今年のハイライト

♪もういくつ寝るとお正月~♪ 子供の頃は真面目にこれを歌いながら指折り数えていましたね~
だって1年で1回だけお年玉がもらえるから!!
あれを買おうかな?、いや、これにしようかな?・・・って考えている時間の楽しいこと!
それが成人してお年玉がなくなった瞬間に、ただの歳替わりの日になっちまったい!

さてさて、大掃除も無事に終了・・・といっても今日はガラス拭きだけでしたがね。
里山メンバーは今年もマムシに咬まれることなく無事に草刈り作業を乗り切りました。

虫に関して、今年の里山のハイライトを振り返ると
◆カメノコテントウ ◆ハラグロオオテントウ ◆ミズイロオナガシジミ ◆ヒメヤママユ 
と、ここでのハナマルが続々と出現してくれました。

そして最後には12月に入って、クマタカ の出現!・・・まさしくオオトリの風格でした!
こんな豊かな自然を見守っていくことができるのも、メンバーや皆様のおかげと感謝感謝でございます!


今年、早春の里山での『アゲハ』ちゃんがウメで吸蜜。まだ羽化したばかりのピッカピカ!


12月でもまだまだ元気な『ムラサキシジミ』君。寒さなんてなんのその!

来年こそ、さらに腕を上げて虫さんたちを、よりキレイに、可愛く撮らねばなりませぬ!
とにかく虫さんたちの魅力を存分に引き出さねば!そんな決意を新たに今年を振り返った一日でした。チャンチャン!

では皆さまよいお年を~!




これぞ打ち止め


里の家 柿 シリーズ

本日をもちまして打ち止めなりぃ~!


あんなにたくさん付いていた柿の実

全てがこんな風になってしまいました。

ついにメジロちゃんの大好物は消えたのであります。

・・・・・・・・・・・・・

でもこの食べ残しの柿さんたち
どことなく愛嬌があるなぁ~

よ~く、かつその気になって見ると
どこか小人の顔みたいな
仙人のような・・・
妖怪のような・・・

そんな風に見えてくるのであった。



なかなか渋い色合い


こちらもシブイ!

いや本当は甘いかも?


まだしつこく種を残しております。

こちらの色合いはグ~ンと渋めなのであった。

じっぱ

「数え方」について何回か書いたけど、鳥は「」で数えるのが基本・・・と言ったよね?
そこまではいいんだけど、今回はこの「羽」に関連してのお話。

まずは写真から。

 
これは『メジロ』が1羽(いちわ)


ハシボソガラス』が2羽(にわ)


カルガモ』が3羽(さんわ もしくは さんば)

ここまで了解したら・・・ではでは質問。あなたは次の単語を何て読んでる?
十手 ⇒ ①じって ②じゅって ◆十把一絡げ ⇒ ①じっぱひとからげ ②じゅっぱひとからげ ◆十傑 ⇒ ①じっけつ ②じゅっけつ ◆十派 ⇒ ①じっぱ ②じゅっぱ

答えはどれも①が“正しい”日本語なんだってさ!


    だから、これは『カワラヒワ』が10羽(じっぱ)・・・なのであ~る!


例の『数え方の辞典』のコラム欄に、著者の飯田朝子さんが詳しく書いているのでご紹介。

国語や日本語のテストの模範解答やアナウンサーが読み上げる原稿などでは、「10羽」は「じっぱ」(もしくは「じゅうわ」)、「100羽」は「ひゃっぱ」(もしくは「ひゃくわ」)、「1000羽」は「せんば」(もしくは「せんわ」)を“正しい”ものとしています。
しかし、実際に鳥を声に出して数え上げてみるとどうでしょう?1羽、2羽、3羽…10羽。気がつくと我々は「10羽」を知らず知らずのうちに「じゅっぱ」と読んでいて、よほど意識をしていないと「じっぱ」という“正しい”読み方はできません。

「羽」はもともと「は ha」で、h音の助数詞ですが、現代ではもっぱら「わ wa」となり、h音の助数詞としての認識が薄れつつあります。「羽」を「わ wa」として捉(とら)えると、例えば「1話」「2話」「3話」の「話」と同様、数に応じた音の変化は起こらず、「10羽」を「じゅうわ」と数えられます。
また、「3羽」も「さんわ」とも「さんば」とも数えられますが、「さんば」は、「三羽烏(さんばがらす)」などの決まり文句で使われることが多く、「羽」をh音として捉えていた名残を示しています。

加えて、現代では、数詞「10」を「ジッ」と読むという習慣は薄れつつあり、「十把(じっぱ)一絡(ひとから)げ」「十手(じって)」「十派(じっぱ)」「十傑(じっけつ)」などに限って「ジッ」と読む以外は、「じゅっ」という読み方へと移行する傾向が見られます。

「10羽」の規範的な読み方は「じっぱ」(もしくは「じゅうわ」)ですが、日常で「じゅっぱ」と読んでも間違った日本語とまではいえません。

どうでもよさそうなことだけど、正しい日本語を使っていると、美人はなお聡明に!
そうでない人も、やや聡明に見えるのであ~る。 だからささいなことでもピピピッと神経を使おうねっ!

