ネクターパーラー 「アセビ」館その後

ネクターパーラーの「アセビ」館は相変わらずの人気で、今回は『ヒオドシチョウ』が登場!


里山の庭先に降りたヒオドシチョう。
越冬していたとは思えないほど色合いも美しく、翅も擦り切れてもいません。


こちらはパーラーに翔んで来たヤツ・・・うわ~っ!ボロボロじゃん!
でもこれぞ越冬チョウの本来の姿なのです。


彼らの生活スタイルは、成虫のまま越冬して、♀はこの頃に産卵。
その卵が成虫になると姿が見られなくなります。夏に休眠するといわれているけど夏は標高の高いところへ行けばまだ翅がピカピカのが活動しているのが見られるので、休眠は平地のものだけがするのか、まだよく分かっていないようです。
とにかくこの里山では春にしか見たことがありません。

昨年の実績だと3月20日頃に産卵を開始しました。
だから、アセビに来たのは産卵して疲れ果てたか、これからの産卵に備えて体力を付けに吸蜜に来た♀か、はたまた♂どうしのバトルで疲れ果てたもののどれかかな? どちらにしてもその寿命はもうすぐ尽きてしまいます。

とにかくアセビのおいしい蜜を吸って、次世代の丈夫な赤ちゃんをたくさん産んどくれ~!

灯台もと暗し



今日はこんな雨

少し時間が空いたし
行くところもないので
我マンション内の壁を探検

どこかに虫がくっついていないかなぁ~
なんてコンデジ持って
マンション内をウロウロ

通り過ぎて行く人は
何を思ったでしょうかネ?


そしてついにこんなの見つけました。

やっぱ我マンションにもいたのだ!


問題はその同定

必死こいてやっとわかったのでありま~す!

いやぁ~蛾の世界はオモロイ!

こりゃ、止められんかも・・・



キバラモクメキリガ(ヤガ科)

漢字で書くと

木腹木目切蛾

なんと全て木なのだ!

ということは、木にへばりついていたら
どこにいるかさっぱしわかんない?
と言うことかな。

こんなとこにいちゃダメでしょ!

秋の終わりごろに羽化して
5月ごろまで成虫でいるらしいですよ。


そしてこちら

エグリヅマエダシャク(シャクガ科)

さて漢字で書いたら

抉り褄枝尺

読めますかぁ~?

わたしゃさっぱし読めん!

翅の先っちょがえぐられているからですって!




横から見させてもらうとこんな感じ

思ったより意外とお腹がでっぷりじゃねぇ、あんた!

こちらは春と秋に出現と書いてありました。



二種とも体長は30mmぐらいかな?

バナナボート

「♪デエ~オ~、デエエオ~!!あんみつ食べたい食べねばならぬ~  痛てて、痛てて、 痛てぇ~よ~♪」 」とハリー・ベラフォンテよろしく「BANANA BOAT」を歌いながら登場したのは『ヤマトデオキノコムシ』。

日本では浜村美智子オネイサマが歌って大ヒット・・・この曲で彼女は「カリプソの女王」という称号がつけられました。
当時は「Come Mr. Tallyman tally me banana」という歌詞が、なぜか「あんみつ食べたい食べねばならぬ~」としか聞こえなかったんだよね~ 

これって、もしかしてカリプソの女王の発音が下手だったせい?そんなこというと女王さまに怒られそう~!きっと流暢すぎてオッチャンにゃそんなふうに聞こえたんじゃろね!なんせこちらは小学生の欠食児童だったから・・・。



この虫、あまり聞きなれない名前だけど漢字では「大和・出尾・茸虫」と書きます。
「大和」は日本産。「出尾」というのは見てのとおり腹の先端が出っ張っていることから付いたようです。「でっ腹」じゃないからネ!

キノコ類が大好きな虫で、倒木や枯れ木の上のキノコなどに集まってくるんだとさ。今度行ったら里の家にあるシイタケのところを探してみようかなっと。



里山では、ごくごくたまに見かける程度で体長は5~7mmと、とにかくちっちゃい!だから目立たないのかもね?この時も「おおっお久しぶり~!」と撮った瞬間にホワ~ンと逃げられちゃったい!

体の模様は、もしかしたらナミテントウに擬態でもしてるのかな?
似た種類に「ヘリアカデオキノコムシ」というのがいて、もしかしたらそちらかもしれないけど、その時はご勘弁!

