った時には「あん?えっ?ええ~~っ?!」でした。

「サイボーグ009」といえば、あの石ノ森章太郎の傑作漫画じゃありませんかい! ええっ、そんな記念日なんてあるの? もしかして聞き間違い?

この日の朝は忙しくて出かけたので、帰ってきて新聞を開いてビックリ!
何と見開きで2ページに「サイボーグ009」がデカデカと載ってるじゃありませんか!

読んでみたら1964年7月19日が009の誕生の日(週刊少年キングに初連載された日)と書いてありました。そうか!記念日はそれに由来してるんだ~!
・・・ということで、さらに今年はサイボーグ009の誕生50周年記念なのです。
2012年には累計の発行部数が1000万部を突破したんだって!すごいね~

じゃあ当然ながら鉄腕アトムの日だってある筈! と思って調べたら・・・あったあった~!「1月1日」の元日がその日。
なぜかというと1963(昭和38)年のこの日、フジテレビで『鉄腕アトム』のテレビ放映が開始された日で、それは初の国産アニメという記念すべき日だったのです。そういえば、この日見たような記憶が? ちなみにアトムの本は1981年には、1億冊を突破しているんだって!メッチャすっげ~!

ちなみに、これらの記念日を運営しているのは「日本記念日協会」というところです。
近い所では7月28日は「なにやろう?」・・・の語呂合わせで「自由研究の日」だそうです。

今、世の中をお騒がせのベネッセコーポレーションが、夏休みの宿題の定番である自由研究に取り組むきっかけの日にしてほしいと制定したとのこと。

そして7月30日は「梅干しの日」
梅干し食べれば難(7)が去る(30)。この古来の言い伝えを語呂あわせに制定したんだってさ。

どれだけご利益があるのかは知らないけど、気になる登録のお値段も書いてありました。・・・日本記念日協会の記念日登録料は、1件10万円(税別)・・・だってさ!アホクサッ!


さてさて、お話変わって♀ばかりを紹介したんじゃ怒られちまう!ということでこちらを選んでみました。


この雄姿が『コクワガタ』君です。ようやく登場!


今度は右側の大顎を見せてくれました。


元シチィボーイにとってはカブトムシはともかくとして、クワガタなんてめったに見られる代物じゃありませんでした。 だから「コクワガタ」でもインパクトは充分!こんなのを捕まえた日にゃ見せびらかして鼻高々でしたぞ!



大いなる忘れ物

おとといの朝日新聞に「あなたの好きな昆虫」という特集記事が載っていました。
調査方法は朝日新聞デジタル会員登録者を対象にしたアンケートで回答者数は1841人。リストアップした日本に生息する代表的な60種類の中から10種類を選択してもらうという方法。

ランキングの堂々1位の938票は「ホタル」! 男女双方から圧倒的な支持を集めたようです。
「夏の風物詩。清流のバロメーター」とか「消えそうで消えない、力強くもはかない光を見て、現実を忘れられる気がした」などのコメント。

私としては、当然ながらダントツで1位だと思ってたのに、今回2位だった「カブトムシ」は894票。
そして3位が695票で「クワガタ」。

今回のアンケートの回答者の性別や年齢がわからないので何とも言えないけどネ。
たぶん子供が中心でないことは下の得票結果を見れば明らか!

ちなみに、それ以下では④アキアカネ(アカトンボ) ⑤アゲハチョウ ⑥スズムシ ⑦オニヤンマ ⑧テントウムシ ⑨モンシロチョウ ⑩ヒグラシ(カナカナ)・・・となっていました。

このアンケートで私が一番注目したのは第12位の「昆虫は嫌い」でした。
まさかこんな上位に来るとは! こんな人を里山に連れてきたら、どんな反応をするんだろ? カエルやヘビは好きなんじゃろか?・・・いろいろ聞いてみたいので興味津々!



さてさて、お話変わってこちらは昨日紹介した「ヨツボシケシキスイ」のオレンジ模様のない、すっきりタイプ!


こちらが標準タイプ

「おいおい!これってケシキスイじゃないんじゃないの?」ってか?・・・あれれ、バレちゃったか!

 

そうです。これぞ「あなたの好きな昆虫」で、ベスト3位の「クワガタ」の仲間。
その中の『コクワガタ』のオネイサマ。里山ではクリなどでスズメバチやカナブンなどと一緒に樹液を吸っているのを見かけます。
そんな人気者を今まで、コロッと掲載し忘れておりました・・・うっは~、こりゃ完全なアルチュウハイマーじゃ~!


大顎の形とか似てるところが多いでしょ? ・・・なんせ親戚だからね~!


朱色のアクセントがイカすナイスガイ




ヨツボシケシキスイ』君 これを漢字で書くと「四星芥子木吸」・・・かな?
「ケシ」というのを芥子粒のようにチッコイと解釈してみたけど、それであってるのかな?

大きさが4~14mmと小粒なので目立たないけど、よ~く見ると地味なコクワガタよりもずっとカッケ~! これがクワガタ並みの大きさだったら絶対に人気者!!

カブトムシやクワガタのような夜行性ではないし、人目もぜんぜん気にしないで、ドデンと構えているのでじっくりと観察することができますぞ!


どうです?♂のこの大顎の発達! まっことスンバラシイ!! 


里山では、とあるクリの木に行けば必ず会えます!・・・というほど、もったいをつける珍虫ではなくて、全国どこにでもいる普通種なんだって! この日は6匹が樹液に集まっていました。