日本女性の売りは「肌もきめこまやかだけど、その気配りのこまやかさが最高!」・・・だからさ!
オイラもこんな人が傍にいてくれるとすっごくうれしいな~!


奇跡の大集合


里山ではこのブログでもご紹介しているように
多くの生き物がそれぞれに暮らしています。


でもこんな風に1ヶ所に
まとまって集まることが年に一度だけ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それは

大みそかの除夜の鐘が鳴りだす頃・・・

なぜかみんな同じぐらいの大きさになって
お酒を飲んで、踊って、歌って

楽しく新年を迎えるのです。

宴は朝まで続き、日の出を迎えるとともに
また自分のお家に帰っていくのだとさ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なぜ大みそかの夜に集まるのか?
なぜ同じ大きさになるのか?
なぜお酒を飲むのか?
年越しそばは食べないのか?

この不思議な宴会の理由を
解明した人は、まだ誰もいません。
見た人も過去に数人いたとか、いないとか・・・

なぜなら・・・
心が透き通ったように清い人にしか
見えないから!


もし、どうしても見てみたい、
私だったら見れると思われる方が
いらっしゃいましたら
今年の大みそかの夜に
里の家に行ってみましょう!


清い心と運さえあれば
インタビューできるかも?

おっと、お酒とおつまみは必ず
お土産でね!

寒さ対策もお忘れなく!


さぁ~て、この大宴会に
集まる生き物さんたち

なんだかわかるかなぁ~
勝手に想像してね!

この中には、里山ではまだ一度も
見れていないのもいるのじゃぁ~

でも我が家にはこれしかなかったので・・・失礼!

学力テスト Vol.75

スーパーの駐車場でオババの運転する車が、いきなりバックしてきてぶつけられそうになり、冷や汗が出ました!もしクラクションを鳴らしてなければ私の運転席あたりにドッカ~ン!きっと後ろを見ないでバックしようとしたんでしょうね~。頭にリング&背中に羽が生えなくてよかった~!

ニュースでよくブレーキとアクセルを踏み間違えたとか、ついうっかり前方を見ていなかっただとか…いろいろな原因があるけど、どれも人為的なミスばっかし!年の瀬は特にあわただしいので皆さん気を付けてね!できれば枯葉マークとジジババの自転車には近づかないようにしましょ!

さてさて、年末で超忙しい時にまでブログを見ていただいてありがとね!
だから、こちらも気を使って今年最後のクイズは超簡単なものにしてみました。
ササッと片付けてしまいましょ!

鳥の識別は全体の色や形とかイメージが主な決め手・・・それを尻尾だけとか脚だけにすると途端に難しくなってしまいます。
ある時、バンディング(カスミ網で捕まえて足環を付ける標識調査)に立ち会った時に、ホオジロ類を間近に見たら何の種類だか判らなくて、数メートル後ろに下がって双眼鏡で見て初めて「な~んだ、○○じゃん!」と苦笑いした経験がありました。

今回は意地悪はせずにもっとも簡単な顔の部分で作ってみました。・・・が、困ったのは大写しの写真が少ないので、引き延ばすと画像が荒れてしまうこと。
でもポジティブにとらえてピンボケもクイズのうちと思うことにしました。デヘッ!

今回は小手調べとして、幼稚園並みの識別入門レベルにしたので、もちろんヒントなんてありませんぞ! 自分のレベルでは簡単すぎてアホくさかったら、子供に見せて解答させてみてね!













見かけよりも超軽量

前回の学力テストの中にクマバチとオニヤンマの体重が出てきたけど、クマバチ=熊のイメージから、こちらの方が重いだろうという回答が寄せられました。
確かにクマという名は①でっかい ②重い ③恐ろしい ・・・などを連想させますね~


実際にはクマバチが0.6gでオニヤンマが3gとオニヤンマの方が5倍も重いのです。
胴体だけの比較ではそんなに変わらないというか、クマバチの方が肥っているので、やっぱり私もクマバチの方が重く感じるんだけど、何故かなあ? 筋肉量とかが違うのかな? どうなんだろ?