美しすぎる犯行現場





まずこの花・・・

二年ぐらい前に、「大きくなりすぎたから・・・」

とあるところから里の家に引っ越してきた

ナシ

里の家の裏で元気に育っています。


その花なんですが・・・

これ、本当にナシ?

私の感覚ではナシって

もっと白っぽい感じなんだけどなぁ~。


さてさてその少しピンクがかったナシ?
の花から目を横にやると

おっと、なんじゃぁ~!

ビシッと串刺し状態じゃありませんか。


それを上から見ると

やはりビシッと串刺し状態

当たり前か!


この背中のライン

犠牲者はツチイナゴでしょうね。

そしてその串刺しをおつくりになった主は

多分・・・・モズさんでしょうネ。


モズのはやにえじゃぁ。

犯人はモズで決定!


えっ、もしかして人間かもしれない?

わざとやったんじゃないの?

やらせじゃないの?

あんたじゃないの?


いえ、個人的な借り入れで
選挙資金ではありません、ハイ!

あれ?なんのこっちゃ!

学力テスト Vol.84

前回の「鳥の顔 正面クイズ」では結構ご苦労されたようでお疲れさまっした!

では今回はハードルの高さを元に戻すとしましょう。よって、いつもの5秒クイズ!・・・1問1秒でどうじゃ!


A


B


C


D


E


自慢の鼻


これは最近載せた『テングチョウ』君の自慢の鼻


それに負けじと長いのを里山で見つけました。





さて、この2つが誰の顔か判るかな? 明日は29日で「クイズの日」なので前日の肩慣らし!
図鑑をよ~く見ると判るかもネ!

純国産種

菜の花と河津桜のコラボ地区』ではセイヨウミツバチの他に、ごくたまにですが『ニホンミツバチ』を見ることができます・・・といってもその確率は10%以下!
ほとんどはセイヨウミツバチですが、それを撮っていると、たま~にですが『ニホンミツバチ』に出会えることがあります。

元々は「トウヨウミツバチ」(学名:Apis ceranaという種類で、ニホンミツバチ(Apis cerana japonica Rad)
はその亜種ということらしいね~。 ニホンミツバチと近縁のトウヨウミツバチは韓国にもいるらしいぞ!







kunichanの情報によると、このコラボ地区の地主さまは以前ニホンミツバチで養蜂をしていたらしい!・・・だとしたらこれはその子孫かな?


そして当然ながらですが、ここに隣接するわがビオトープにもニホンミツバチちゃんは来てくれるわけです。
この黄色の花の名前は ①ヘビイチゴ ②オヘビイチゴ ③キジムシロ のどれかあたりと思うけど、何回聞いても覚えないのでkunichanに同定をお願いしちゃおかなっと!



春の女王

今年も見に行ってきました。浜松に住んでいたらぜったいに外せないヤツ!
それが年に一度、この時期にだけしか拝めないというありがた~い春の女王様『ギフチョウ』。 

私にとっては、とにかくチラッとでもこれを見ておかないとホンモノの春を実感できないという少々やっかいでもある代物。

毛ムクジャラで寒さにはそうとう強いと思うんだけど、曇りの日はパタッと翔ばなくなってしまいます。風の強い日もあまり出てきません。
だから見に行くには充分に天気予報とにらめっこする必要があります。


これは意気込んで行った初日の時の写真で、白いゴミは雪!ゲゲ~、3月で雪なんて降るかよ~
ここは浜松だぜい! それにビュンビュンの強風で、ギフチョウなんてどこを探したって見つかりっこありません。
この日の予報は曇りで、昼から晴れ間が・・・だったんだけどな~ グギギギギギ~ッ!


そして2回目は満を持して出かけたらこのとおり!


アセビ」での吸蜜もしてくれました。

これでもう思い残すことはありませぬ! もういつお迎えが来てもええど~!

おっと、そういえば今年はカタクリの開花がものすご~く遅いので、ここではまだ数輪しか咲いていないので、これから行けばセットで楽しめますぞ・・・お迎えが来ないうちに早めにどうぞ!



最初の白


里山に咲く花は数あれど
こんなに大きくて白い花は
そうはありません。

まず春一番に咲く白い花の

代表種


モミジイチゴ

新芽が伸びるのを待ち切れずに
同時に花が開きます。

ここのビオトープをやり始めたころは
モミジイチゴだらけだったのだけど
今では貴重種!

なぜ?種の保存が目的の
ビオトープのはずなのに???


おかしくねぇ~!?


ビオトープの環境維持のために
下草刈りをするので
その影響をもろに受けて
大きくなれないんですネ。

このままだったらいつかは
絶滅種になっちまうかなぁ~?

