アリが大好物

ハエトリグモが獲物の一つとしてアリを捕るのはそんなにめずらしいことじゃないらしいけど、まだ見たことないなあ。


でもこの『アオオビハエトリ』ネエチャンはアリを専食・・・すなわちアリしか食べないのであ~る。
ミサゴというタカが魚しか食べないのと同じってことじゃねっ!


行動を見ているとけっこう笑っちゃいます。両方の前脚(第1脚)を万歳しておいでおいでをします。こんなんでアリをおびき寄せるのかなあ?

獲物としてはアミメアリからクロオオアリまで、果ては外来種のアルゼンチンアリまで食べるんだって! アルゼンチンアリはまだ浜松では発見されていないらしいけど、こんなのが侵入してきたら大変! アオオビ君にいっぱい働いてもらわねばなりませぬ!


こちらはオス。メスよりも一回り小さいですが、胴体が玉虫色に輝いてそれはそれは魅力的!

なんとこの「アオオビ」君。先日、我が家の庭先で見つけちゃったい! これぞ灯台下暗し!!
しっかりとアリを捕まえて、スタコラ物陰に逃げて行くところでしたぞ~!

物忘れの実験

 この前ラジオで、一龍斎貞水さんの怪談話を聞きました。面白かった~! さすが人間国宝です!私しゃお化けが大っ嫌いだけど、なぜかこういう話には興味があるんだよね~ 
でも寝る前だけは聞かないようにしなくっちゃ!

さてさて、これは『ハグロトンボ』。
オスの尾(腹部)は、暗いところでもこんなふうに妖しく光っています。


これならメスへのアピールも充分!


それに比べて、メスはオスのように尾が緑色に光ることはありません。あくまで質素に控えめに!

このトンボ君たち、いつものシオカラトンボとかショウジョウトンボに比べて翅の閉じ方が異なっているって気づいてた?
 

ショウジョウトンボ』のオス 翅を水平に開いて止まります。


 そう!このように翅を体の上にたたんで止まったり、半開き状態で止まるのはカワトンボやイトトンボの仲間たち。この仲間は横から見ると胸が三角形になっていて、そこから生えている翅は斜め後ろに向って伸びているのが特徴です。
 これらのトンボは翅の形が前後とも、まったく同じなので「均翅亜目」(きんしあもく)といいます。
「翅脈」もちょっと異なっていてこんなふうになっています。




んっ、よく見えないじゃん!・・・って?


じゃあ、これならどうじゃ!


こちらは『ショウジョウトンボ』で翅脈はもちろんのこと、前後の形も異なります。
だから、こちらを「均翅亜目」(ふきんしあもく)といいます。


 ちなみにカワトンボやイトトンボの仲間のことを「とうすみとんぼ」と呼ぶんだって。初めて聞いたわい! 漢字では「灯心蜻蛉」と書いて「とうしんとんぼ」とか「とうしみとんぼ」と読み、これが変化して「とうすみとんぼ」になったらしいっす。

 チョウのようにヒラヒラとかフワフワと翔ぶのも特徴で、これは4枚の翅を同時に開いたり閉じたりしているからで、閉じた時には体が下に落ち、開くとまた浮くからなのであ~る。

 さて、本日いろいろ学習したことをいくつ、いつまで覚えていられるかな? 
明日になったら忘れちゃったってことくらいなら全く問題ないけど、3歩歩いたら忘れちゃったい!なんて言わないでちょ! 

学力テスト Vol.60

今日、仕入れた『物忘れ対策』についてのご報告! 言ってみれば認知症予防ですかな。

運動は最も広範囲に脳を使うエクササイズ!
ウオーキングは全身に良い効果があるだけでなく脳にも、とても良い効果がある。
運動をすると脳の中で神経細胞が元気にするホルモンが出てきて、「前頭葉」や記憶に関係する「海馬」などの神経細胞が増してくる。その結果、脳全体の機能がよくなる。

それと、人はほめられるとドーパミン(神経伝達物質)が新しくできる。これはやる気や学習意欲鵜を高める効果がある。だから目標や課題を楽しむことも大事。
それにほめた方にもドーパミンが出る。だからジャンジャンほめる!