さてさて、スズメという名からは①身近な ②臆病 ③どこにでもいる ・・・など怖いものとは程遠いイメージが浮かびます。

そのスズメが付いた『スズメバチ』という名前の由来は知ってるかな?
これは①スズメほどに大きいハチ ②巣の模様がスズメの模様に似ている ・・・ことから付けられたんだそうな。
女王蜂が近くに翔んで来た時なんざ、あまりの恐ろしさに「ぎょえ~~~~!あっち行ってくれ~~!」だもんね!ついつい手で払ってしまうというのもうなずけます。
でもそんな行動をとってはいけません。自分の周りを周回して観察されても知らん顔をしてましょう。そうすればきっと立ち去ってくれますから・・・。


こちらはスズメバチの中でも最大種の『オオスズメバチ』 大好物のヤブガラシの花でお食事中。

静かなのは食べている時と寝ている時だけ・・・あれ?似たような行動するのが我が家にも一匹、こたつにドデンと鎮座して大福を頬張ってるぞ~ 
んっ? ジロッとこちらを見た!おお怖っ!・・・危ないから、それ逃げろ~

ちなみにオオスズメバチの体重は0.62gと書いてあったのでクマバチと大差なし!
体長はクマバチよりも長いけどスマートな分だけ痩せているのかな?
どちらも1円玉の1gには遠く及ばない超軽量のモスキート級なのであります。



元禄の心意気

12月といえば忠臣蔵!!
せんだっては、BSで長谷川一夫主演の「忠臣蔵」(1958年制作)を2週にわたって放映しておりました。もちろん、じっくりと見ちゃった!
山本富士子だの、京マチ子だの、若尾文子だのといった大映の看板スターたちがずら~り!
市川雷蔵や鶴田浩二、勝新太郎も若々しく凛々しい顔を見せてくれましたぞ! 
最近の中身の薄っぺらい映画よりはよっぽど味があってよかったな~!

時は元禄時代。お上から「贅沢禁止令」が出されると、江戸っ子たちは表向きは地味な衣装をしているけど「表がダメなら裏で凝ってやらあ!」とばかりに羽裏とか襦袢とかふんどしなど見えないところに金をかけた。それが粋な江戸っ子とされていた・・・とのこと。

さてさて、この『ヒヨドリ』君も地味な鳥の代表種!

彼は国内では「フン、どこでもいるじゃん!地味だし~!」と言われるけど、海外のバードウォッチャーからは「ぜひ見た~い!」という羨望の的・・・というほどではないけど、とにかく一度は見てみたい鳥の一種なのであ~る。

何故かっていうと、日本以外では朝鮮半島の南部.台湾、フィリピン北部あたりにしか生息していない局地的な鳥なので、イギリスやアメリカのバードウォッチャーは地元では見られないのです。
見たことないのを見たいってのは鳥屋に限らずの話だからね!


この「ヒヨドリ君も元禄時代の心意気を身につけております。それがこの「下尾筒(かびとう)」と呼ばれる部位で、分かりやすく言うと尾の付け根の下側の部分。ちょうどそこに陽が当たってます。


ちょっとお尻を失礼!カシャッ!


「どう?自慢するようなんでこんなとこ見せたくないけど、僕って粋でしょ?」って見せびらかしているように見えない?
せっかくだから、今度からは「地味~」じゃなくて「いよっ、シックでお洒落~」って言ってやってネ!


鳥の群れと柿

またもや柿?えぇぇ~っ!!!

まぁそんなこと言わずに
今しばらくお付き合いを・・・・

でも話しは柿じゃなくて

鳥の群れのこと。

ここ最近、鳥の群れと言うのを
あまり目にしたことがない。

うん?こんなこと言ったら
スズメやムクドリやカラスやドバトに失礼?

ちゃんとあちこちで群れてるでしょ!

その通り。

でも私が言いたいのは、その他の鳥の群れ。
まぁ鳥を見に行く機会も少なくなったので
当然と言えば当然なのだけど
どうも気になるのは、身近では全く見れなくなったように
感じること

でも本日、里山でイカルの集団をゆっくり見ることができたのだ。

残念ながら私のコンデジでは写真なんて無理。

よって柿さん登場と言うことになったのです。

イカルの集団はざっと50羽ぐらいだったかな?
キジバトが飛び立つと一斉にイカルも飛び立つ

キジバトをタカと間違えてる?そんなシーンが
3回ほど続きました。

久しぶりに鳥を見た!そんな感じがした今日だったわけ。

以上!