さて対策は・・・と。



来ればこんなサービスが・・・


3/24 ようやく静岡でソメイヨシノが開花しましたね~! いよいよ春本番じゃ~!


どこかで見た風景・・・と思いきや、これは以前kunichanが紹介した『菜の花と河津桜のコラボ地区』。 今のところ、ここが一番虫たちの人気スポット! 里の家から徒歩3分です。


セイヨウミツバチ』のオネイチャンたちもたくさん遊びに・・・おっと仕事仕事!花粉団子を作る作業に精を出しています。


花と虫のセットで入場無料!里の家の家主のご機嫌が良ければ、某有名ホテルに御用達とのウワサの超おいしいCOFFEEも無料で!
あっと、もしお出でいただけるのでありましたら、2Lくらいのペットボトルに水を入れて持ってきてくれると家主が喜ぶでしょう。なんせここには電気・水道がないものですから。

えっ茶菓子はいらないのかって?そりゃアナタ!そんなこと気を使っていただく必要はありませんぞ!でも、そうしてもらえると家主のご機嫌は一層うるわしくなることは間違いありませぬがね!ムヒッ!






万能選手


今の季節

里山ではヒサカキの花

鈴なりぃ~なのだ!


そして独特の香り
ちょっとガス漏れみたいな感じかな?

これを「くさぁ~」と感じるかどうかは
人それぞれじゃけんのぉ~!

私のばやい
「くさぁ~!でも春じゃぁ!」
なわけ


ところで
このヒサカキ・・・・
ある意味、万能選手なんです。



この花
とっても小さいけど
小さな虫さんたちに大人気

よ~く見るとカワユイでしょ!


「臭くてカワユイ」

なんじゃぁ~それ!ですよね。

でもこの匂いが虫さんたちを
引き寄せる手段かもしれませんネ。


下から見上げるとこんな感じ

そして花が鈴なりにつくわけだから
当然、実もびっしり。


あっ、でも失礼!
雌雄異株だったので
こちらはオスの花。

メスの木につく黒い実は鳥の大好物


そして人間様にとっても重要

関東ではサカキの代わりとして使われるし
昔は薪炭や器具の材料にもなった。

とにかく万能

里山には無くてはならない存在

でも意外と目立たないのだ、これが。

今が旬だから一度里山で
息を止めてゆっくりご覧ください。

とにかくあっちこっちにありますからぁ~!


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そうそう、忘れてた。

ちょっと厚めの葉っぱも皆さん大好き


昼間に飛ぶ蛾の仲間
ホタルガの食草でもあります。

おっと皮膚に触れると危険なチャドクガ
大好きだったねぇ、ご注意を!

もっと言うなら絵描き虫って言われる
ハモグリガの仲間も大好き。

とにかく色々な虫さんに
利用されているわけなんで~す。


ホタルガの
写真はこちらをどうぞ

幼虫はチャドクガ同様
毒がありますからネぇ~!

へんし~ん!


里の家花博・2014


高いお金を出して

浜名湖花博・2014に行くよりは
こちらに来られたらいかがでしょう?

早春の花々があなたを
温かく包んでくれますヨ。

なんてぇこと言ったら

「それでも浜松市民かぁ~!てめぇ~!」

と、どなたからかお叱りを受けそう。

まずはフラワーパークに行ってから
気が向いたらこちらにおいで下さいませ。

それが善良なる市民の模範行動ですからネ。

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以下

里の家花博・2014

おススメの皆さん



ミツバツツジ

別名:ミヤマツツジ

平口のお不動さんで
つつじ祭りが始まったはず。


ラッパズイセンの黄花タイプ


桜・・・・

品種は不明

河津桜とソメイヨシノのちょうど中間時期
に咲く感じ

花はちょっと小さめかな?


たぶん、トウカイタンポポ

・・・かもしれない


プラム

いやスモモ?

どっちも一緒かぁ!

Mash Up


里の家では

ミツバツツジ・アセビ・ラッパズイセン

Mash Up


が始まりました。



本場アメリカでは

イマジンドラゴンのRadioactive
フォスターザピープルのPumped Up Kicks
マッシュアップが人気

どうぞこちらを




いよ~、待ってました~!

ホソミイトトンボ』。ご覧のとおり、しっぽ(昆虫にはしっぽはないので、正確には腹部といいます)がビロロロ~ンと、めっちゃ長いので付いた名前です。


これはまだ越冬個体が出てきたばかりで、まだ体が茶色っぽいっす!
こんなものでどうして大喜びするかというと・・・今まで見てきた記録では、どれも見つけたのは4月に入ってからでベストが4月6日!今回は3月16日と大幅に記録更新!やった~!ヘイヘ~イ!