ふ~ん、そうなのか!じゃあ「徘徊」って言われなきゃ問題ないってことだな??・・・と一人納得!

さてさて本題。今日はクイズの日。こんなしょうもないクイズが脳の活性化にお役にたっているのかは、まるで自信がないけど、とりあえずは出題するときに多少なりとも前頭葉を使っているので、私にとっては少々ですが効果があると思われます。

前回に引き続き、超カンタンなのでヒントはありませ~ん! ではご検討を!

A

B

C

D

E








ヒラタアブSPの空中ランデブー

ホバリングの名手『ヒラタアブの仲間』ともなると、こんな芸当もできます。
自分と同じ体重の彼女をぶら下げてのなかよし飛翔!! 愛があれば重かないやい!


この遊覧飛行は仲良くしてくれた彼女へのプレゼント!?
彼女も自分で翔ばなくてもいいので楽チン楽チン。されるがままにおとなしくしています。


ただし「顔面のわしづかみは止めてくれ~」って彼女が泣いてるようにも見えます。


大切な彼女だったらもう少し気配りしましょね~!


こちらが吸蜜中のオス

問題児お披露目

里山の作業の中で
今年になって頻繁に登場する
クロモとアメリカオオアカウキクサ

どんなんじゃぁ~?って思っている方も
多い?かな。

・・・・なんて勝手に思ってここにご紹介

じっくりご覧ください。

クロモ

トチカガミ科の水草

地中に根を張る仲間です。

もともと里山には無かったのですが
他から持ってきて移植。

これが問題の始まり。

増えるわ増えるわ・・・・ビックリどころではありません。

さてこの水草

アメリカでは侵略的外来種に指定されているところもあるみたい。

でも日本ではそのアメリカ産のオオカナダモに押されたり
水質汚染などで数を減らしている。

意味わかりませんネぇ・・・

こちらはアメリカオオアカウキクサ

・・・のはず。

アカウキクサには数種類あるのですが
私には判断ができません。

なんとなくアメリカオオアカウキクサってな感じなのです。

この名前からわかるのは「アメリカ産の大きな赤い浮草」ですよね。

浮草だから当然水に浮いて漂います。
赤いはずなんだけど最初はこんな風に緑色です。
少し経つと赤とか赤茶色になります。

これもビオトープを始めたころは見受けられなかったのですが
数年前から出没。

ほっておくとビオトープの水面が全く見えなくなるくらいに
繁殖してしまいます。

もともとこのビオトープにやってくるカルガモが
どこかから運んできたものだと思うのですが
真相は確かではありません。

写真から見るとこんなにスカスカ状態?
大丈夫じゃん・・いやいやそんなに甘くはありません。

静岡の麻機遊水池は
一面これに覆われているのであった。

巣立ち直後

久しぶりの鳥を出しちゃおかなっと!
いきなりですが、これ誰だか判る?


まだシッポも生えてない! これだけじゃいささか無理か!


じゃあ、これなら判るかな?


こちらがヒナを心配そうに見つめる『メジロ』のママ!

今年は少雨



24日は久しぶりに雨が降りました。

残念ながら恵みの雨とまでは
いきませんでしたねぇ~。

里山全体が少し煙っています


雨に洗われて輝く?かやぶき+トタンぶき屋根



ここだけ集中豪雨

このカメに入れたのは
アサザだけと思っていたのですが
なんと今年になって
トチカガミが浮かんでいます。

里の家に行ったらカメをじっくり観察して下さい。
二種類の植物の葉っぱが浮かんでいるはずですよ。


そうそう、昨年無理やりにここに押し込めた

カワバタモロコ

今年も元気な姿が見れましたヨ。

餌なんか全くやっていないのに
何食べて生きているんだろう?