まだこんな感じで残っています。

メジロがつついて実が飛び出して・・・
甘いでしょうネぇ。


この実の大きさは2~3cmぐらい
とってもちっちゃいノダ。


さてこちらは天然干し柿?

うん?これってどんな状況?

実がそのまましぼんでこんな風になった?

それとも実は落ちたり食べられて
芯だけが残った?

う~ん、どうでしょ???

 


色白顔のヤサ男



この『セグロアシナガバチ』のラヴラヴを見て、左右のどちらが♂なのかは判ると思うけど、どこが違うと言ったら言えるかな?


拡大してみるといろいろ違いが判ってきます。①体色は右の♂の方が濃い ②触角は♂の方が長い ・・・ここまでは納得?


さてさて、では横顔では判らないので正面から見ることに!
こちらは♂♀のどちらでしょう・・・判るかな?


こちらが♀


そして「ウワ~、こっぱずかしいから撮るのはやめてけろ~!」と顔を隠して恥ずかしがっているのが♂。 大あごもこちらの方が貧弱です。

そうです。このおでこから鼻筋にかけて色の白いのが♂の顔なのであ~る!
セグロアシナガバチは色白顔のヤサ男・・・って覚えましょう。
「髪結いの亭主」はあくまでヤサ男が売りなのであ~る!

髪結いの亭主

昨日、「ゆず湯」に入りました。「冬至なんてとっくに終わってるぞ~」という声が聞こえてきますが、我が家ではこのくらいの時差はノンプロブレム!!  細かいことは気にしないのであ~る!


噂どおり、ゆずには血行を促進する成分や、鎮痛作用のある成分が含まれていて、更にビタミンCも豊富なため、湯につかり全身からそれらの成分を吸収することで風邪をひきにくくする効果がある・・・でも匂いがしなかったのでぎゅ~っと握りしめて汁を出したり、皮で皮膚をこすってみたりと、いろいろしてみました。どうせ風呂の中なんてヒマだしネ!

結論:美肌効果は里山のご近所にある、美肌美人の湯で有名な「あらたまの湯」には敵わないかもしれないけど、それなりにツルツルになるぞ~!それに、このゆずが4個100円だったら安いもんでしょ?

それにしてもどうして風呂屋の宣伝というのは「美肌」とか「美人」とかいうキーワードを使いたがるのかなあ?それを書くと集客力がちがうのはわかるけど、そのあとの文言に「そうでない人はそれなりに」というのを書き添えるくらいの勇気はないもんじゃろか? 

この際だからと、いろいろ調べたところによると、・・・冬至は「とうじ」と読みますが、これを「湯治〔とうじ〕」とかけて生まれたのが柚子湯(柚子を入れたお風呂)です。柚自体にも意味があり、「融通〔ゆうずう〕が利きますように」という願いが込められているそうです。 寿命が長く病気にも強い柚子の木にならって、柚子風呂に入って無病息災を祈る風習になったと言われています。・・・だってさ!

それともう一つの「冬至にかぼちゃを食べれば無病息災」というのは・・・現代的に解釈すると、緑黄色野菜の少ない冬にカロチンやビタミンの多く含まれるかぼちゃを食べ、風邪等への抵抗力をつけようとした先人の知恵だと言えます。・・・だって。

なるほどなるほど、やっぱり先人の言うことには耳を傾けなきゃね!

最後に、・・・こんにゃくを食べるのは一年間たまったの砂下ろしをするため ・・・なんだって。

さてこんな話は皆さんが知ってることなので今さら書く必要もないんだけど、私にとっちゃ大事なうんちくの玉手箱。覚えておいて損はないっしょ。


さてさて、お話変わって今回は『セグロアシナガバチ』。


夏に活動しているのは♀です。だから、ハチに刺されるのは♀だから確率は50%というのは大間違い!だってどれも♀ばっかりだからね!

じゃあ♂はどうしてるかっていうと、♂は7月~9月になって生まれてきて女王と交尾するという、とっても大事な役目を持っています。



こうして実際にラヴラヴシーンを撮ったのは初めて! 比べてみると上の♂の方がやや色黒で小型かな?ちなみにこれは11月のある日。

♂はこの仕事以外には何もしないし、巣内の活動にはいっさい関わらないんだって!
・・・ってことは、男にとってあこがれの「若いつばめ」とか「髪結いの亭主」ってことじゃね!
これって、ちょっとうらやましい生活?それともメッチャ退屈な日々?