「だからどうした?」 
「え・ええ~っ? ど・どうしてそんなに冷静なの?って言うより興味がないの?」 
「だって越冬だから見られて当然なんでしょ?」 
「そりゃそうだけど、この記録を更新という事実が大事なんだってば~」 
「ふ~ん、たかがトンボでかえ?アンタはいつまでたっても極楽トンボじゃね~!」 
「けっ、お話になんねいやい!」 
・・・これはどこかの家庭内の会話の一コマだから気にしないでねっ!


まだ出てきたばかりなので地味~ですが、これから2週間以内にすっかり衣替えして美女に変身!
それはまるで「みすぼらしい女中の子がシンデレラ」になった時か「みにくいアヒルの子が美しい白鳥」になったような、すんばらしい変身ぶりですぞ! その眉目秀麗な容姿はいずれまた!

天狗様々


hideさんから紹介のあった

テングチョウ


写真は今一つですが、

こんなお姿をとらえてみました。


人の気配を感じるとすぐに
どこかにおさらばしてしまうので
コンデジを持って近づくのは
至難の業・・・

忍法「抜き足・差し足・忍び足の術」を
会得せねば!

日々これ修行なぁ~り!!


翅を開いて日光浴


里の家のネクターパーラーアセビにて
お食事中



高い鼻が自慢のタネ


昨年刈り取った枯草の山にチョウを見つけました。
「どこだって?」だって? よ~く見てちょ!



拡大してみると・・・はい、これがうわさの『テングチョウ』 

越冬していた割にはずいぶんと衣装が新鮮でどこも破れたり鱗粉が取れたりしていません。
地味で目立たないのに、これを見ないと春が来たことを実感しない・・・という不思議なチョウ!


名前の由来はこの天狗の鼻のような顔で、触角の半分くらいの長さというから恐れ入り豆!

伸びているのは『鼻状突起』と呼ばれ、別名を「下唇髭」と書いて「かしんしゅ」、と読みます。
または「パルピ(palpi)」とも言います。
もちろんちゃんとした役目があって、匂いを感じ取る器官で複眼や口吻を掃除する機能も併せ持っているんだってさ!


この『キチョウ』の顔と比べると、そのパルピの長さが判るというもの!

おまけ:チョウには人間のような鼻はありません。腹節の膜の部分の気門が開口して呼吸口となっているとのこと。

こんなの見つけました


あれ?なかなかキレイじゃん!
動かないし。

とにかく写真・写真・・・

ということで撮ってみました。


大きさは10mmぐらいでしょうか。

長い脚にマダラ模様の翅

そしてちょっとお尻が見える・・・


ネットであちこち必死こいて検索

ふぅ~やっとみつかったのです!


ハマダラハルカ


なんと日本特産種

世界で3属3種

そのうちの1属1種が日本に
いると言うことになるわけ?

そしてこのお方

名前の通り、春の3~4月だけに登場らしい

幼虫は 雑木林などの
枯れたネムノキの樹皮下で
育つとも書いてありました。

ははぁ~ん、なぁ~るほど!


ちなみに止まっている木は
アカメガシワでござんす。

でもちょっとしたら
どこかに飛んで行ってしまいました!


冬の蝉

時折起こる怪奇現象! これもそのうちの一つかな? それともいよいよ大地震の前触れ?
今日、近所のガソリンスタンドに寄った時に足元にこんなものが落ちていました。


世の中ではこれを『アブラゼミ』と称します。そして通常見かけるのは7月下旬~8月下旬までの盛夏。


翅が少々傷んではいますが、他には損傷がありません。どこで暮らしていたんでしょ?
さてさて、皆さまの推理をお待ちしようかなっと!

道ばたのレストラン



オオイヌノフグリ』 早春から咲き始めてまだ満開!

漢字で書くと「大犬の陰嚢」で・・・意味は自分で調べてね!
田んぼのあぜ道や道ばたなど、どこにでもある花だけど小さい虫たちの大好物!



今日のお客様は『ビロウドツリアブ』ちゃん。フワフワ浮きながらオオイヌノフグリを転々として吸蜜を繰り返します。

これは『ハナアブ』の仲間だけど名前不明


この毛虫も名前不明なので、最近『』に凝っているkunichanに調べてもらうとするかな~!