これも不思議。

ホバリングの名手

ホバリングの名人といえば、このハナアブの仲間はかなりの上位にきます。
そのハナアブの中でも、この『ナガヒラタアブ』は里山でもたまにしか見かけない、ややレアもの。ただし、このエスパルスカラーは目立つ色なのでチラッとでも目に入れば判ります。
そしたら「おおっ出た~!」とばかりにパパラッチ開始!



このホバリング能力はなわばりを保持することが大きな理由らしく、さらにそれをメスに誇示するためにやっているんだって!



だからホバリングを開始するとなかなか止まってくれませ~ん。こんなところを撮るにはこちらも粘り強くナガヒラタアブ君が疲れるのを待つばかり。 だからこちらも疲れるノダ~ ・・・フィ~


甲虫の翅の不思議 その2

前回に引き続き、今度は『ナナホシテントウ』君が翔んだ時の写真でチェックしてみましょう。

 
のんびりと日向ぼっこをしていますが・・・


やおら、翅をおっぴろげました!
鞘翅よりも長い後ろの翅が出ています!
と、いうことは普段は鞘翅の下に後ろ羽を畳んで収納しているということ。


「とりゃ~!しゅわっち~!」と翔んだ!・・・筈が、れれれ? あらぬ方向へ


慌てて翅の裏へ着地・・・ああ危なかった~!


かなり動揺したせいか、それとも見られて恥ずかしかったのか、しばらくは動きませんでした。


さてさて、御茶目なテントウムシ君のことは横に置いといて。
人工衛星の大きいパラボラアンテナを地上から発射する際に畳んで持って行って、宇宙に着いてから広げるという作業をしているけど、これに使われているアイディアが「ミウラ折り」と呼ばれる収納方法で、もとは折り紙からの発想なんだって! ここにも日本人の知恵が発揮されているなんて、ちょっといい気分。
身近なところでは大きい地図の畳み方を想像してもらえばいいかな? 端と端をもって広げるとビロ~ンと広がるあの折り方!
昆虫の場合は、この折り紙の発想をはるか太古から使っているということなのであ~る。



甲虫の翅の不思議

甲虫の翅は前後に4枚ありますが、前の部分は後ろの翅が傷がつかないように硬くなっていて「鞘翅(さやばね又はしょうし)」と呼ばれる器官になっています。

あの刃物の身を包む蔽い(おおい)のことを「鞘(さや)」っていうでしょ? あれから来ている名前です。 ちなみに日本刀に使われている鞘の材質はホオノキ。強さが硬度、それに漆塗りなど表面に仕上げをするのにも適する抜群の素材なんだって。

今回はその翅を『ゴマダラカミキリ』君でご紹介!

 
おやっ、何やら動きがぎこちなく固くなり始めました。


6本足をしっかりと踏ん張って!


あれっ?まだ離陸への心の準備がまだなのかな?
右足を上げたりせて緊張を隠せませ~ん!


いよいよ離陸直前! チョロっと「鞘翅」を広げました。


ビロ~ン! さらに広げた~!


ウイ~ン! 離陸のためエンジン全開~!

この次の写真、ざんねんがながらピンボケのためお見せできませ~ん! ゴメンネ!


得した気分にさせてくれる子

ムラサキシジミ』 春や秋には葉の上や石の上などで開翅して日光浴をするのをよく見かけるけど、この時期にこんなことをしてるのはあまり見かけません。
たいてい夏は涼しい日陰にいることが多いようです。

成虫で越冬し、5月以降で第1化(その年の最初の羽化のこと)の成虫が出始めます。年4~5回の羽化をするらしいので、こんな新鮮個体がいてもおかしくはないけど、やっぱり見つければうれしくなります。


裏はこんなに地味・・・じゃなくてシック


チラッとでも青いのが見えようもんなら「おおっ、やった~!」と、まるで偶然パ〇チラを見ちゃったようなすっごく得した気分!
たまにヒメジョオンで吸蜜してるのを見かけたけど、そこではこんな風に開翅していることはほとんどありません。


今回のは前翅の黒帯が大きいのでオネイサマ

このマリンブルーから南の海を連想して涼しさを感じようかね~っと!
「バ~カ!南はもっと暑いんだい!」 ・・・でしたでした。デヘッ!