クリスマスは右利きの彼

アイススケートのオリンピック代表選手が決まって、皆さんホッとしたいい笑顔が新聞に載ってましたね~! さあ、あともう少しだから夢の実現に向けてぐわんばれ~!

ところでアイススケートってほとんどの選手が、左右どちらかの同じ方向にしかジャンプをしません。
なぜ?気になったので調べてみました。答えはどちらに回っても採点としては変わらないので大したメリットはないとのこと。ただし、今季からは回転が変わればレベルが上がると評価されることになったらしい。

同じ方向にだけだと筋肉のバランスも非対称になってしまってあまりよくないのでは?と、心配してしまいます。
しかし、両回転をものにするには練習量もそれなりに増やさなければなりませんし、他に練習すべきことが多いので、ほとんどの選手はそれに取り組んでいないのが現状なのだそうな。ちなみに右利きの選手は左回り(反時計回り)がやりやすいんだって。

かつてはアメリカのミッシェル・クワン!覚えてる?そうそう、あの長野オリンピックで銀メダルを取った中国系アメリカ人のかわゆい子。あの子は左右どちらの回転もクルクルと器用に回っていましたよね~

さてさて、お話変わってこちらは里山では2回目の発見という超珍鳥の『クマタカ』君。
まさに威風堂々の飛翔です。過去にkunichanが一度だけ見たことあると聞いていたので、ビオトープが始まって以来2回目となる貴重な記録。



最初見つけた時は里の家の北側上空で、遥か彼方だったので、「今日もノスリが飛んでる~」とボヤ~ンと眺めていましたが、「れれっ?あれって!」その直後には「で・で・で・出た~~~!」

そうです、私がここで見たのはもちろん初めて!だから興奮しちゃってもう大変!周りには人っこ一人いません・・・ってことは、このクリスマスプレゼントは独り占め~!ムヒヒヒ~!

なぜ貴重なのかというと、クマタカが飛ぶ環境は絶対に自然が豊かでなくてはいけません!
クマタカは森林生態系の頂点に位置しています。そのため「森の王者」とも呼ばれています。

翼開長はトビと比べるとクマタカのほうがやや大きい程度で、ほとんど同サイズ。それにしては随分と印象が違うでしょ? まあ、そこが並みと王者のちがいでもあるんだけどネ!


こちらが例の「唐揚げトンビ


このクマタカ君は見ていると左回転しか回りませんでした。だから今回のクマタカ君は右利きなのであ~る!・・・これホント!

クリスマスリース


クリスマスと言えばリース作り

リースって輪になっているんだけど
面倒くさいのでピンだけで留めてみました。

材料は、里山自生のサルトリイバラ

リースの材料としてはサンキライ(山帰来)として
園芸店などで売られているようです。



さてこのサルトリイバラ
里山で採集してからもう一ヶ月ぐらいたつのに
まだこんなにきれいな赤

そして一つの実も落ちてこない。
これはなかなかのもんですよ。


リースが輪である意味は、

「始めも終わりもなく、永遠に続く神の愛」

そしてそこに赤を使うのは

「太陽の炎」「キリストの流した血」

本来は柊の実を使うんですよね。


さてこの超手抜きクリスマスリース

我が家の台所入り口前に勝手に飾ったのですが

我、同居住人は全く興味なし!

夫のやることは何事につけ

「迷惑なだけ」

なのであった。これからどうしましょ・・・???



冬至と言えばゆず湯

昨日は有馬記念は覚えていたので、ビデオをとっておいてあとからじっくり観戦!
でも冬至のことはすっかり忘れていたわい! そのために2週間前から買い置きしておいた「ゆず」はそのまんま! 24節気を忘れちまうなんて・・・! こういうところで、すぐにうすっぺらい知識のメッキが剥がれちまう~!


これが冷蔵庫に忘れられたままだった「ゆず」 暖かい風呂にはいつ入れてもらえるのかな?

普通、毎日買い物に行く主婦だったら、前日あたりからスーパーにゆずが並ぶので「ああ、そろそろ冬至か~ じゃあカボチャ料理でも作るとするか!」と気づくよね?
そこへいくとさすがは我が同居人!
「スーパーにゆず売ってなかった?」の問いに「そういや売ってたけど、それがどうかした?」と、言うだけで、冬至と結びつく気配は全く無しの能天気!

そんなだから大事な旦那さまの誕生日はおろか、子供の誕生日も忘れてあとから怒られる始末!
まあそんな細かいことはどうでもええんだけどさっ! フン!

ゆずは強い香りがする植物なので、邪気をはらうという風習があるそうな。
それとゆず湯に入ると1年間風邪をひかないといわれてるんだって。
ゆずには血行を促進して冷え性をやわらげたり、体を温めて風邪を予防する働きがあり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果も。?美肌と聞くと関心を持ったアナタ! 今夜あたりいかが?
いいことだらけじゃん・・・わが家は今夜も忘れちゃったから、明日ゆず湯にしなくちゃ!


ガラリとお話変わって、こちらは『キアシブトコバチ』。
鱗翅目の幼虫に寄生すると言われています。大きさは6mmくらいで超オチビのハチ!
体が太くて丸くてお尻もでっかくて・・・いつも見慣れた体型にそっくり!




里の家の土間の柱、その割れ目の中にある白い半透明なのは何かの抜け殻!
キアシブトコバチ君たちがこの周りにたくさんいたけど、どんな関わりがあるんだろう?
もしかしたらコバチネエチャンが寄生したサナギの跡? そのサナギを食べてコバチ君たちが羽化した跡? 誰か知ってたら教えてね!








干し柿の秘密

これでもかぁ~っ!と言うぐらいにしつこく登場する

里の家干し柿

なぜこんなにこだわるのか?

それは、うまい!から・・・・


さてその干し柿

渋柿を干して甘くして食べるわけですよね。

じゃぁなぜ渋いのが甘くなる?
日曜日のNHK・・・「うまい!」で
始めて知りました。

それによると

渋柿にはもともと渋みの元になるタンニンと
糖分が一緒に含まれている。

その渋柿を食べると水溶性のタンニンが唾液に溶けて
渋い!と感じる。糖度は消されてしまうのです。

でもこれを干して乾燥させると
タンニンが水溶性から不溶性に変わり
食べても唾液に溶けず渋みを感じなくなる。

そして同じく干すことで水分が抜け
含まれている糖分の糖度がグッと増す。

はい、これで干し柿の完成!
あまぁ~い!うまい!となるわけです。

うん?何を言いたい?

「渋柿を干すと渋みが全くなくなって甘みに変わる!」

って私は思いこんでいたわけ。


それが違うと言うことがわかったのが嬉しかったノダ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この干し柿

問題点は食べる人の高齢化らしいですよ。

若い皆さん、ドンドン食べましょ!
ホントおいしいから・・・

来年の干支

いやはや、「オルフェーヴル」のダントツの強さには、お口あんぐり! 8馬身差とはホントにすごいっす!

さて、そんな馬の顔のおでこや、おでこから鼻まで届く白い模様。あれってなぜできるの?というのが朝日新聞に載ってました。
おでこに丸いのは「星(ほし)」、曲がっていると「曲星(きょくぼし)」、輪になっていれば「環星(かんぼし)」形が乱れていると「乱星(らんぼし)」
ひたいから鼻まで白いと「作(さく)」って言うんだってさ!
この部分は色素細胞がないために発生し、「マーキング」と呼ばれて馬の識別に使われているとのこと。ちなみにこの白い模様は生まれてからずっと形が変わらないので、馬の戸籍簿にはその模様の名前が書きこまれています・・・とさ!



お話変わって、これは『マダラカマドウマ』。漢字で書くと「斑竈馬」。成虫でも翅がありません。

背中の形や細長い顔などから跳ねる馬の姿を連想させ、古い日本家屋では竈(かまど)の周辺などによく見られたことから、こんな名前が付けられたようです。子供の頃はよくこれを追っかけ回しました。けっこうすばしっこかったな~。 
別名は「便所コオロギ」・・・誰じゃ~!こんな名前を付けたやつは!・・・すっごくカワイソウ。

夜行性で、身を隠す閉所や狭所、暗所、あるいは湿度の高い場所などを好むため、木の洞、根の間、洞穴などに生息し、人家その他の建物内にも入ってきます。

里の家のような環境ではまだこの虫を見ることができます。なんせ隙間だらけの家だからどこからでも入ってこれちゃうんだよね~








こだわりの数え方 その4

そしてさらにややこしいのが、小型動物で「匹」のはずの「ウサギ」は何故か「羽(わ)」!
この解説も「数え方辞典」から引用させてもらいました。


里山にはこんなかわいい『ノウサギ』が住んでます。

ウサギを「1羽」「2羽」と数える由来には諸説あります。獣(けもの)を口にすることができない僧侶(そうりょ)が二本足で立つウサギを鳥類だとこじつけて食べたためだという説や、ウサギの大きく長い耳が鳥の羽に見えるためだとする説などが有力です。