トリフン その4

土曜日にハッサクの木で「トリノフンダマシ」を見つけ、TAKAジイを呼んで見せたら「おおっ、すっごく久しぶりじゃ~! ホントにかわゆいの~」と喜んでくれたけど、イチジクには、もっと大物がいたんだね~ グギギギギ~~~~!!


これがハッサクで見つけた『トリノフンダマシ

じゃあ、これは何か判るかな?


こちらは『オオトリノフンダマシの卵のう』 すなわち、この中に卵がいっぱい入っています。

昨年は、里の家でまずこの「卵のう」を見つけ、付近を探したら・・・いた~~!!


じぇじぇじぇ~、大カマキリの生首だ~!!
・・・じゃなくって、これが『オオトリノフンダマシ』のご本尊!


そしてこの日の圧巻はこれ!

なんとなんと夜行性である筈のオオトリのママが動き出したのです!
今までフンダマシの仲間が動き回っているところなんて見たことなかったのでビックリ仰天!


このママ 産卵でお腹がすいたので網を張ろうとしてたのかな?

もちろん『トリノフンダマシ』以外は、昨年撮ったもので、今年ではありませぬ!


トリフン その3


hideさん投稿の


に続いて第三弾

オオトリノフンダマシ

オオが付くくらいだから
トリノフンダマシの仲間では
一番でっかいのかな?


こちらのオオトリノフンダマシの彼女

里の家のイチジクの葉っぱの裏に
ピタッとくっついていました。

なぜ?
そう、昼間はお休み中だから。

夜になるとゴソゴソと動き出すのです。

そして
こちらのデザインは名前の由来の鳥糞というより
目玉模様と言った感じなのだ。

私にはカマキリさんの目玉と言うか
顔に見えるのだけど
皆さんはどうでしょう?

もしカマキリだったら
正式名称は

オオカマキリメダマダマシ
もしくは
オオカマキリガンメンダマシ
となるはず

間違いなし!

最近よく虫さんの名前が変更されているから

この際、こちらも変えましょ!

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あっ、そうそう忘れてた。
こちらはクモさんの仲間ですよ。

足が八本
見えるでしょ!?

そんなわけねぇかぁ~!






草食怪獣ゴモラ

幼虫はデビルマン・・・というか、背中の人面模様がカッコイイっしょ! これってアフリカの武族の盾にも使われていそうなチョベリグなデザイン!

成虫は過去何回か見ていたけど、幼虫をじっくりと見たのは今回が初めて・・・ラッキ~!!
まだ赤味が残っているので、たぶん4齢~5齢くらいだと思われますが、もうりっぱな角をあつらえてます。



成虫はこんな風に、戦国時代の武将の兜を思わせるようなカッコよさです。
ウシの角を思わせる風貌から『ウシカメムシ』と名前が付けられました。
怪獣ゴモラにも似ていて、ずっと見ていても飽きないというか、カッコイイですね~! 
ちなみにゴモラとは、ご存じウルトラマンの強敵なのであ~る。



これでカブトムシくらいの大きさだったらカッコよすぎて子供にも大人気!? 
ウシカメムシ』君にとっては、この8~9mmのサイズで、騒がれなくてよかったのかも?


ところで本題!このカメムシにも「単眼」があります! 見えるでしょ? えっ? ボコボコの模様ばっかりでよく判らんだって? そういう時はしっかりと心眼で見るのであ~る!


どう?見えた?左右のオレンジ模様の上の赤いボッチが単眼で~す!でしょ?