それだけでなく、ウサギの数え方の謎は、ウサギの名前の由来とも少なからず関係があるようです。 ウサギの「う」は漢字の「兎」に当たるものですが、残りの「さぎ」はどこから来ているのかはっきりしたことが分かりません。

一説では、「さぎ」は兎の意味を持つ梵語(ぼんご)「舎舎迦(ささか)」から転じたものだとか、朝鮮語から来ているとされています。
さらに、「さぎ」に鳥のサギ(鷺)を当てたとする俗説まであります。仮に、ウサギが「兎鷺」と解釈され、言葉の上では鳥の仲間と捉(とら)えられていたとしたら、「羽」で数える習慣が生まれても不思議ではありません。

現代では、ウサギを「羽」で数えることは少なくなり、鳥類とウサギを「羽」でまとめて数える場合以外は、「匹」で数えます。



ノウサギの「フン


じゃあこれはどうやって数えるのかな?・・・と、調べてみたけどさすがの「数え方の辞典」にも載っていなかったわい・・・フンッ! 大豆のようだから「粒」かな?



ついでにややこしいのを、もう一つ見つけた~!
クジャク」は鳥だから「羽」が一般的だけど、過去には「」とも呼んでいたそうな!
何故かというと、あの開いた羽を扇子に見立てたんだって! もちろん扇子の数え方は「面」とか「枚」だけど、これは広げた時の話で、閉じた時は「本」だってさ!ああ、ややこしい~ フン!


学力テスト Vol.74

普段の生活の中で一番軽いものって何だろ?って思ったら1円玉!・・・この重さが1gってのは、ご承知のとおり!

ちなみに我が家にある「はかり」の中で一番細かく量れるのは郵便物用の計量器で、ひょう量:200g、最小目盛:2gと書いてありました。これで今回の虫たちの体重が量れるかなあ?


今回は虫の体重をクイズにしようと思ったけど、どれも1円玉よりも軽いので困った困った!
どんな形のクイズにすると面白いのか考えたけど、思いつかないのでとりあえずは直球勝負!



例えばこの『ツバメシジミ』ちゃんだけど、乗っているのを承知しているから重さを感じるけど、目をつぶっていたら全然判りっこありませ~ん! 
言わば視覚と触角で乗っているのをかすかに感じ取るだけ! 肝心の重さはというとデータがないので判らないけど、モンシロチョウが0.1gだからそれ以下は確実!

一度体験するとこんな虫たちがどうしてこんなに軽いのか?ホントにこれで生きて行けるのか?と自然の不思議に唸ってしまうことでしょう。
だからあなたもチャンスがあったら、クモでもゴキブリでも手のひらに乗せて体重を感じてみてね!

クイズでは、あまり体重差のないヤツは除外したので簡単になりすぎちゃったかな? さあ直感勝負じゃ~! 


A:クマバチ



B:ナナホシテントウ


C:シオカラトンボ


D:オニヤンマ



E:セイヨウミツバチ


重さはこちらから:
① 0.04g  ② 3g  ③ 0.08g  ④ 0.6g  ⑤ 0.25g













こだわりの数え方 その3

さてさて、あるネットを読んだら「昆虫類の数え方」は、学術的な表記では「1頭、2頭・・・」で統一されているそうな。え~っどれもそうなの? ホンマかいな?

数え方辞典」では「チョウは頭で、高価なカブトムシやクワガタ、昆虫学的に希少な個体も頭でかぞえることがあります。学術的な論文などでは「個体」で数えます」と書いてあったぞ~!
とりあえずこちらの方を信用しようかなっと。

だからってこんなのに従うことはありませんぞ! このブログなんて学術書にゃ遠く及ばないんだから、あえて逆らって「1匹、2匹・・・」でいきましょう!

蛇足ですが、昆虫の『ハネ』は全般的に『羽(はね)』ではなく『翅(はね)』と書く。その為なのか、翅(はね)があっても1羽とは数えない・・・とも書いてありました。おお、サブッ!

そしてここらあたりから段々と話がややこしくなってくる~!
陸生動物は「頭」と「匹」が混在しているのです。一応、ざらっとの線引きはしてあるらしいけど、例えば大型犬は「頭」で、中型と小型犬は「匹」。ライオンやトラでは大人は「頭」で赤ちゃんや子供は「匹」!

サルも大型だと「頭」で、中型や小型は「匹」なんだってさ!
じゃあ猫は?・・・というと「匹」だけというから、どうやらここらあたりの大きさが境になっているらしいね~! うげ~、覚えきれない~!


鳥の撮影中に出会った、まだうら若き乙女ネコ? だからこれは「1匹」

こだわりの数え方 その2

数え方についての続報。
』について前回紹介した「数え方辞典」にくわしく掲載されていたので要約してみます。

「匹」という漢字はふたつのものが対になっていることを表します。例としては① 織物2反で「1匹」と数えたり、② 「匹敵」というのは2つのものが互角であるという意味。

それをなぜ動物を数えるのに使うのかというと、昔の人にとって馬は生活に欠かせない動物。荷車を曳かせたり、農耕をさせたりと人はいつも馬の後姿を見ていました。
すると馬の尻が2つに割れていることがイメージとして強く焼き付き、① 2つに割れた尻を持つもの、そして② 綱に繋いで引く動物という意味もあわせて、馬を「匹」で数えました。

「源氏物語」や「今昔物語集」にも馬を「匹」で数える用例が見られます。そこから「匹」は馬だけでなく、広く生き物を数えるのに用いられるようになりました。

一方で大型の動物を「頭」で数える歴史は浅く、夏目漱石の時代にはまだつかわれていませんでした。それは前回書いたように英語の影響をうけたからだと考えられています。
20世紀に入ってから、西洋の動物学などの論文で「head」と書かれた部分が「頭」と直訳されました。それを読んだ日本人が、馬や牛のような大型の家畜が「頭」で数えるなら、当然ほかの大型の動物も「頭」で数えるべきだと考え、今日の「頭」の数え方が定着していったと考えられています。

じゃあチョウを「頭」で数えるのは何でじゃ?・・・だからそれは昨日書いたように、学者とかコレクターが使っている、どうでもいい専門用語なんだってば!我々が使うのは「匹」で充分なのであ~る!


最近ちょくちょく里山でも観察される『ニホンカモシカ』君。彼は「1頭、2頭・・・」と数えるけど「1匹、2匹・・・」でも一向に構いませぬぞ。ただし「1個、2個・・・」とだけは、ずぇったいに数えないでね!

なんでもかんでも「1個、2個・・・」と言えば済むと思っている今どきの情緒なしの若者よ!
もっと日本語の歴史を大事にしようねっ! フン!

こだわりの数え方

皆さんはチョウをどうやって数えてます?
「1匹、2匹・・・」?それとも「1頭、2頭・・・」?どうでもよさそうだけど、ちょっと気になるでしょ?

友人のチョウ屋さんが「頭」で数えるのをいつも不思議に思ってました。この人はそれなりの専門家なのでトンボの「抜け殻」も「羽化殻(うかかく)」と呼ぶべし!・・・と教えてくださいます。
「へへ~、さいですか!」と返事をしつつも、5秒も経てば「抜け殻」という言葉に戻ってしまいますがね!・・・馴染めない単語は覚えられないんじゃい!


よって、これはヤンマの「抜け殻」ではなく「羽化殻(うかかく)」といいます。

さてさて、今回見つけた「数え方の辞典」飯田朝子:著という本によれば、ほとんどの昆虫は「匹」で数えるのが一般的だけど、チョウは「頭」で数えるのが慣用的・専門的なんだってさ! フ~ン!
では何故そのように呼ぶか・・・かという理由がこと細やかに書いてあったのでチトご紹介!

そもそも英語では牛を数えるのに「one cattle、two cattle・・・」かと思いきや、正式には「five head of cattle」というように「head」で数えるんだって! 

英語なんてそんなデリケートじゃなさそうだし、そんなもん「one cattle」で充分いいじゃん!と思ったけど、どうも違うらしい。

西洋の動物園では、飼育されている動物を数えるのに前述のような、日本語でいう頭数で数える習慣があるのだそうな。
展示しているチョウの標本も同じ発想で「head」で数えるようになったということ。

そのうちに昆虫学者たちが論文などでもチョウの個体を「head」で数えるようになり、それを20世紀初頭に日本語に直訳したものが現代の日本語に定着して「頭」で数えるようになった
・・・という説が有力!  
と書いてありました。

でも可愛い女の子が「あら~! 1羽のキアゲハが翔んでるわ~、すっごくきれいね~!」と言ってくれると、こっちの方がとっても情緒があっていいんだけどな~!
彼女の純粋な心のうちではこのチョウは鳥と一緒で美しいものの一つなのであ~る。
だから鳥と一緒で数え方もごく自然に「1羽、2羽」となっちゃうってわけ!


この『キアゲハ』は、専門的には「1頭」とカウントする・・・らしい。

しかし外野が何やかやと言っても、そもそもチョウにとってはヒトから何という名前で呼ばれようと、どう勘定されようとまるで知ったこっちゃないのであ~る!